・ソバミチ( 岨 道 )を歩いて隣県に入った。
----こちらは、熟語と一字訓の読み
・険岨(けんそ)
・岨(そばだ)つ
ソ
そば
そばだ(つ)
岨
【解字】形声文字。山+且。音符の且(ショ)は、積み重なるの意味。上に土の積もった岩山の意味を表す。
- いしやま。頂に土をかぶっている石山。
- そばだつ。けわしい。
- そわ(そは)。そば。山の険しい所。がけ。
- けわしい。山のけわしいさま。
<新漢語林より>
【険岨】
1.道が険しいこと。けわしい所。
2.顔つき・性格などがとげとげしいこと。
日本の隅々まで道路が整備されどこへでも車で移動できるようになった現在において、「岨道」は死語になってしまった感があります。修験者やお遍路さん、登山者くらいしか「岨道」を通ることはないと思います。「岨つ」という言葉だって日常生活においてほとんど耳にすることはなく、もはや小説の域ではないでしょうか。
ちなみに、
「側」は7級で、「傍」は4級で、「蕎麦」は準1級で出てくるみたいです。
ところで、次の字をなんて読むかわかりますか。
・峙つ
・聳つ
・屹つ
・崛つ
・仄つ
そう、そのマサカです。笑 確認はこちら ⇒ 漢字辞典ネット
全て一級で出てくる漢字みたいです。
一体、どう使い分けているのでしょう。
一級の恐ろしさを垣間見たような気がします。
京都の素朴なお菓子のことかと(恥)
本当に漢字の奥深さ、勉強しない身にとっても受験生のことを思い遣るだけでも空恐ろしい。。
>本当に漢字の奥深さ、勉強しない身にとっても受験生のことを思い遣るだけでも空恐ろしい。。
漢検準1級を勉強する意義を考えてしまいますね。
おそらく普通の社会生活の中では、2級あれば十分なはず。覚える必要のない漢字だってたくさんあると思う。でも、ひらがなで書いても知らない言葉がたくさんある。美しい言葉に出会った時は日本に生まれて良かったと思う。少し飛躍しすぎか。