続・笑う蜘蛛の糸

1969年生まれの私、
潮風太子が第2団塊世代特有の視点で書く
コッソリ系ブログです。

素晴らしき魑魅魍魎な世界

2023-07-28 00:31:28 | 日記
先日こんなニュースをみて大笑い

中古車買い取りでおなじみ
ビッグモーター社が
修理に出した顧客の車に
更にキズやらヘコミを
工場で勝手にオプション加工を
施して修理費用を保険会社に
水増し請求していたというハナシ。

てっきり皆知っているものと思い
賞味期限がとっくに切れた
出がらしネタなど誰が読むか?
なんて思って書かずにいた
ビッグモーターネタが
ゾンビネタのごとく今更ながらの
大バズりとは(謎)

これから堰を切ったように
オモシロネタが続々と
出てくるんでしょう。
続報が楽しみですな(^^♪

となると、
こちらとしてはネタ被りがナイよう
独自の身近な地べた目線で書ける
ニッチネタなどコッソリ
書き残しておこうかと。

私メの周辺の「輩」にとって
ビッグモーターというと
「利用」するトコロというのが
共通認識。

というのも我々オヤジ世代は
とにかく子供や住宅ローンで金が、
何かと入用というのが一般的。

となると「小遣い制」のオヤジたちは
いかにして合法的に隠し金を作るか?
ということに(悪)知恵を働かせる。

出張の宿泊費を浮かせたり、
給料から天引き枠を巧妙に使ったり
(これは奥方に読まれるとマズイので
手口詳細はあえて書かない)
メルカリなどオークションサイトを
コッソリ使ってみたり、
ポイント貯金やら、
それはもうアノ手コノ手で。

そんな中、
我々の間でいう
ビッグチャンス!という
ボーナスGETの方法(手口)が
なかなか面白いので一筆。

子供も大きくなって
塾やら習い事、
部活やクラブチームの試合の
送り迎えもなくなるにつれ
2台体制だったマイカーも
稼働率と維持費を考えるに
もはや夫婦1台で十分となり、
当然のこと処分すべきかなと、
こう考えるようになる。
やがて近々子供も
クルマを購入するとなれば、
駐車スペースも空けなくてはならぬ。

いわば今どきの日本の
高齢化家族にありがちな
「あるあるネタ」。

そこで妻から
クルマの処分を命じられる夫。

ところが、
大概の奥方はクルマに対して
ガソリン代以外は
食料品やら日用品のように1円単位で
目くじら立ててガミガミ言うほど
それほどお詳しくない。

タイヤ交換もできなければ
チェーンの取り付けはもとより、
洗車すらやったことがないなんて
ハナシもよく聞く。
当然、車の買取価格の相場なんて
興味がナイから知る由もなく
自らネットで検索したとて
怪しげなネット見積りのサイトやら
取引が意外と煩雑であることを知るに
結局のところクルマの処分は
「パパ」お願いね!となる(^-^)v

コレ千載一遇のビッグチャンスなり!

潮風太子の勤務先には
紆余曲折のワケあり人生を送る
元ディーラー出身者が数名いて

かつて大手自動車会社で
数千人規模のリストラに
遭ってしまった人たちの中の面々だが、

そういう元ディーラー出の「職人」に
昼休みの時間、缶ジュース一本で
処分予定のクルマの「見積り」を依頼。
トヨタなら○○さん日産なら△△と
職場の口コミ情報はホントに強力。
こういう人たちを使わない手はナイ。
あるとき誰かが気がついた。

さて、ついぞ2か月ほど前にあった
潮風太子の周囲で起きた実話を例に
ハナシを進めよう。

「いくらぐらいになりそう?」
「このクルマでこの状態なら35万かな」
「距離7万キロの8年落ちで?」
「いや、これなら全然スグ捌けるから」
「グヘヘ~あんがとねコレお礼…」
「あ、ごちそうさまっす!」
と「自社」にて
事前の裏見積りを済ませた上で、
平日の暇そうな時間帯に
ビッグモーターへ向かい
かのクルマの買取り見積り査定を依頼

ほどなく「16万ですね…」との査定結果。
小躍りしたいほどの嬉しさを圧し殺し、
「あ~そんなもんですかぁ…」と
ガッカリ感の小芝居。

「ではもう一度、
妻と相談してから来ます」
と早々に店を脱出。
当然のことながら
「いやいやお客様、今すぐ上の者に
掛け合ってみますので
お待ち頂けませんか?」と、
必死の形相で営業マンが引き留めに
かかるも気の毒とは思いつつ、
見積り書を手に小躍り半分、
脱兎のごとく逃げるように退店。

早速、奥方にLINEで
「16万円の査定結果でした…」と
見積書の画像とともに報告し
さらに「別の店でも見積りをしてみる」
と前向きなコトバを並べて送信!

