これは積極的に日本映画を見ていこうという企画で視聴した一本
沖縄映画祭のコンテンツとして、吉本が制作した作品みたいですね
中年になった4人というか学生時代に映画研究部の活動として8mm映画を作った5人の男ども
そうジャケットの4人ですが、今5人と書いてますが間違いおまへんです
焼き鳥じゃなかった焼肉屋の親父に3の倍数云々で一世風靡した世界のナベアツこと現桂三度がいるんですね
そこに自主映画に出演していた5人のマドンナだったっていうか
当時焼肉店のアルバイトだった蓮佛美沙子演じるヒロインみさとが、なんと訳ありの出戻りで再びアルバイトしてるという
さらに彼らは自主映画のはクランクアップのは約束として20年後に再び会おうって約束していた時期と重なって
当時監督していて、映画への情熱覚めやらず今でも売れない俳優をしてる池内博之演じるキンヤ、開店休業状態の流行らない中華料理店店長の宮川大輔演じるジュンペイ、教員試験万年不合格でテント暮らしの池田鉄洋演じるタロウ、ラブホオーナーの松尾諭演じるアッキーの4人が焼肉屋に集まる
そうある意味20年ぶりの同窓会に偶然マドンナも登場していたってことで
男ども4人はいろめきだち虚勢を張って見せるのは人間の性でしょうか
そんな中、みさとから今の私には”ヤウンペッ“が必要だと告白される4人は
彼女を射止めるには“ヤウンぺ”を見つければいいのだと色めきたちますが
肝心の”ヤウンペ“とは何のことやら、さっぱり覚えていません
それでも仲間より早く、出し抜いてでも”ヤウンペ“を手に入れようと奔走する男たちの哀しくもおかしい努力の漂うオッサンたちによる”ヤウンぺ“探しの冒険が始まります
その決意と行動の様をまずは4分割の映像で表して
一人一人の涙ぐましい努力を追いかけていくんですね
そしてそれぞれ4人が見つけた”.ヤウンペ“は何なのかがわかる仕組み
憧れのヒロインのハートは、誰のものに・・・
映画的にはトンビに油揚というのが安定調和のプロットですよね
映画的にはトンビに油揚というのが安定調和のプロットですよね
知らないのに、知ったかぶりをするのは歳を重ねた者ほどやりがちな、なんとも滑稽な振る舞いです
それを基本プロットにしてのコメディ作品ですが
押し付けがましくないコメディでしたので違和感無く見られてよかったかな
最終的に池内が”ヤウンぺッ“が何かを見つけるんですが
それも後の祭りですよね
トンビに油揚ですからねぇ
やっし20年のブランクっていうか、積み重ねてきた人生っていうのは人としての歴史ですから
他人には計り知れない過去が積み重なってきてるわけですよね
そんなこんなを思い出させてくれる作品でした
2019年製作、日本映画、「ヤウンぺを探せ!」製作委員会作品
宮脇亮監督作品
出演:池内博之、宮川大輔、池田鉄洋、松尾諭、蓮佛美沙子、赤楚衛二、門脇佳奈子、村松利史、栗原類、川畑和雄、渡部陽一、ソンモ、永嶋柊吾、ついひじ杏奈、大江駿輔、川島海荷、桜井ユキ、榊英雄、桂三度
