続・笑う蜘蛛の糸

1969年生まれの私、
潮風太子が第2団塊世代特有の視点で書く
コッソリ系ブログです。

ターニングポイント

2017-03-31 18:07:00 | インポート
お久しぶりの更新となってしまいました。

多忙な上、腰痛(激痛)になるわ、
そのうち春休みが始まってしまわ、
夜もパソコンを占拠されてしまうわで、
なかなか更新できず、
おいでいただいた皆様には大変失礼をいたしました。

さて、早速本題へ。
この春から上の「あんちゃん」が小6、
下の「ウリ坊」が小2となるので、
さすがに、もう「いらない」だろうということで、
幼児期に遊んでいた「オモチャ」の処分を決断。

当初はリサイクルショップに売って・・・などと企んでいたものの、
いざ、処分するために整理してみたら、
損傷、破損、欠損著しく約90%以上売り物になるようなモノでなく、
しかも大量ということで直接、ごみ処分場へ持参して処理するハメに。

この重さ、処分場にて計測したところ実に76kg!(上の画像)
軽貨物車で運ぶも御覧の通りパンパン!!
しかし、ここで重大ミス!
あらかじめタイヤの空気圧を高めにすることをウッカリ忘れてしまい、
ドサっと積んで輸送中、ごみ処理場目前にて右前輪がパンク。
とりあえず「ゴミ」を処分したのち処理場の駐車場で、
スペアタイヤと交換作業・・・久々のタイヤ交換。
コレがいけなかった・・・翌日アイタタタ・・・という次第。
つくずく子供の成長と共に己の老いを思い知らされることに。

子供の成長といえば愚息(長男)のサッカー。

とうとう最終学年の6年生ということで、
ここで動きが・・・

BチームのキーパーをやっていたDくんが、
「野球をやりたい」ということでチームを退団することになった。
以前4年生のときに書きましたケド、
例のウチのバカ息子と共に「不祥事」を起こし、
共に謹慎処分を食らった「親友」だっただけに、
こちらとしてもガッカリ・・・まぁ本人も相当に悩んだとのことだけれど、
一度しかない人生悔いのないように・・・ということで、
断腸の思いにて決断したとのこと。
退団時、愚息への手紙を泣きながら書いてくれたという。

結局、その不祥事の件がキッカケとなり、
ウチの愚息との謹慎中、
別の子の台頭もあって、
キーパーのポジションを奪われたDくん。
彼はAチームへ再昇格できなかった。
本当に申し訳ない気持ちで一杯です。
バカ息子の親として。
m(_ _)m

そのほかにも、あと2人が「中学受験」のため退団。
もちろん愚息と同じBチームの選手。
ドラマ下剋上受験の通り中学受験は、
5年生から始まるので、
この時期が限界だとのこと。
いやむしろ「出遅れ」だという。

要するにAチームへの昇格が絶望的となった状況に、
むしろ、このチームのネームバリューを利用して受験をした方が、
「得策」というのが彼らの考え方。
これは例年のことでもある。
「この学校の受験のためにサッカーを辞めさせました」は、
面接時の常套句である。

ではAチームはどうか・・・というと、
最近、某Jリーグチームのスカウトが練習場や試合会場に、
チェックしにくるようになった。
当然、Aチームの選手たちのモチベーションは上がる一方。
いよいよプロサッカー選手への道が見えてきた。

ということは、
もうウチの愚息含めBチームの選手たちが、
Aチームへ昇格することは無くなった、
ということも同時に意味する。
試合も合宿もコーチも、ほぼ別行動になるためだ。

もちろんウチの愚息が練習をしなくなったコトは書くまでもナイ。
連日ゲーム三昧、個人練習もしない。
テキトーにやってても怒られもしないし、
試合に勝っても負けても所詮マイナーなローカル大会では、
結果を一切求められることがナイので、
これではモチベーションも上がらないし、
三浦カズの言うトコロの「もっとうまくなってやろう!」とも思わなくなる。
もはや参加することに意義がある。である。
散財も甚だしい・・・

民間のクラブチームゆえに試合には出られる。
「お客様」でもあるので。
その上、厄介なことにチームのネームバリューはあるので、
腐っても鯛で学校では、とりあえず一目置かれる存在。
アホな愚息にとっては己のアイデンティティを守る
唯一の最強アイテムだから本人も辞めたいとは絶対に言わない。
もはや「名前」にしがみついてるだけなのだ。
情けないハナシで…
こちらとしては、さっさと辞めて次に移ってもらいたいのだけれど・・・

