形之医学・しんそう療方 小石川院長 エッセー

昭和の頃、自然と野遊び、健康と医療のことなど。

毒草・タガラシ(田枯らし)

2012-05-22 13:59:39 | Weblog

タガラシは以前書いた、キツネノボタンと同じキンポウゲ科の野草で
たいへん似ている。 出るところも同じで湿気の多いところだ。 

タガラシは"田枯らし"と書くのかと思っていたが、"田辛子"という説も
あるようだ。 タガラシもキツネノボタンと同じく毒草である。 
その毒成分で、噛むと辛いから田の辛子、田辛子となったという。 

そこで葉っぱを1枚かじってみた。 全然、辛くない、無論、マズイ。
毒草には違いないのだろうから吐き出した。 そこで田辛子は間違いで、
正解は田枯らし説と勝手に決めた。

田枯らしというのも、田んぼを枯らすほど繁殖するという説と、田枯らしが
よく生える田んぼは、栄養が足りなく、稲があまり育たないからという説も
あるようだ。 キツネノボタンとの見分け方は簡単で、タガラシは葉が厚く、
縁の切れ込みが丸みを帯び、ツヤツヤしている。


からだの形は、生命の器 
形之医学・しんそう療方 東京小石川
http://www.shinso-tokyo-koisikawa.com/


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