序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

劇団芝居屋第24回公演「チェンジ」舞台写真&ストーリー16

2012-11-23 17:44:04 | 日記・エッセイ・コラム

9月12日(水)

いよいよホタムイの青年たちのお見合い当日。

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光江 「九月十二日水曜日。今日はホタムイの集団見合いの結果の出る日。集団とは名ばかりで応募者は一人だったという。どおりで選抜のお呼びが掛からなかった筈だ。一人じゃあまりにも寂しいという事で他に助っ人として典子さんと恭子さんが参加。どうやら典子さんと禎子さんとの仲は修復したみたい。メデタシ、メデタシ。でも企画した地区担当の横川さんと洋平さんの落ち込みが可哀そうなぐらい。・・・でも診療所に来た当初は思いも寄らなかったな、こんなに此処の人間関係に深入りするなんて。・・・病は気からと言う様に、体に出る症状だけが病の手ががりじゃないという事がこの頃痛い程身に沁みて来た。・・・・父上、貴方はすごいよ」

さて会場の公民館では・・・<o:p></o:p>

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靖 「女性陣は奥の椅子。男性陣は入口の側に座ると・・それでいな。もう、相手も来ると思うので一通りの手順を説明しておくからね。えー、まず全員そろったら、僕が口上をのべて、それから告白タイムという事になるから、気に入った女性いたら、と言っても今回は一人だけど、その人に告白して下さい」<o:p></o:p>

武志 「オシッ!」
俊夫 「もし告白したいのがダブったらどうすんだべ」
靖 「もし、自分も告白したいと思う人がいたら、『待った』と言って前に出てください」
将雄 「待ったって言って出るんだな」
靖 「そうそう。そして僕の合図でそれぞれ告白タイムという事になります。で相手がごめんなさいと言ったらゴネないで素直に引き下がる事。いいね」
一同 「オイッス」

一同は緊張の極致。
そこへ洋平に案内されて参加者の玲奈が典子達と現れる。興味津々の禎子達や光江達は高見の見物。

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靖 「本日はお忙しい中、我がホタムイ地区の合同お見合いにご参加いただきまして有難うございました。この度は予算の関係上一泊二日という短い期間ではございましたが、磐田様始め皆さんのご協力得まして意義ある時間過ごして頂けたと思っております。それではこの企画の佳境でございます告白タイムに参りたいと思います。それでは野塚玲奈さんお立ち下さい」<o:p></o:p>

 

典子達の協力でいよいよ告白タイム。

 

靖 「それでは、野塚玲奈さんに告白したい方、お越しください」<o:p></o:p>

将雄 「はい、ハイハイ」<o:p></o:p>

武志 「オレ、オレ!」<o:p></o:p>

 

やはり竜也は傍観しているだけだった。

038靖 「では、告白タイムです。御一人づつ前に出て告白して下さい」

 

靖「では初めに尾崎武志さん」
<o:p></o:p>

         武志、前へ。

<o:p></o:p>

武志 「お、俺。素人女と付き合ったのは初めてなんだけど、気に入ったんだ。お願いします」<o:p></o:p>

                  武志、手を差出し頭を下げる。<o:p></o:p>

靖 「では、京塚将雄さん」<o:p></o:p>

                  将雄、前へ。<o:p></o:p>

将雄 「ぼ、ぼ、僕の苗字は京塚。あんたは野塚。野の代わりに京をつけて京塚になって下さい。お願いします」<o:p></o:p>

                  将雄、手を差出し頭を下げる。<o:p></o:p>

靖 「それでは大槻俊夫さん」<o:p></o:p>

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