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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

借王(シャッキング)4

2021-11-21 23:20:05 | Vシネマ
二日連続での「借王」の録画視聴
邦画で見るべきものはたくさんあるんですが、なんだか続けてみたくなる様な中毒性というか依存症的な魅力がある日本のVシネマ
これってどうなのよ・・・やっぱ私個人の好みの問題なのかなぁ
 
ってことで、今作も志賀勝が、西川峰子さんが夜中に人ん家に押し入ろうってしてるとこにでくわし
証券会社役員のインサイダー取引を利用して金を稼ぎ庶民から金をも吸い上げてる輩からいつものように詐欺でお金をいただくお話
3人だけでは今回は騙せないということで
夏樹陽子さんの馴染みの倒産寸前に追い込まれている製薬会社社長の江見俊太郎さんをグループに引き込んでのお話になるんですね
 
相変わらず借金に追われて居る志賀勝さん、ネタを仕入れてくるものの
絵沢萠子さんから一億返済を迫られてるにも関わらず、この志賀勝の誘惑には飛びつかない哀川翔って言うプロットも定着してきてる様ですね
そしてレギュラーとしては相変わらずの援交JKエリちゃんを演じてるのは栗林知美さん、いつものようにおっぱい全開です
なんとオープニングに出会って清水紘治の悪業をピロートークで聞き出す志賀勝のシーンとかあるんですが
なんと西川峰子さん劇中で知らされるんですが、援交JK noエリちゃんがいつも言ってるお母ちゃんと言うびっくり仰天の展開
まさに劇中の西川さんの台詞ではないもののこいつは強請のネタにもってこいの親子丼ですよねぇ
 
後志賀が江見の弟として、清水紘治に近づいて行ったら
貢ぎものとしてホステスさんが提供されるんですが、なんと時代の寵児としてAV界とピンク映画を牽引されていたけども、早逝された伝説のAV女優の林由美香さん
さらに時代を反映してチンピラやくざに金ピカ先生、江見俊太郎さんの弟役として織田無道さんが出演されていましたねぇ
さらにシリーズとしてのイレギュラーとして
トンビとして油揚さらおうと画策してくる第一話「借王(シャッキング)」に登場した工藤ファイナンスの堀田慎三さんの登場という一貫性が見られます
 
ある意味見てるこっちが驚かされるシリーズでもありまして
だから楽しいんでしょうかVシネマって言うレンタル店高回転用のアイテムは

切り口の違う記事はコチラ
 
1998年製作、日本Vシネマ、日活作品も
和泉聖治監督作品
出演:哀川翔、志賀勝、夏樹陽子、西川峰子、絵沢萠子、中本賢、清水紘治、栗林和美、堀田慎三、村野武範
コメント
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共謀家族

2021-11-21 17:25:22 | アジア映画
私はジャケット借りですから、チラッと見て
あ、”久しぶりに韓国映画だ“ってセットに何も考えないで組み入れてきたのですが
なんと蓋を開けたら
って円盤をプレイヤーにかけて、予告編スキップしていよいよ本編が・・・そしたら見慣れた中国の上映許可番号の映像が出てきて
おっとっとっとこれって中国映画だったんだってわかる始末
さらに見終わって色々と調べたらオリジナルはインド映画で、中国映画がリメイクした作品だったんですね
いや実に面白かったし、ある意味上質なミステリー作品だった
 
オープニング女性警察長官が尋問の矛盾をついて犯人を落とすシーンが描かれています
次に普通のお父さんが登場してくるんですね
中国映画ですが、舞台はタイです
だから市長選挙も物語に絡んでくるし
ある意味警察の横暴というか殴る蹴るの暴力捜査も描かれているので、舞台をタイに置くことで
権力を嵩にきた暴力捜査の過程も描けたのかなぁ
 
オープニングに出てきた女性警察長官と、市長選に出てる有力政治家夫婦のドラ息子が
高校生のキャンプでドラッグと酒の力を借りてキャンプで見初めたJKを犯し、その様子をスマホで撮影していた
そのレイプ被害者が主人公の普通のお父さんの娘さん
このお父さん配線工事会社の社長さんで無類の映画好きでして
今まで800本以上の映画を見てプロットは全て暗記してるほどの人物
 
仕事で地方に出張してる時に、件の警察長官のドラ息子がヤリたくなって、黄色い派手なクルマを飛ばして主人公の娘を再び犯しにくるものの
撮られてた映像を取り返そうと母娘二人でドラ息子と争ってる時に誤って撲殺してしまい
母親はとっさに隣地の墓地にドラ息子の死体を隠す
 
主張先から心配になって帰ってきた主人公が全てを知って
家族を守るために映画で培った知識を駆使して、まずは家族全員でのアリバイ作り
ドラ息子の母親は全警察権力を使って消息を絶った息子を探す
主人公とソリの合わない町の警官が主人公がクルマを処理しようとしてる初期段階を見てて
この犯人家族と全警察権力との攻防戦が始まる
片方は今までに培った犯人との尋問で得た経験値を駆使し
もう一方はちょっと末っ子がヤバそうですが、コチラは映画で培った知識で作りあげた鉄壁のアリバイと家族の結束で尋問に耐えていく
いや、この犯人家族と警察長官との攻防戦が見どころでして
 
被害者も加害者もどちらも親という立場で子を思う親という、共通の意識での攻防戦に見てるこっちが手に汗を握る緊張を強いられる
 
さて最後はどうなるのかってネタばらしはできませんが
親という、子を思う存在の切なさが実にいい。
加害者、被害者共に親の立場で終わらせる方法は見事だった。
ある意味韓国映画が描く様な世界観と言っても通用する内容の作品だったかなぁ
これほどの作品を中国が作れるくらいに中国映画界も成熟してきたってことなのね
9億の国内パイがあるにもかかわらず、こんだけの国際的に通用する作品をものす中国と
国内一億のパイだけに映画を提供してる日本の映画は、ある意味停滞をとおりこして
今や衰退の一途だと言っても過言ではないかも知れない
 
2019年製作、中国映画(日本公開作品)
サム・クワー監督作品
出演:シャオ・ヤン、タン・ジュオ、ジョアン・チェン、フィリップ・キョン、チョン・プイ
コメント (2)
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