続・笑う蜘蛛の糸

1969年生まれの私、
潮風太子が第2団塊世代特有の視点で書く
コッソリ系ブログです。

ダメ新人もやがて老兵に

2022-11-17 23:10:36 | 日記
このところコロナ感染の影響から
遅延していた「先約」を順次こなす
お詫びのお約束行脚が
連続してあったりと、
これまた仕事の多忙と相成り、
またまた更新が遅れてしまいました。
ということで2か月ぶりの再開にて。
先日、小銭入れの中で
ひときわキラリと光る500円玉を
ふと見ると令和4年の刻印。
いやはや令和ももう4年、
あと2か月後には令和5年・・・
昭和という時代がとてつもなく
遠い時代になりつつある
今日この頃。
かくいう自分も気づけば
「60歳定年」まで7年を切った。
諭吉も栄一に変わり私メの
初任給時にはまだ初々しかった
諭吉の万札も定年を迎える。

常日頃、
地べたの目線を当ブログの他、
皆にも強調するものの
時として立場上、
大局から「上から目線」にて
判断を下さなくてはならない場面が
日々年々増えてきて
自己矛盾に陥ることも多々…

そんなある日の休憩時間
「昨日ウチに娘が内々定もらった
会社の家庭訪問があったよ」
なんてハナシを聞きビックリ!
「えっ社会人で?」と聞き返すと
これまた近くにいた同僚も
「ウチは去年来ましたよ(笑)」
とまぁ今や当たり前というカンジで
サラッと言うので更にビックリ!!

ホンマかいな?と思い
念のためにググると既に
数年前からこういうことが
あちこち始まっていたことに
己の無知ぶり今更ながら思い知る。

もっともこういう家庭訪問は
「それなりの一流企業」に限られる
ハナシだろうがそれにしても
コレいかがなものだろうかと…

今や企業の新人採用も
「コイツに賭けてみよう」
という博打心をもった
アツい気概みたいなものが
薄れてきてるのではないか?
とさえ思えてくる。
学歴、学力そして親と家柄で
総合判断して安全策を講じる。
血統麗しき良い子ちゃんばかりを
集めておけばまぁ安泰。
となると当然のことながら
若いときヤンチャしてたヤツや
出自があまりよろしくない者や
親兄弟との折合い悪くも自立した
血の気の多いハングリーな輩は
この手法においてはまぁ脱落者。

当然のこと今の時代に
潮風太子が就活なんぞしてたら
確実に対象外の脱落者。

かくして
自社の人材確保のため
一軒一軒回る時間を使った方が
アテにならない営業回りをするより
確実に会社の利益と
安定化に繋がるという発想は
合理的だが後々個性的な人材を
生み出す土壌を消滅させる
結果となり
ゆくゆく企業の衰退に向かう
ってなるだろうに。

そんな営業活動があるか?
と思うがどうなんだか。
もっとも面接で
通称「ガクチカ」なる
学生のときチカラを入れたものは?
なんてバカ丸出しな質問を
する方もどうかと思うが、
だいたい学生のときは遊ぶに
決まってんだろうが!
お前らもそうだったろ!
と思うものの
それじゃダメらしい。

ちなみに不思議なもので
逆説として勉強ばかりして
友達の少ない者というのは
どういうわけか経験則上、
なにかのはずみで歯車が
いったん狂ってしまうと
爆発的に破滅型の人生へ
一直線になる傾向が高い。
或いはなんだか
ワケのわからんものに
簡単に騙されたりするのも
特徴だったりする。
よってガキ時分の「遊び」こそ
実は重要な成長過程なのだ。

そして
この時代の遊びの中で得た
広く熱い人脈や得意技と発想力、
そして経験値というのが
この先の人生において
重要な武器になる!
と思うのだが…

これからの時代の採用試験こそ
ソロソロ堅いことやめて
祭り化させりゃいいのに。
笑う門には福来たる

それにしても
どこもかしこも今の日本は
なんともアタマの堅い奴が
本当に多くて辟易する。
そして
その堅いアタマの思考とやらが
潮風太子の世代中心に
形成されているのが悩ましい。

またこの問題もそう
オンライン面接とやら。
しかしながら
オンラインでの面接なら
なおのことアイデアと個性を
存分に発揮しやすそうに思うが
これを難しいと学生たちに
言わせてしまうような
採用する側のスタンスこそ
大問題だと思う
ホント
よって近年、
若いヤツらのなかに
陽気で能天気なヤツが
本当に少なくなった。
何て言うと
「潮風さんは異端児ですからね」
と、若手に窘められた

