漢字を学び心を育む

2回目のチャレンジで漢検1級に合格。
現在、ペン習字に傾倒。
硬筆書写検定1級が欲しいです

治療ついでに漢字のお勉強。

2011-09-05 18:22:21 | ◇1級:書き(故事・諺)
 
  薏苡 の謗りを受ける。



【意 味】無実の嫌疑をかけられること。

【故 事】
東漢の名将である馬援(伏波将軍とも呼ばれます)は率いている軍隊が南方国境に駐屯しました、多くの兵士が病に罹っています。現地民間では、薏苡を用いて、兵士の病を治療し、顕著な効果が得られました。馬援は南方国境地に起きた動乱を平定した後、幾つかの馬車に乗せた薏苡を持って凱旋しました。ところが、馬援が亡くなった後、朝廷に居る人に誣告されました(あの大量の明珠は、伏波があらゆる手を使って収奪したものです)。この事件は、朝野が冤罪と認識され、「薏苡之謗」と名付けられました。詩人―白居易の詩句:「薏苡讒憂馬伏波」があります。

引用元:国立北京中医薬大学日本校ブログ
    http://jbucm.exblog.jp/12917373/







薏苡よくい(ハト麦)

これは、絶対に故事・出典を理解していないと意味がわからないことです。
 『ハト麦の謗り』ではまるで意味が通りませんからね。
なるほど「濡れ衣」「冤罪」と同じ意味のようです。






 先日、持病の頸の痛みが悪化し我慢できず整形外科で診てもらった。
受診前に記入する問診票の、「痛む部位」に ”頸椎、右肩” と書いたが、
後で考えると少し厭味だったかもしれない。
普通に ”首” と書けばよかったかなと。



先生の診断では、頸椎ヘルニアだと思うがはっきりと原因はわからず。

取り敢えず、リハビリを受けることにした。

 1.患部を温める(温熱療法)
 2.電気による低周波(電気療法)
 3.機械マッサージ(ウォータベット)


全てが終わった1時間後、


先生:『どうでした?』

 私:『イヤ、あんまり変わらないです。』

先生:『そうでしょうね。1回では変わりませんよ。』

 私:『・・・・そうですね、暫く通ってみます。。』
  (きっと効いたと言ったら、そうでしょう!と答えたと思う。。)

先生:『それでは、漢方も出しておきますね。』


で、処方されたのが、





「薏苡仁湯」ヨクイニントウ

【効能】はれ・痛みのはげしい関節痛、筋肉痛を解消する。

【成分】・ヨクイニン(薏苡仁)---ハトムギの種皮を除いた種子。
    ・ソウジュツ(蒼朮)---おけら
    ・トウキ(当帰)
    ・マオウ(麻黄)
    ・ケイヒ(桂皮)
    ・シャクヤク(芍薬)
    ・カンゾウ(甘草)



漢検でお馴染みの薏苡の他にも蒼朮ソウジュツ(おけら)も見つけました。


また看護士より、

 『我慢できない痛みのときに飲んでくださいね。』


と手渡されたのがこれ。



疼痛時トウツウジ

 うずくような痛み。ずきずきする痛み。



疼くような痛みって、何だか痒いような気がする。
ズキズキするなら何となくわかるけど。。



漢字を勉強していると、どんな場所ででも難しい漢字に出遭うとすぐ反応してしまうのは悪い癖です(苦笑)






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