中学受験しかりサッカー「受験」しかり、
レースは小学5年生から始まっているということ!
これは確かだということが今回分かった。

いやいや、もっと正確に書くと小学1年生から始まっていた。
と書いた方が正しいか?
小5の今から野球始めてもレギュラーは厳しいけど、
それでも頑張れるか?とDくんは、
野球チームの監督に入団時、
念を押されたという。
つまり、日本もそういう時代になったのだ。

最近、
千葉県立幕張総合高校の受験において、
スポーツ特待生優遇により、
「正規受験」の受験生が合格圏内から、
弾き飛ばされる不公平な受験が行われていると、
マスメディアが批判的に報道した。

一見すると、もっともそうなハナシに思える。

かつての古い考え方の人達からすると、
「正々堂々」だとか「平等」だとかという屁理屈が成立するものの、

案外とネット民たちは冷静で、
こんな風にマスメディアの報道を揶揄していた。
もちろん、こんな「常識コメント」は一切報道されることはナイ。
ワイドショーのコメンテーターの台本にもナイ。

むしろレースが小学生の時点で始まっているということを、
「純情無垢な受験生」には予めキチンと教えてあげない周囲に、
問題があるのだが・・・

以前にも書きましたケド、
一応、
おさらいで手短にこの手の受験の仕組みについて改めて一筆。
(注・千葉県に限って?のハナシですが)

中学受験に失敗、あるいはユース入団試験に失敗。
となると、すぐさま出直し高校受験でリベンジ!となる。
それこそ改めて必死に勉強に励むワケです。
市の代表、県の代表選手を目指すワケです。
が、こういう状況であることを知らない子には、
何のことやら・・・?でしょうね。

千葉県公立高校のスポーツ推薦の仕組みとノウハウについて。
まず3年生の秋までにキチンと「結果」を出すのは当たり前として、
最近では2年生あたりから進学希望高校の練習を「見学」というのがトレンド。
そこで名前を売っておくのは今や常識。
当たり前のことながら、
これは事実上セレクションの意味を持つ。
それとてサッカーの世界だと、
ユースの落ちこぼれという、
ありがたくない称号を背負ってのリベンジとのこと。

かくして3年生に入り、
無事「結果」を残したら、
すぐに県の教育委員会から、
県推薦スポーツ特待生の「賞状」の入手する手続きを取る。

この時も出場する試合や大会には必ず、
査定に関わる関係者や担当職員、
●●協会の会長、役員だとか、
△△連盟の理事一行が来るか否か?など、
事前に情報を入手しておくのが鉄則。
その上で県から「お墨付き」を頂戴するという仕組み。

すると既に相思相愛の関係にある、
「スカウト」したい側の高校の顧問が学校へやってきて、
いよいよ「5者面談」(本人・両親・担任・校長・顧問)が行われ、
段取りの説明を受けると。
そこで「とにかく勉強してくださいね!」と念を押され、
当然のことながら「受験確約」を取らされるそうで・・・
合格最低点圏内ならば例の「伝家の宝刀」で一刀両断!という仕組み。
これでは一般組は更なる上のハードルを、
越えなければ受からない。
もっとも、
これこそがこの強豪校の偏差値アップ、
文武両道の金看板となるカラクリ。

こういうスポーツ強豪校の高校を受験する場合には、
この程度の「基礎知識」は知っておいた方がイイでしょうし、
知り合いに、純情無垢な受験生がいたら、
コッソリ教えてあげることも、
オトナの優しさだと思いますホント。

頑張れ!受験は根性だ!とか安っぽい気休めを言うのは、
よっぽどタチが悪い。
かように思うワケです。
それが現在の日本の地べた目線の現実なのですから・・・・

それぞれのターニングポイントがやってきた今日この頃。
梅は咲いたか桜はまだかいな・・・・
愚息の春眠暁を覚えずは、
眠れる獅子だからなのか?
単にナマケモノだからなのか?
愚息の体たらくぶりに頭がイタイ。
くしゃみする度、腰に激痛が走る…

また来週。


コメント (2)
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穏やかな春

2017-03-02 06:33:01 | インポート

今年も、やはりやってきました。
花粉症・・・
デカイくしゃみが3連発したと思ったら、
それがスタートの合図。
毎年、毎年この繰り返し・・・
とはいえ、

昨年から服用を始めた「アレグラ」。
このクスリのおかげなのか?
これに目薬とマスクで相当に花粉症が緩和されるようになり、
以前のような地獄のような苦しみからは解放されました!
かな?多分・・・・
今年はあらかじめ2箱まとめ買いで準備万端。
4月のアタマまでの辛抱。
約3700円の出費は少ない小遣いの中からは、
ちょいとイタイものの背に腹は代えられず、
自分への投資ということで・・・・




