・八重葎(やえむぐら) しげれる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋は来にけり
恵慶法師 (小倉百人一首)
リツ
むぐら
葎
【解字】形声文字。草かんむり(艸)+律。
- むぐら。かなむぐら。葛に似て、茎に細いとげがあり、節の周囲に葉が輪生して、小さい白、または、淡緑の花を開くつるくさ。
<新漢語林より>
【八重葎】
「葎(むぐら)」は、つる状の雑草の総称。「八重」は幾重にも重なることで、つる草が重なってはびこっている状態。「八重葎」は、家などが荒れ果てた姿を表すときに、象徴的に使われる言葉です。
夏の季語みたいです。
この「葎」という文字と読み方も、「八重葎」が何を示しているのかも当然わかりませんでした。百人一首などの昔の歌にはよく遣われてたみたいなのですが、勉強嫌いな私には知る由もありません。でも漢検のお陰で、この齢でわかることができたのは喜ぶべきことなのかもしれません。
↓ご存知でしたか。