続・笑う蜘蛛の糸

1969年生まれの私、
潮風太子が第2団塊世代特有の視点で書く
コッソリ系ブログです。

エセVIP

2016-09-14 10:12:29 | インポート
先週の土曜日チョイとお招きに預かり、
柏の日立台へ・・・
言わずと知れた柏レイソルの本拠地。

柏レイソルVS鹿島アントラーズとの公式戦を、
なんとVIPルームで観戦することに・・・

試合の約2週間前に当家に柏レイソル営業部様から招待状が届き、
当日は「ロイヤルシート」受付口からご入場下さいとのこと。
身分不相応とは承知の助ながら、
不肖、私メと愚息(例の長男)と2人で日立台へと向かう。

当日はドレスコード(正装?)にてお越し下さいとの注意書き。
根っからの貧乏人である潮風太子には意味が分からない(汗)
早速、ググって「ドレスコードとは何ぞや?」から下調べ。
とりあえず念のためカラーYシャツにネクタイを着用して現地へと向かう。

しかし、どう考えてもレジャー施設であるサッカー場において、
この格好は完全に不相応・・・
かといって「先方様」に恥をかかせるような振る舞いはしたくない。

とはいえ、ヤケに現地周辺で浮いていたのは書くまでもナイ。
愚息の方は、いかにもサッカー少年というような格好にして、
サッカー好きをアピールする作戦に出たが、
「柏のユニ着たいんだけど」と言いだし、
カバンの中から「黄色い」例のレプリカを出して、
シャツの上から着る始末。

子供にドレスコードなんて言葉は通用しないらしい。
というか、日立台に来りゃどうしても「血が騒ぐ」ようだ。
一応、レイソルサポなので。

「バカ!今日はそういうトコロで観るんじゃナイんだ」と、
言ったところで馬耳東風。
仕方ないのでVIPルームに入る直前、
スタッフの人に確認と承認を受けることにすることにして、
受付口へと向かう。

19:00試合開始ということで受付が17:30~なので、
それまで玄関前で待つことに・・・
マリーンズでの経験が染みついているせいか、
どうしても時間より前にゲートに行かなければ気が済まない
性格は一生治りそうにナイらしい。
周囲には報道関係者ぐらいしかいなかった・・・
こんな、せっかちなVIPはいない。
試合直前に来るのが真のVIPたる立ち振る舞いなのだろう。

入口近くの駐車場で待っていたら、
ちょうど鹿島アントラーズ御一行を乗せたバスが、
スタジアムに直付けでやって来た!
柴崎や金崎を真近で見ることができた幸運。
しっかし柏サポという立場上、
ここは努めてクールに振る舞うことに・・・

愚息がはしゃいでいたことはご想像のとおり。

17:30に受付が始まるとガラガラの受付で、
受付を済ませエレベーターで4FのVIPロイヤルシートへ向かう。

すると、なんてこたぁナイ!座席に1着づつ柏の黄色い「ビブス」が、
掛けてあり「コレを着用してご観戦下さい」ってなコトだった。

念のため、スタッフのお姉さんに愚息のファッションについて確認すると、
「是非、その格好で応援していただきたくお願いいたします」
と、むしろ歓待ムード。

というか、来る「VIP」来る「VIP」、
ドレスコードなんて格好の人がいない(笑)

むしろリゾートファッションのソレであり、
恰幅のイイ、オヤジが柏のレプリカ着用で堂々と入ってくるほど。
な~んだ!ってなコトで、すぐさまネクタイを外しユニを着用。

あぁこういう角度でVIPは試合を観るのかと、
まるでスーパーハイビジョンのテレビを見るかのような光景に感嘆。

ほどなくウェルカムドリンクのサービス。
車だったので私メはノンアルコールビールを、
愚息はコーラをオーダー。

コーラの入ったコップのふちにカットレモンが・・・
これには愚息が驚いていた。

そういや昔の「喫茶店」でコーラをオーダーすると、
コップのふちにレモンスライスが挟んであって、
それを絞ってレモンの風味を楽しんだものだったが、
最近では、そういう粋なモノがめっきりなくなった。
メニューにはワインやビールもあって、
当然のことながら飲み放題。

ウェルカムドリンクの直後に今度は「お弁当」のサービス。
「軽食をご用意してあります」と招待状には書かれていたが、
とても軽食とは言い難い「けっこう高級」な弁当が出てきてビックリ!

