続・笑う蜘蛛の糸

1969年生まれの私、
潮風太子が第2団塊世代特有の視点で書く
コッソリ系ブログです。

踏み台の地べたの目線から一筆

2019-09-05 00:55:30 | インポート
お久しぶりです(;'∀')
夏休みの期間、子供にPCを夜遅くまで占拠されるわ、
恒例の宿題の手伝いやら・・・と、
なかなか書く時間が無くてこんなんなってしまいました。
では携帯で書けば…と言うハナシなんですが、
そのへんは次回に書きます。
今回は塩漬け状態のネタを、
連発放出で行こうかと思っておりますので、
ひとつお付き合いのほどm(__)m

最近に気になったニュースで、
タレントのマツコ・デラックスが例のN国党について、
MXテレビの5時に夢中という番組内で、
「気持ち悪い人達」やら「ふざけて入れている人も多い」やら、
「宗教的な感じがする」とまぁ、
暗に批判的なコメントをしたところ、
このマツコ・デラックスの発言に怒った、
党首の立花孝志参議院議員が毎週月曜日、
マツコ・デラックスが生放送で出演中の、
MXテレビに押しかけて、
抗議活動を行っているという、
ニュースがあった。

N国党の主張としては自分たちに投票してくれた選挙民を、
バカにしているという主張。
これに怒っていると。
さすがに現役国会議員の先生の正式抗議活動となると、
日本のオールドメディアを中心とした
メディア・スポンサー企業は、
N国党の側につくワケで、

その結果、
このままいくと9月で、
マツコ・デラックスは、
番組を降板となるらしい。
今ではマツコ・デラックス批判が主流となりつつある。

そしてマツコ・デラックスと、
MXテレビを相手取り、
正式に名誉棄損とやらで訴訟をするとのこと。

さらに興味深いのは、
この原告には支持者おおよそ1万人。
大訴訟裁判になりそうだと。
オカマ一人に対し1万人規模での裁判。
へぇたいしたもんだなぁと。

YouTubeなんかを見ると、
あのメンタリストDAIGO氏がN国党を大絶賛していたり、
2ちゃんねるでおなじみ西村博之氏が、
面白がっていたりと、
今やN国党は旬そのものらしい。

潮風太子的にみても、
「NHKをぶっ壊す!」とは、
なかなか面白いフレーズで、
このままいくと今年の「流行語大賞」になっちゃうのか(笑)

まぁあのユーキャンの流行語大賞も最近は、
「違うだろ~」とか「このハゲ~」など、
本当に流行したコトバをスルーする傾向にあるので、
評価するのをやめましたケドね。

さて、今や飛ぶ鳥落とす勢いのN国党。
潮風太子的には、
どうしても、その昔いやチョイと昔か・・・
党首の立花孝志氏が、
船橋市議だった頃のイメージがあって、
あのころと比べると、
随分とご出世なさったものだなと。

2016年4月の船橋市議会議員選挙に出馬して、
2600票あまりの得票数で35位(議席50)で議員初当選。
このときもチョイと書きましたが、
この当時は正直まだ「キワモノ候補」の領域で、
まさに潮風太子、大注目の候補でした。
もう、この頃からYouTubeで、
NHK集金撃退ネタをやっていて、
それは大変興味深く拝見しておりました。

いやいや、
これは当時かなり斬新なアイデアで、
このユーチューバー作戦が功を奏したのか、
船橋市の選挙民2600人あまりから支持を得て、
見事、船橋市議会議員=政治家となったワケですが、
ただ私メとしては、
どうも腑に落ちないところがあって、
結局、失礼ながら投票行動にでませんでした。
「船橋市」という枠としては、
まだ市議会議員のセンセイ方にやっていただきたい市政が、
それこそ山積しているワケです。
NHKの受信料の支払い義務を不払い可の条例を作って、
船橋市民は「任意」でNHK受信料を支払うコトが可能とする、
という公約でしたが、
なぜ船橋市議会議員だったのか?と。
元のご出身は大阪だという。