とまぁ当たり障りのナイもっともらしい、
事なかれ主義の内容でヘンだな?と思った方は、
ここの常連の方々(笑)
毒ネタ不要という方々はここまでで。
また次回。


というのも、
先週、書いたネタをアップした途端、
どういうわけかド~ンと消えてしまったので、
ガックリきてお休みしてしまいました・・・という次第。

内容がマズかったか?
文章中に不適当な文面があったからか?
削除された可能性も否定できないので、
今回は冒頭を「ほのぼのブログ」風の書き出しでカモフラージュしつつ、
「アタマ」ではヒットさせにくくさせる書き方にて試してみます。

先日、久しぶりにミャンマー出身のA女史と歓談。
その会話の中で以前から聞こうと思っていた「ロヒンギャ」について質問。
ロヒンギャとはミャンマーにいるイスラム系少数民族で、
今のところミャンマー国内で虐待を受けている民族とされている。
そのロヒンギャが日本へ数多くやってきて政治難民としての認定を、
日本政府に対して求めていると、
最近ニュースで知った。

しかし日本政府は極めて冷ややかな対応と。

慈悲深いアウン・サウン・スーチー女史の国で、
どうしてこういうことが起きているのか?

もっとも、この手のニュースに胡散臭さをついぞ感じてしまう、
性悪な潮風太子は、どうもヘンなハナシだな…
と前々から思っていたので、
こういうハナシは
ミャンマーの人から直接聞いて判断すべきと、
いい機会、早速A女史に聞いてみることに。
これが地べたの目線の考え方。

すると彼女は単純明快にして、
かつ痛快に解説してくれた。
実は彼女はじめ多くのミャンマー人たちが、
この件についてイラついているという。

彼女の解説を簡単にまとめるとこうだ。

まず流浪の民ロヒンギャたちが、
ミャンマーへ緊急避難する形で、
ミャンマー北部の僻地に間借りする感じで住みついた。
これが発端。

しかしそれは、
あくまで居住を認めてあげただけのハナシで、
自国の国民とは同等の扱いはできませんが、
それでもよいですか?と。

それこそ背に腹変えられぬロヒンギャは、
安全に住める場所をお与えいただけるだけで、
ありがたき幸せ。
もう充分にございますとばかりに、
ミャンマーの特定地域に住み着くことに。
あとは自分たちで自立してもらいたいと。

しかしミャンマーも慈悲深い国とはいえ、
ヨソ者をもてなせるまで豊かな国ではナイ。
そうでなくともミャンマーは多民族国家。
当時は内戦などの混乱状況でもあり、
後からやってきたヨソ者たちの権利を優先させるワケにいかない。

かくしてミャンマー人とロヒンギャとの、
住み分け共存生活が始まる。

最初のうちはお互い共存共栄の関係だったが、
しだいにロヒンギャにも教育の権利を、
人権を!と言い出した。
更なるヨソ者たちが彼らに知恵をつけたらしい。

とうとう居候がモノを言うようになりだしたと。

国民IDがなければミャンマーでは、
教育も受けられないし、まともな就職もできない。
あくまで国民ではナイ人達というスタンス。
それでも国が貧しかったときは、
それで良かった。

ところが近年、ミャンマーにも近代化の波、
いや中国、日本といった富裕国が、
ミャンマーに進出してきたことで起きた、
経済格差にロヒンギャたちが不満を持ちはじめた。
彼らには活躍の場そのものが与えられていない。
そこで次の移動先として目を付けたのが「富裕国家」にして、
慈悲深い「おもてなしの国」日本であると。
これまた誰ぞが知恵をつけたのだろう・・・というのが、
一般的なミャンマー人の見方。

日本で難民認定されれば「母国」で待遇以上どころか、
夢のような手厚い難民生活が出来るようになると・・・
そう思ったらしい。

狙いは、かの「生活保護」とな?

