ゴミを外のゴミ箱に入れようと外に出た、星空である。
黒い人影が近づいてきた、Xさんの息子さんの帰宅・・・。お母さんが集中治療室にいるという話は少し前に聞いている。
「お母さんの容態は?」と聞くと、
「2月20日が誕生日ですが、それまでは持たないと宣告されています。肝臓は二つあるそうですが二つともがもうすでに・・・管で胆汁を外に出している状態です」と言った。
「明日は仕事を休んで、寿司をもって見舞いに行きます。でも食べられないでしょう…」
言葉が出ない。Xさんとは同世代・・・。
「母が亡くなったら、この家を売り、借金を返した後は僕も消えます」という。
返す言葉がないほどの衝撃。
「ぼくも51才になりましたが、この先結婚をする気もないし、ただ消えるだけです。こんな世の中で生きていてもつまりません。一酸化中毒か何かで簡単に死ねたらいいんですけどね」という。
「あなた、若いんだから・・・」
「いえ、食べることもままなりません」
「・・・」
辛すぎて、寒すぎて「じゃぁ」と別れた後、足がすくんで一歩が出ないほどの膠着状態。
そんなこと言わないで、頑張って!
言葉を失った夜の会話・・・それでも頑張るしかありません!!
『旅人』
静かな海/水平線、宙に浮遊する球体である。
腰の位置の低い椅子は権威(地位)の象徴ではなく、単にくつろぎの椅子であることの強調かもしれない。
女体のトルソーは、肉欲はなく・・・ということか。(女/妻とは一心同体である)
ライオンはどこまでも強い志、挫けずめげない百獣の王たる尊厳としての誇りであり、一人で闘うという表明にも思われる。
トランペットは、『主張』。
樽は、飲食。
袋は、生活を支える金銭。
ミシンは妻の道具、少し見えているイーゼルは自身の道具。
虚空(未知)を映す鏡。
自然の緑、新聞の文字(活字)・・・など。
世間とは隔絶されているかもしれないが、これがわたしの浮世離れした生活の全てであり、常に人知れず精神の旅を続ける全景である。
(写真は国立新美術館『マグリット』展・図録より)
注文の多い料理店
二人の若い紳士が、すっかりイギリスの兵隊のかたちをして、ぴかぴかする鉄砲をかついで白熊のやうな犬をつれて、だいぶ山奥の、木の葉のかさkさしたとこを、こんなことを云ひながら、あるいてをりました。
☆宙(大空・空間)を問う。他に、霊(死者に魂)の裏(反対側)をも展(くりひろげる)。
普く図りごとである。
惹きつける真(まこと)の詞(言葉)を並べる他意を徹(貫き)、法(神仏の教え)を吐く。
幽(死者の世界)の他意は普く、必ず太陽に応えるものである。
朴(すなお)に、要(かなめ)を運(めぐらしている)。
とにかく、アマーリアがふたたび注文とりにきてくれることだけを待ちうけていました。村の人たちだって、自分たちがしでかしたことで弱っていたのですもの。
☆もっとも再び伝言があったことは、すべての人たちにとって悲しいことでした。