先日、新潟市中央区礎町の「クロスパルにいがた」のエレベーターの前に≪中国の正月飾りと切り絵展≫開催中の看板が立てられていた。私は早速、2階の会場を覗いてみることにした。
会場入口にある説明書によると、中国の「正月飾り」を「年画」といい、それは春節(旧正月)に自宅に貼る“吉祥版画絵”を指すという。明~清時代(15~19世紀)に盛んになった中国民間芸術のひとつである。
中国の農民や労働者は新年を迎えるにあたって家の中を掃除し、好きな「年画」を所定の場所に貼る。その内容は人々の願い・希望・好みなども加味される。
(1)お金持ちになりたい人は「大得余利」 (2)子宝を願う人は「禄寿多子」 (3)出世したい人は「官菊一品」 (4)長寿を願う人は「福寿三多」などが書かれた絵を張り、掲示する場所にも決められたルールがあるという。
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