神代辰巳がその名を馳せることになった「四畳半襖の裏張り しのび肌」より以前に日活ロマンポルノ作品として作っていた作品。
なんと脚本が田中陽造さんですから
ある意味田中ワールドを神代感性で作り上げた作品といえる

ヒロインの女優さんは新人の安田のぞみという女優さんに
ベテラン絵沢萠子さんと、丘奈保美が花を添えてるが
丘奈保美さんとの濡れ場で坊主役のヒーロー岡崎二郎がなんと髪を褒める。
まさに東映ポルノ路線に対するアンチテーゼみたいなシーンがあって個人的には面白かった。
ってわかる人にはわかるよね、東映出身のは岡崎二郎が東映で丸坊主ですでにピンキー路線で売り出した
丘奈保美の髪を濡れ場で褒めるんですよ
もう完全なる楽屋落ちって事で田中陽造さんのお遊びでしょうか。
土左衛門の腹から坊主によって取り出された男の子が、寺に預けられて23年
修行によって真面目で有望な僧侶となるが、
ある日ヤクザの娘と情を交わしたが、なんと彼女は異母妹だったと知ってから
この男の人生が狂うっていうか
自らの出自の業に抗いやくざになって人殺しを重ねていく様を、岡崎二朗主演で日活ロマンポルノのやくざ映画
ここいらも東映やくざ映画に対しての田中陽造のアンチテーゼが主体となっているような
そこに奇を衒った神代の映像がこの作品をカルト映画に昇華させてくれてるんですね
岡崎二朗の背の菩薩の刺青、くわえたばこ、セリフ回し、そして体躯で表現するやくざ感
岡崎二朗の背の菩薩の刺青、くわえたばこ、セリフ回し、そして体躯で表現するやくざ感
この人こんなに演技上手だったっけって目から鱗
安田のぞみとの滝での初めて結ばれる遠景ショットが実に美しい 。
これってロケハンの勝利ですよね
そして同様の遠景の多様、音楽の代わりにSEとして使われる念仏とか
そして同様の遠景の多様、音楽の代わりにSEとして使われる念仏とか
もうまさに映像の他に神代ワールド全開
その際たるものは機関銃の乱射にによる弾丸が川面を石切のように飛ぶとこですかねぇ
それが見事に敵に当たると言う快挙に拍手喝采
田中陽造脚本、神代辰巳監督作品
出演:岡崎二朗、安田のぞみ、松山照夫、丘奈保美、薊千露、絵沢萠子、坂本長利、高橋明、永井鷹男










