私達は「呼倫湖」の湖畔を散策した後、夏休みに入り小・中学生を含め、多くの参観者で賑わっていた「扎賚諾爾(ジャーライヌオア)博物館」を訪れた。博物館周辺地区は人民政府の建物など、最近建設されたビルに囲まれていた。この博物館のメインの展示物は「マンモス」と「石炭の露天掘り」である。
館内では石炭の露天掘りで有名な炭鉱の特別展示ブースがあった。その露天掘り作業中に体長9m、推定年齢60歳という「マンモス」が偶然、発見された。「マンモス」を発掘した当時の写真パネルや実物の「マンモス」が展示され、人気を集めていた。また少数民族である扎賚諾爾族の狩猟生活、遊牧生活などの展示が続いていた。
中でも扎賚諾爾族がシベリア経由で南アメリカ大陸に渡ったという説に私は興味を持った。DNA鑑定で扎賚諾爾族とアメリカ・インディアンが顔の骨格が同一で、生活習慣も極似していることが判明したという。中国・内モンゴル自治区とアメリカ合衆国とが繋がっている不思議さを感じた。
またこの博物館でも他の博物館と同様に「抗日戦争勝利70周年記念」のイベントとして特別展示ブースが設置されていた。
「扎賚諾爾博物館」の入口の展示。
「マンモス」を発掘した当時の写真。
扎賚諾爾族がシベリア経由で南アメリカ大陸に渡ったという。
石炭の露天掘りで有名な炭鉱の展示ブースもある。
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