・彼の気持ちを 慮( おもんぱか ) るとつらい。
リョ
おもんぱか(る)
慮
- おもんぱかる。
- おもんぱかり。考え。計画。
<新漢語林より>
ずっーーーーと、
おもん ば かる と信じて疑っていませんでした。(汗
訓読み(表外読み含)においての半濁音読みは珍しいと思います。※送り仮名は除く。
というか、この字の他にあるのでしょうか。
半濁音は、「ぱ(Pa)・ぴ(Pi)・ぷ(Pu)・ぺ(Pe)・ぽ(Po)」だけ。
音読みにおける半濁音は数多い。
・論破(Pa) → 破(Ha) ・門扉(Pi) → 扉(Hi) ・完膚(Pu) → 膚(Hu) ・紺碧(Peki)→ 碧(Heki) ・散歩(Po) → 歩(Ho)
でも、よく見たら全部熟語であって、単語では清音か濁音である。
しかも最初の文字ではなく2文字目。
【慮る】おもんぱか-る
(オモヒハカルの音便。オモンバカルとも)よくよく考える。考えはかる。思いめぐらす。
※音便
発音しやすいように語中・語尾の音が他の音に変化すること。
なるほど。
熟語の半濁音についても、音便での変化形だったのですね。おそらく。
どうやらこれが正解みたいです。
思ひ計る → おもいはかる →(音便) おもんぱかる