・升で量って 箕( み )でこぼす
収穫のときには一升二升と枡で量っていたものを、箕で一度にどっとこぼしてしまう。 苦労して少しずつためたものを無駄に使ってしまうたとえ。
キ
み
ちりとり
箕
【解字】形声文字。竹+其。
- み。穀物にまじっているちりとりやからなどあおり出す道具。
- ちりとり。
<新漢語林より>
この諺、好きです。
なんだか普段、自分がやってることを言われてるようで。
今ではあまり目にする機会も少なくなりましたが、私は農家の息子なので「箕」は身近な存在でした。
いつも納屋にあって、小豆などの豆類を運ぶのに使っていたと思います。
本来の機能である、塵や穀を取り除く用途に私は使ったことがありませんでしたが。
今どきの子に、
「 ちょっと、箕を持ってきて 」
と言っても首をかしげてしまうのでしょうね。
↓わたし使ってました。笑
箕を持っておいでと言われてお手伝いする子どもはきっと幸せ
北海道では、人力で雪を運んで捨てる道具の事を何故か「ママさんダンプ」と呼んでいます。うちの母は「ゆきみ」と言っていました。おそらく、「雪箕」だと思います。ママさんダンプの画像を確認したら納得して頂けるかと。
画像見ました。「雪箕」はきれいな言葉。
プラスチックのママさんダンプが奥床しく淑やかに。。