とはいえ見事、当選したワケです。
で後日、立花氏に投票したという人が周囲に2人ほどいたので、
聞いてみたところ、
一人は「だって面白そうじゃん!」と、
もう一人は「ひょっとすると、これは取っ掛かりなんじゃないかと・・・」と、
単純に興味半分で投票した人アリ、
先々まで深読みしての投票をした人アリと、
まぁ真意はどうあれ上手い具合に2600人のココロを掴んだもんだと、
関心したものです。
つまり、NHK受信料問題含め、
世の中の理不尽に対する抗議的投票行動だったのかと、
私も当時、確かにそう見ました。
ところが、やがて市議会が始まり、
いよいよ、この件について立花氏が市議会にて、
正式に議題に乗せ質問をしたところ、
議会は、なんとも冷ややかな反応で、
結果、早々に門前払いのような体で立花議員の提案は、
アッサリと否決されてしまいました。

その後、船橋市議会議員としては、
殆ど船橋市民に対して「仕事」することなく、
いつも通りNHKを攻撃する「政治行動」に勤しむ状態となり、

翌年の2017年7月の東京都知事選挙に立候補するため、
これまたアッサリと船橋市議会議員を「辞職」と。

多くの選挙に関心ある船橋市民たちは、
「なんだ都知事選までの腰掛けだったのか・・・」と、
呆然としたものでした。

少しは船橋市民のために何らかの政治的な仕事も、
してくれるのではないか・・・という淡い期待は、
残念ながら叶いませんでした。

その後はもう、皆さんご承知のこと、
都知事選挙は「小池百合子」新知事が勝利し、
立花氏は落選してしまいました。
が、この都知事選あたりから、
N国党がネット民を中心にバズり始め、
その勢いそのままに、
先の参議院選挙において、
比例代表で見事に国会議員となられたと。

この一連の流れを見ていて、
私、潮風太子が感じたことは、
このワンインシュー(単一政策)という手法、
まず権力の側につく(議員になるの意)、
もっとも手っ取り早い方法なんじゃないかと。
それと、このYouTubeを併用した政治手法は、
まさしく今どきのやり方でもあるし、
その上、軌道に上手く乗せると案外と儲かるという、
新たな「政治ビジネス」モデルの誕生なんじゃないかと・・・
ふと思ったワケです。

これまでの単純地元誘導型政治から、
不特定多数のネット民を「票数」に変換させ、
爆発的な票数を生み出すことが可能な、
選挙戦術がこれから始まるんだなと。

メンタリストのDAIGO氏が絶賛している、
大勢の民衆を見方につけて、
今や権力側にいるマツコ・デラックスを批判することで、
「強者」に立ち向かう「弱者」という構図を、
作り出したと・・・・いう論法。

船橋市議選のときからの流れで観ている私としては、
正直、果たしてこの「民衆」。
どうしても「ホンモノ」っぽく見えないんですな。
ブームの雰囲気がどうしても否めない。

この先、NHKのスクランブル放送化が達成できようが、
残念ながら出来なかったにせよ、
YouTubeという絶対的基地があって、
安定した高い再生回数が、
この先も当分は見込めるところをみるに、
結局のところ、どっちにしても「儲かる仕組み」と。
こういう仕組みであることは事実なワケで・・・

となると果たして、
そういうコトに段々「民衆」たちが、
次第に理解出来てきたとき、
どうなるのかな?とは思います。

今は、お得意の「忖度」でマスメディアも、
一部を除いてN国党支持に振る舞っているけれども、
どうみても、やっつけ感が否めない政党なので、
このままいくとは正直、私メは思えないデス。

確かに、今のマツコ・デラックスは高額納税者の、
超一流芸能人であることも確か、
そのマツコ・デラックスを攻撃するのは、
非常に効果的なのかもしれないけれども、
市議会議員時代だったら、
こういう風に「攻撃的」だっただろうかな?と。
失礼ながら知的芸能人とはいえ、
オカマをみんなで寄ってたかって、
「逆権力」を行使してイタぶるっては、
どうも見ていて嫌悪感があるワケです。
私個人としては。

せっかく面白い政策で勝負しているワケですから、
行けるところまで行って欲しいとは思います。

が、国会議員という「麻薬」に、
「民衆」含め溺れなければイイなと、
少々心配になったので、
船橋市の地べたの目線から一筆候。
麻薬には強烈な「副作用」がありますから、
本当に細心の注意を払わなくてはなりません。
さぁこの顛末、どうなることやら。
蛇足ながら今の私としては、
ことこの件に関してはマツコ支持派というスタンスです。
と〆に加筆して、ではまた次回。


コメント
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