そのまま社内で評判の
地元某中古車販売店へ向かい、
早速、買取り見積り査定を依頼。
すると
「諸経費差っ引いて38万でどうでしょう?」
と涙が出てくるような査定結果にビックリ!
「ヤツの見積りはスゲーな」と
改めて感嘆。

そこで「すみませんが18万円の見積り書と
38万円の見積書を書いていただいて、
買取りは38万ということで
お願いしたいんですけど」と
事前に教わった通りに懇願。

すると店主は満面の笑みで、
「あのひょっとして極悪社の
ブラック営業所の方ですか?」
と職場をズバリ的中させると、
「じゃあ買取価格2万円上乗せの40で」
と、これまた衝撃的な展開に!
「極悪社の皆さんにはホントいつも
お世話になってまして先週も
グレー営業所の方がお見えになりましてね」
要するに、こういう2枚見積書の
パターンは極悪社の社員しか
やらないということなのだが、
もうここまで書けばお分かりかと。

改めて整理。
・爆安の見積書をビッグモーターで入手
・クルマ音痴の奥方に「爆安見積もり」の
結果を即報告し納得いかない怒りを
 ポーズとしてみせる
・すぐさま評判の高価買取店へ向かい
 「常識的」買取り価格にて
 買い取ってもらう
       ↓
見積り差額=パパのピンハネ臨時収入
  となり、このケースの場合
結果として22万円のビッグボーナスをGET
と相成った次第。
       ↓
さらに奥方に16万のクルマを18万まで
粘ったと交渉実績をアピールすると、
たいがいの奥方は1万円くらいは
インセンティヴ料をくれるもの。
よって都合23万円のキャッシュGETと、
家族からの「やるときゃやる父親」としての
信頼まで獲得できることに。
奥方にとっても
廃車処分予定だったクルマからの
17万円の臨時収入はデカイ!
       ↓
よって夫婦仲良く家庭円満、
満点パパ◎の評価バク上がり!
大型ヘソクリもコッソリ出来て
めでたしめでたし。
となる。

もはや、この手口はフォーマットとして
完成域に近づいている感すらあるので、
そのうち有名な誰ぞがネットで公表して、
バレそうな気もするが、
毎回、その手のハナシを聞くたび、
本当に昭和オヤジたちの
ズル賢さには呆れるほどに笑える。

それもこれもビッグモーターの
利益最優先の見積り査定あっての
ありがたいシステムということ。

利益最優先の大企業ブランドと
クルマに無知な人たちが
単純に言い値でスンナリ売買
してくれているおかげ。

そんないい加減な査定の会社ながら、
逆に言うと、
それだけ激安で買い叩ければ、
他店より安く販売が可能なので、
同クラス帯のクルマで
その安さの差10万円程度なら
ビッグモーターの方が売れるし、
ビッグモーター社の利ザヤたるや、
そりゃかなりのモノになりますやな。
これが急成長の理由なんだろうな・・・
なんて思っておりました。

では他社はビッグモーターみたいに
しないのはナゼ?となるが、
そんな査定力なら整備力も・・・
となる。
実際アフターサービスの・・・
とこれ以上は別の方が書くサイトで
お読みいただいたりYouTube動画などで
御覧いただければと存じます。

と、こう書いててふと思う…

そういやビッグモーターの近くの
中古車販売店がイオンのおかげで
潰れたスーパーのように
潰れたなんてハナシを
聞いたことがナイなと…

あれ?ちょっと待てよ!

よくよく考えてみると
おかしなハナシではある。

まさかと思うが、
ひょっとしてみんなグル?(笑)

言い方悪いがビッグモーターを
必要悪として狡猾に利用している者、
ウチらだけじゃないなと。

見積りの件とて元とはいえ、
ほぼ現役のプロ査定。
売れ筋商品の把握、
流通状況の情報共有と
流通ルート確保。
お手のものじゃないか。

販売店とコッソリ協力すれば
見事なWin-Winの関係が可能だ。
いわばフリーランスのスパイ系
営業マンの裏の顔か?まさか!

と考えるともうこれ以上書くなかれ。
コレ案外と闇深い世界のハナシかも(笑)

いやいや、
こんなハナシはこの国で
いくらでもありそうだ。

誰かを巧みに利用して
したたかに金儲け…
素晴らしき魑魅魍魎な世界が
自動車業界全体にあるってコト。
こういうことを知った上で
ビッグモーターのニュースを見ると
また違った面白さを感じる。

結局、最後に笑うのは誰だ?
コメント (2)
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酷暑お見舞い申し上げます

2023-07-26 23:22:49 | 日記

関東地方は連日の酷暑で
本当にバテバテな毎日。
いやいやお暑ぅございます(^_^;)