翻って今度は逆の立場、
若手社員の目線にて
こんなコトバが巷を闊歩する
上司ガチャという。
この前段には
「親ガチャ」「新卒ガチャ」
などがあるそうで…
でも「親ガチャ」って実は
こっちのセリフじゃなかろうか?
と。
「芦田愛菜」みたいな子が
出てきたらアタリ!みたいに…

ただし山本太郎も
「国ガチャ」などと、
マヌケなワードを嬉しそうに
ちょいちょい連呼しているが、
それはまぁスルーしておこう。
世界に無知であるということは
本当に怖くて恥ずかしいことだ。
そんなハナシはいいか…
これも今風。
対処法の処方箋もまた
ネットで公開されていたりと、
これまた読んでいて興味深い。

どちらかというと最近は
「上司」の側にいる潮風太子。
となるとコレ自分のコトかと?
フムフムなるほどね。
と興味深く読んだが、
最後はお互いの理解、
解決はまぁ不可能という
結論で終わるとは
「なんじゃソリャ?」
というものばかりで残念ながら
たいして参考にならなかった。

逆に管理職風情が書いたらしき
ブログやらネット記事も
一通り読んでみたものの、
どちらも、まず自分は正しい!
最近のゆとりはバカ!絶対バカ!
という視点のみで
書かれていることが多くて
少々呆れる。
どうも感情的な文面が全面に
出過ぎているのをみるに、
要は自身及び同世代に向けての
怒りストレス発散型の
「ガス抜き」ネタに終始していて、
客観的かつ前向きな記事とは
到底言えない内容ばかりで
そこが大変残念。
これでは参考にならない…
せっかくいい視点から
皆が興味深く思っている
ネタを書いているハズなのに
もったいない。

余計な遠回りをし過ぎた
潮風太子は常に
「地べたの目線」と書くが、
その視点から敢えて、
一筆書かせていただくなら、

いわゆる「使える社員」を
私、潮風太子が
判定している方法について、
ちょいとばっかし長く社畜生活を
幸いにして継続できている者として、
蛇足ながら
やんわり書き残しておきたい。

潮風太子は新人の素質を
見抜く方法として、
まず3つの基礎能力を
持ち合わせているか否か?
これをまず確認する。
1 挨拶力
2 準備力
3 謝罪力
この3つ。
このどれひとつ欠けていても
絶対にダメ!
3点セット所持が絶対条件。
これを持ち合わせているかどうか?
まずここを観察する。
徹底的に観察する。
しかしコレを話し出すと必ず、
「そんな完璧な人なんています?」
と毎回苦笑気味に質問されるが、
「これは小学校1年生で、
一番最初に教わることだろうが」
と逆に問うてみる。
すると皆、
絶句するから可笑しい。

53年間で潮風太子が
出会ってきた人たちの中で
いわゆる人格者にして
成功者といわれる人たち全員に
共通しているのがまず挨拶力
これに例外ナシ

次の準備力は勤め人に限らず、
どんな職業においてもそう。
仕事のデキは事前の準備、
「仕込み」「段取り」
「商売道具」でほぼ決まる。
は常識中の常識。
この準備力こそ
最強ツールなのだが…
これがなかなか理解されない。

そして、
この準備力のセンス。
簡単に見抜く方法として
一例挙げるならば
例えて
コンビニや
スーパーマーケットのレジや
病院の受付、
あるいは改札口やバスの乗降口
などにおいて自分の順番になるも、
自分の番になってから毎回、
財布や定期入れを出すようなヤツは、
まぁ準備力のセンスが無い。
と思って間違いない。
私メ潮風太子は、
そこで判断する。
これはココぞというとき
迅速かつ的確な判断ができず
素早く必要な場面での
勝負勘が鈍いヤツという証拠。
一事が万事準備不足な人間
であることを自ら
露呈しているようなもので
準備力=予測力のセンスは
ここで分かる。
学力とは異なる。

またコレ「実は使えるオンナ」
「意外とキレ者のオトコ」
という見分け方にも通ずる。

実はコイツが
意外にも「アタリくじ」という、
結婚相手にするならこの人!
という見極め方にも
応用可能な観察方法だ。

そして3つ目の謝罪力。
上記の2項目が完璧でも
これを兼ね備えていないと
実はハズレ者でした…
ということがあるので
これにも注意が必要。
例えばこういう連中の
こういう晩年の無様さが好例。