試合が始まると室内の照明が落とされて、
いかにもVIPルームってな雰囲気に。
大井競馬場の3号ゴンドラ席とは、かなり違う。

VIPルームとはいえ、そこは柏のホームグランド。
ココにいる「VIP」の方々のほとんどがレイソルファンらしく、
レイソル贔屓なムード。
レイソル寄りに一喜一憂。
ここは、むしろアウェーである鹿島のサポの方が、
肩身が狭いかもしれない・・・

前半が終了しハーフタイムになると、
今度は「焼きそば」や「ソーセージ」といった軽食類が、
フロアに用意されてバイキング形式でいただくというスタイルに。

ちょっとしたVIPの行列が出来ていて、
チョイと可笑しかった。

愚息も並ぶのかと思いきや、

「オレ、もちもちポテトのダブルチーズが喰いたい」
ってなコトを言い出したので、
仕方ナシ、VIPルームを出て「下の世界」へ・・・
「下の世界」へは階段で降りるのがルールとのこと。

もちもちポテトのダブルチーズ味は、
食した経験のある方ならご存じかと思いますが、
ぶっちゃけ相当にクサイので、
さすがにコレを持ってVIPルームに入るわけにはいかない故、
完食を待ってからにするか・・・なんて呑気に構えていたら、
後半開始。

挙句「オレやっぱりココ(柏熱地帯=熱狂的サポの聖地)の方がイイや」
ってなこと言いだして、
結局VIPルームには戻らずココで大声出して応援したいと・・・

どうやらウチら親子はVIPには、なり切れないんだな・・・
と改めて再認識。

やっぱり汗臭く泥臭く熱気でむせぶような、
こういう雰囲気でレイソルに熱い念を送るという方が合っているらしい。

VIPルームは最高のおもてなしをしてもらえたので、
本当に満足させていただいたものの、
性分として、どうしても「地べたの目線」でないと、
気が済まないのだ。
高みの見物もたまにはイイもんだ。

でも、やっぱりゴールシーンに歓喜し、
時に檄を飛ばし敵にブーイング。
グランドレベルの目線で勝利を喜び、
隣の見ず知らずのサポ同士で喜びを分かち合う方が、
サッカー観てるなぁ~オレ!ってなカンジなのである。

幸いなことに、この日は2-0でリーグ戦3連勝!という試合で、
「疫病神」にならずに済んだ。
まだまだ「優勝圏内」の柏レイソル。
試合数も残り少なくなってきたものの、
最後まで「優勝」目指して頑張ってもらいたいものです!

さ~て次回はまた、この柏熱地帯で応援すっかな。

でも今回は、いい勉強にもなりました。
詳細は書けませんが某巨大企業の社長さんとその御一行様や、
某国の大使御一行様との接待外交のワンシーンに出くわしたり、
出来たことなど貴重な経験も得られましたしね(^^)

ただエセVIPごっこは、もういいっかな・・・
また来週。


コメント (2)
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週末の鬱

2016-09-06 22:10:41 | インポート
さて1か月ぶりの復活です。
ようやく時間ができるようになりました!!
その他にも、この間パスワードトラブルに見舞われたりで、
PCが使えなかった期間もあったりでしたが、
とりあえず書けるときに書くということで早速本編をば。

相変わらず愚息(長男)はサッカーを続けております。

おかげで今シーズンも、やれ合宿遠征やら、
ナントカ大会やらで「野球場」へ行けない行けない・・・
ほんと困ったもんです。
近くて遠いカモメの館ナリ。

そうは言いながらも例の某リーグ戦の「予選」前期日程が終了。

結局グループ2位で終えるも1位通過5チームの他に、
2位通過チームのうち得失点上位3チームが、
決勝リーグに進出できるそうで、
その恩恵により我が愚息のチームも、
滑り込みセーフで後半の決勝ラウンド進出が決定。

一応、優勝目指して頑張るぞ!ってな雰囲気。

そのほか県大会予選リーグも、
詳しくは書けないもの奇跡的な「ジャイアントキリング」連発で、
なんとか予選落ちを踏みとどまっている状況。
「Bチームの分際で」ということで周辺では、
ちょっとした話題になっているそうな。

