漢字を学び心を育む

2回目のチャレンジで漢検1級に合格。
現在、ペン習字に傾倒。
硬筆書写検定1級が欲しいです

センパイの第二釦・・・

2010-05-06 22:17:19 | ◆準1級:書き(書き取り)
 
 ・シャツのボタン()が一個無くなった。






コウ
ボタン、かざ(る)



【解字】形声。金+口。音符の口は、口の意味。金属製の器物の口飾りの意味を表す。

  1. 金銀などで器物の口やへりなどをかざる。また。玉をちりばめかざる。
  2. わめく。さわぐ。
  3. 国字⇒ボタン。あて字。
    <新漢語林より>


ポルトガル語botão(ボタォン)が最有力説。英語ではbutton(バトン)。漢字では「釦」あるいは「鈕」。

 ボタン (服飾) - 服において布を部分的に二枚重ねて止める具。
 押しボタン - 押すことによって動作するスイッチの一種。
 ボタン (GUI) - コンピュータ画面上で押しボタンのように動作するグラフィカルユーザインタフェースの一種。



国字かと思っていましたが、どうやら外来語(button)への当て字みたいです。


関西ボタン株式会社
http://www4.ocn.ne.jp/~kansaibt/

ボタンの語源
ボタン「button」の語源についても定説はありませんが、古代ゲルマン語の「botton」と古代ラテン語の「bottanei」がその出所とされており、ポルトガル語の「butao」(花の蕾という意味)から変化したものと思われるています。日本で「ボタン」という名が用いられたのは江戸中期といわれており、「股引キャハンなどにつくるボタンは、オランダ人の装束より出たるものなり。」「オランダ国にては、クノープという。ポルトガル国にては、ブタンという。これをいい違えて日本にてボタンというなり。」と江戸時代中期の故実家、伊勢貞丈(1717~1784)の『安斉随筆』に記されています。また、ボタンの漢字である「釦」の文字は、明治時代の大政官布告の際、ボタンの文字がなく、当時の兵部大輔、大村益次郎(1824~1869)が、服の口に金属製品を入れて紐の代用にするという意味から「紐釦」と書き、これを釦と読ませることを採用したのが始まりといわれています。




最近あまり見掛けなくなったが、JR駅やエレベータ・エスカレータにあった「非常停止釦」は、「ひじょうていしこう」ではなく、「ひじょうていしボタン」と読ませていたと思う。


ちなみに、国字ではないので中国語の釦(Kòu)を google で英語翻訳⇒日本語訳した結果(ママ)を載せておきます。

釦(繁体字)
扣(簡体字)

【名詞】
 Button(ボタン)
 Discount(ディスカウント)
 Knot(結び目)
 Ouch(痛い!)

【動詞】
 Buckle(バックル)
 Button(ボタン)
 Deduct(控除)
 Button up(ボタンで留める)
 Pull(プル)
 Detain(拘束する)
 Fasten(固定)
 Arrest(逮捕)
 Place(プレイス)
 Press(プレス)
 Take into custody(親権に乗り)




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。