子供の頃から名家に育ち
エリート街道一直線!
すべてがパーフェクト!
みたいな連中が最後の最期に
やらかして全部パー!
ってのは貧乏長屋の住人から
見ると失礼ながらホントに痛快。
そして彼らもまた謝罪力が著しく
欠如している面々の象徴的存在
といえる。
ただ高橋治之といい、
角川歴彦といい、
それぞれ兄弟にも難あれど(笑)
まぁ昭和平成を要領よく、
うまく乗りきってきものの
最後の最期でねぇ

今や令和の時代
もはや昭和と平成は
遠い昔のおもひでになりにけり…
この劇的な時代の変化に
対応ができなかった…
いや気づかずにいたのだろうか

ず~っと永遠に夢のような時代が
続くことを彼らは何ら疑うことが
出来なかったのか
少々気の毒ではあるものの
彼らにこの時代の変貌ぶりを
理解させることは不可能。
そして結局は適者生存と。
残念、彼らも淘汰の憂き目に…

謝罪力のハナシの続き

俗にいう体育会系や元ヤン系が
最終的に強いのは
この謝罪力のウマさが大きい。
とにかくしたたかで
小ズルいほどにウマい奴が多い。
「謝罪力の高い奴ほど上にいく」
は昔からビジネスの世界では
ポピュラーな格言だが
最近はトンと聞かなくなった。

ただ彼らの弊害もひとつ。

頑張り認められ晴れて
「上の立場」となった途端

どうしても昔と同じ感覚で
パワハラすれすれあるいは
完全アウトってなコトを
やらかすリスクがある点。

これには周囲が気をつけなくては
ならないことも付記しておきたい。
が、そうした彼らも上手く使うこと。
これをマネジメントという。

彼らにするマネジメントの肝は
まず全体像のハナシを丁寧に
時間をかけてして完全に
こちらの意図を理解させること。
それからミッションに
取りかからせることが重要!

安易に適当な指示で仕事を
任せては絶対にいけない。
これは散々
私メも学習させられた。
そして
そのためには自分とて
それなりにスキルが
当然無ければならない。
よって今改めて思うに
若い頃のムダな下働きの経験も
やっぱ必要だったんかな?
と最近思うようになってきた。

はてさて
この歳になって近年、
エリート街道とはまったく
無縁でむしろ余計なほど
散々遠廻りをしてきた
落ちこぼれ社員の私メに
ハナシを聞きにくる者が最近
どういうわけか増えてきた。
仕事のLINEやメールもホント増えた。
これも最近超多忙の原因

実は面倒くさい。
かなりムダに時間を奪われる。
オレは昔から親しい人間との
連絡しかしないよ!
って言ってんのに。

「潮風さんのハナシは解りやすい」
とかなんとか
なんか小バカにされてるような
セリフを最近よく言われるが
要するにバカでも分かる
なんとやらがたまたま
今の時代に
「Buzzり加減」といえば
聞こえがイイが逆に言うと
説明指示を出す側のレベルが
近年は
それだけ低下してきた
ということだろう。
これはこれで実は深刻な問題で
楽観的に話せることじゃナイ。
対策急務な課題。

こうしてTwitter社みたいに
簡単に突然クビを切られる
外資に比べると
日本のほとんどの企業は
なんとも牧歌的にみえるものの
この平和的な状況をこれからも
維持させようとするならば
これからの時代
企業も相当な教育スキルと
ギャンブル的感性が
絶対的に必要不可欠。
その為に優秀な人材が
求められているものの
「いい子ちゃん」ばかり集める
ってスタンスはどうなんだかなと。

もっとも
今の時代だったら
「学生・潮風太子」なんか
絶対まともなところに
就職なんぞ出来なかったろう。
そういう意味ではここまで
運が良かったとしか言いようが
ナイところだが
そんなマイペース主義で
アウトローなヤツにも
とうとう管理職のオファーが(謎)

組合の仕事が一段落したと
思ったらまた新たなる難題。
現職を離れることなど
到底考えちゃいないので
なんとかイイ方法で
のらりくらりと
逃げきれないものかと
試案しつつも
果たしてコレ人生最大の
チャンスなのか?
落とし穴なのか?
冬の季節到来。
これは己の厳冬期の突入
でもあるのか?それとも
時代のコペルニクス的転換期に
ハマッたのか、
20年ほど前には
新入社員たちの前で
「こんな人になっちゃいけません」
と紹介されていたヤツに
モノを頼むかね?と。
よくそんな口が!と閉口するも
ちと悩むところ

人生一寸先は闇とは
まさにこのことかと…

かつてのダメ新入社員
とうとう老兵となる…か。

ではまた次回
コメント (2)
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