とまぁ、ここまでは「美談」。

ところが、ここで大問題発生。

我が愚息のBチームは、よく言えば「仲良しチーム」。
分かりやすく書くと「浦和マリーンズ」のようなカンジ。
まぁソコソコやってりゃいいかな・・・的な連中の集まり。

それとは対照的にAチームは「優勝」を目的とし、
その先にはJリーグユースへのステップアップを、
「目標」としているような「方々」の常勝軍団。

しかし最近、かのyoutubeの影響なのか(笑)
かなり戦術分析、対策がなされるようになってきていて、
楽勝と思っていた相手に1-0と苦戦するような試合が増えてきた。

となると、コーチとしては、
Bチームで現在調子のイイ選手と「入れ替え」を行って、
新陳代謝を上げたいと思うのは当然のコト。
そこで練習試合などで、
ちょくちょくメンバーを入れ替えたりするようになった。
いわば昇格テストである。
とりあえず「愚息」も対象らしい。

しかし、コレが大問題の種。

これまではコーチの方針もあって、
A,Bチームを固定してチーム作りをしてきたものの、
確かにこれによりAチームは常勝軍団となったが、
Bチームは「落ちこぼれ集団」というレッテルが付いて回ることとなった。
これは他のチームからも、そう見られていることは、
当然承知の助。

当人たちもゴーリキーの「どん底」の如く、
割り切って棲み分けを受け入れ、
そこで阿吽の呼吸の「住めば都」を作り上げてきた経緯がある。
その流れでの最近の「快進撃」である。
ハッキリ言ってBチームの親の立場からすると、
もう、このままほっといてくれ!ってなカンジで、
誰もAチームに上げないで、
このままの雰囲気で頼みます!
というのがホンネ。
選手たちも同じ心境らしい。
Aチームで「万年控え」よりBチームでフル出場の方が・・・
である。

またそれはAチームで、
現在「当落線上」にいる数名の選手と親たちも同じ心境らしい。

どうも「ウチの子は〇〇のAチームの選手です」ってなカンジで、
周囲に吹聴しているらしく、
どうしてもBチーム落ちは承服できないのだ。

事実、ウチらBチームの親同士は至って穏やかで仲良しだが、
Aチームの「そのあたりのレベル」の選手の親は、
Bチームの親に対して、
まず自分から挨拶してこない。
完全に見下している雰囲気アリアリなのである。

そりゃそうだ。
合宿も出場する大会も別々なのだから、
意識が変わるのも当然といえば当然だ。

まぁ別に皆、立場は一応わきまえているので、
こちらも「そんなもんかな・・・」程度の認識であるし、
Bチームの親たちは当然だよね・・・ってなカンジで、
甘んじて現状を受け入れつつ、
コロニーのようなコミニュティーを形成しているので、
こちらとしては特段問題はナイのだけれど、
いざ、入れ替えが行われるとなると、
これは本当に困った問題となる。

競争原理とチームワークの精神が、
このままでは、どう考えても合致しないであろうことは、
今までの経緯からして、
誰の目にも明らか・・・
とはいえ、現状に甘んじていては、
この先先細りになっていくことも、
時間の問題であることも明らかな状況。

コーチも当然、その辺を知っているので、
悩ましいところだろうが、
親たちもまた「つまらんエゴ」のせいでお互い、
皆、苦悩している。

と、また週末の試合がやってくる。
中央競馬の開催があるように・・・・

どうか、このままのメンバーでそっとしておいて欲しい!
のだが、
この秋、大規模な入れ替えが行われるのだろうか?

他のチームでも同様のことが最近あったことを知っている。
一つのチームは成功して確かにパワーアップした。
やはり人間関係はおかしくなったようだが、
「結果」を出しているという現実がある。

しかし、もう一つ別のチームでは、
完全な空中分解状態となってしまい、
選手の大量流出という憂き目にあったところも見ている。

頑張れの気持ち半分、「鬱」な気分半分・・・・
なんとも複雑な心境の今日この頃・・・・
ってか、なんかグチですなコレじゃ(笑)
ということで、この辺で切り上げまた来週。

※必ず書きますんで今後ともよろしくお付き合いのほど・・・


コメント (2)
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