そこで彼らが味方につけたのが日本の慈悲深いサヨク系「弁護士」たち。

こうしてネットや大手新聞を使い自分たちの不遇ぶりを伝える。
こんなに酷い目にあっているのです!と。

ところが、その一方で彼らの横暴にして暴力的な立ち振る舞いについては、
一切こちらでは伝えられない。
この手の情報が出かかるとデマだといって即刻削除されるという。
ミャンマー人なら誰でも知っている
「凶悪事件」についても、
それ「デマ」だからで一蹴。
バレそうになると今度はミャンマー政府の非人道的な対応を批判するという、
すり替えで対応。
自分たちが虐待を受けているというニュースは、
率先して国際的人権団体や特ダネ狙いの
大手マスコミを使ってバンバン流す。

さすがに温厚な「正規」ミャンマー人たちもこれには憤る。
これじゃ我々が悪者じゃないか!と。
実際A女史ですら(笑)
何度、「某」新聞社に抗議のメールを入れようかと思ったことか・・・
というコトだそうな。

家もなく可哀そうだから自分の家に住まわせてあげた家主が、
その居候にヨソで悪口を言われている状況に同じ。
「俺はあの家で差別されている」と。

彼らは本当にしたたかだと・・・・も。

「でも日本人イイ人ばかりだから簡単にダマされちゃうと思う」と、
彼女は警告する。
「自分たちは常に正しい・・・曲げない人達だから、
そういうのに日本人慣れてない・・・そこがヤバい」。

今のところ日本には60日ルールによって、
あくまで緊急避難民としての難民でこそ認めているものの、
通常旅券やってくる「自称難民」への難民認定を殆ど認めていない。
これをメディアや人権団体は批判している。
欧米並みには程遠いデスヨと。

「彼ら認めちゃうとドッとやってくる絶対・・・そういう人たち」。
彼女はそう締め括り警鐘を鳴らしてくれた。

能天気な日本人からすると「情けは人の為ならず」で、
これもまた世界貢献と考える。
たとえ年寄りの年金をカットしてでも、
本当に困っている人たちの生活保護費をカットしてでも・・・
インチキして生活保護受給している輩に対しても「優しい国」日本。
重罪での刑期服役を終えシャバに出てきても、
ロクに働かず生活保護でのんびり暮らすことが出来る日本。

日本人の慈悲深さもホドホドにしないとイケナイなと彼女の警告に、
耳を傾けた潮風太子。

我が国のミャンマー人難民の多さはロヒンギャによるもの。
というのも確かに頷ける。

しかし、
これから日本も超々高齢化社会となっていき、
社会保障制度が不安定になっていく。
そこで難民が増え続けていくという構図・・・・
ヨソ者たちの面倒をトコトン見きれるの?
だろうかと…

なんでこんなことを書いたかというと、
連日、大々的に報道されている金正男暗殺事件。

こういうニュースを見て「北朝鮮はそのうち崩壊するだろうな」。
と、ほとんどの人たちは北朝鮮を子バカにしながら、
笑いのタネとして観ている。
自分たちより劣っている連中の「失敗や揉め事」を見るのは楽しい。
コレが多くの日本人のホンネだろう。
イジメの構図の根幹でもある。

さて、では北朝鮮が皆の期待通り「崩壊」したとしよう。
すると、すぐさま日本海を渡って「政治難民」が、
とてつもない数やってくる確実に。

さんざん権力側でイイ思いをしてきた連中が。である・・・
彼らは60日ルールにも該当するし、
間違いなく「政治難民」。
はて、そういう連中を「おもてなしのココロ」で引き受けられるのか否か?

やってくれば当然、ロヒンギャどころのハナシじゃなくなる。
政治難民のハードルを安易に下げるということは、
この国にとって多大(巨大)なリスクを伴う。
そうなった場合、多くの日本人たちはどう考えるだろう?

面白可笑しく「お気楽」にこれらの報道をするのは結構、
ただ、こういうニュースの如何わしさもチャンと感じるように、
我々は常に見ていかなければイケナイこれからは・・・・
なまじ北朝鮮が崩壊されると困るというのが現実である。
ということも認識するべきだろう。

寝たきりの親の面倒を在宅で急に診るコトに・・・
という状況に近い。
在宅介護の地獄は経験した者でなければワカラナイ。
そこで年金受給額の減額・・・とな。
政治難民最優先につき・・・と。
もっと長期的にモノゴトをみなければイケナイ時期に、
この国も突入していることを実感する。

最近のバカッターのニュースやら、
犯罪者にやさしく慈悲深い判決報道の数々を
みている外国人からすると、
なんて「ユルい」国なんだろうと思うのは、
ゴク当たり前のコト。
日本人なんか騙すのチョロい。と…

そういうところに、つけこまれる日本。
今の日本人が思ってるほど、そんなに世界は甘くない。
世界は広くそして、もっと厳しい。

学校の社会科の授業でそういうコトをやらないのは何故だろう?

また来週。


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