それにしても
2か月近くも更新せず…に
我ながらビックリ!
毎度おいでいただいていた
皆さまには申し訳ございませんでした。
m(__)m
ただいま超々多忙の日々とはいえ
これだけは生存確認のためにも
書かなければと。
ふと気がつけば54歳の誕生日を
とっくに過ぎていて、
とうとう磯野波平と同い年の私メ。
残念ながら波平のような貫禄もナイ、
チャラさそのままの
なんとも軽いオッサンに成り果て
こんなハズじゃ…と思う今日この頃。
ただ日々仕事に追われるだけの
人生になるとは…トホホ

以前にも書いた件ですけれど
更なる追記。

あれから毎月毎月給料日近くになると
会社の「上」から
こういう紙が来るようになった。

要するに残業時間が
80時間を超えているので
超過勤務の法令順守の観点から
会社としては
本人の申し出があれば医師の診断を
受けて頂きたいと
「支離滅裂、意味不明」な書面ですが
確かにお渡ししましたよ!
ということらしい。

働き方改革とやらで一応80時間以上の
残業は「過労死ライン」に相当するので
会社としては本人に「警告文」を
渡した恰好にしたいということ。
残業は稼ぎたいという理由から
自己責任でやってるんですよね?
となるカラクリ。

こう言っちゃなんだけれど
毎月毎月100時間超えの残業なので
80時間どころの
ハナシじゃナイのだが…
慢性的な人手不足が根本的な
問題なんだろうに。
まずそこをなんとかしてくれや。

さらに面白いのは
こういう状況が3ヶ月続くと
強制的に総務課で面談をしますので
希望予定日時間を提出のこと!
などと言い出すから笑う。

バカバカしいのでシカトしていると
ほどなく本社屋にての昼休み時を狙い
「ちょっとお時間頂けます?」
と向こうからやって来きて
小会議室やら小部屋へと連行され
「尋問」を受けることとなる。

当初は上司格がしっかりとした
面談をやっていたものの
あまりの人数の多さと面倒くささから
マニュアルを作成して
手の空いている者をその都度代理として
面談をやらせることにしたらしい。
現場の輩からブチキレられた時には
サンドバッグ役まで担うというから
もう本末転倒も甚だしい。

ということで今回、
一回り以上、年下の総務担当者が
潮風太子の面談を担当となった。
が、当然のことながら
定型の質問が終了する頃には
立場が逆転しているという
まるでコントのような面談で、
終いにはこっちが仕事や
人間関係について相談されるハメに。

約30分ほど結果として世間話と
噂話に花を咲かせたのち、
新たな人脈が出来た(笑)
なんなんだ一体?

終わり際、
「潮風さんお昼休みに
出ていただいたので残業1時間
つけておきますんで…」だと。
残業を減らす為の面談でなかったか?

そしてこの公式イベントが
一通り終わると
ダルセーニョの如く翌月には
また1回目の告知に戻り…という。

かくして
珍妙な日本独自の「仕事文化」
サブロク協定のおかげで
今の日本は成り立っている。
これが我々オヤジ世代のリアルなり。
確かに今年の春闘で給与は上がった。
が、よくよく明細をみてみたら、
社会保険料と所得税も、
ちゃっかり上がっているじゃないのと。

そりゃバブル期の頃よりも、
過去最高の税収にもなりますわな。
物価高も相成って結局のところ、
たいした収入増になっていないことに、
今更ながら気づく。。。
もっとも当家では、
一家の主とはいえ
半永久的固定給の小遣い制なので、
増収もなんも関係ナイか…トホホ
少ない休暇の中ながらも
J1在籍崖っぷちレイソルの応援に
柏の日立台スタジアムへ行ったり
チケット購入時には日曜は
佐々木朗希が登板するハズだったのに、
途中から火曜日への登板へと
急遽変更となり
なんか詐欺に遭ったかのような
日曜日のマリーンズの試合を観に
マリスタに出没したりと、
T会長やD監督にお付き合い
いただく等多大なるご迷惑まで
おかけしつつも、
改めて当ブログの住人の皆様含め
周囲の人に本当に恵まれている
幸せで迷惑なオヤジであります。
皆々様にホントに感謝御礼です。

ちなみにレイソル戦は引き分け、
マリーンズ戦は灼熱のデーゲームにして
ビール半額の日ということもあって
ついうっかり試合前に一杯!
となると当然のことながら、
例の飲酒の呪いのせいもあって大敗と。
相変わらずの疫病神っぷりには、
自分でも驚くばかり。

はてさて、
すでに人生の後半戦に突入が
始まった私メではありますが、
どーかひとつ長~い目で
見てやってくださいまし(小松政夫ver)

では改めまして皆様、
酷暑お見舞い申し上げます。
熱中症に新型コロナウィルスやら
体調管理にはくれぐれも
ご注意いただき
楽しい「日本の夏」をお過ごし下さいませ!
まずは潮風太子生存のお知らせにて

今週は連続投稿になります。
つづく(笑)
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