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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

みんな歩いている。

2013-02-22 06:54:13 | 日常
 Sさんは久里浜のずっと向こうの介護施設で週三日アルバイトをしている。ここからはずいぶん距離があるにもかかわらず、自転車で往復するらしい。交通機関を利用するときには久里浜駅から三十分程度をバスに乗らず徒歩で行くという。

(ハァ~、そんなに歩くの?すごいわぁ)と思っていたら、Hさんは毎朝四十分程度団地をぐるりと廻り、急階段(100段以上)を昇降しているという。

 ・・・とてもわたしには出来ない。
 今日の粟田の夢庵行き、バスをやめて歩こうか・・・。一度歩いたことは(四十分程度)あることはあるけれど・・・。四人会のうち、二人は徒歩、一人はハイランドだけど、一人は長沢だから、かなりある。
「でも、今日だけはと思って歩いてくるの」と、Mさん。


 ふと、気づく。
 みんな自分と戦っている。《生涯、自分の足で歩く》という強い願望、意思。
 どこまで続くか分からないこの道を全うするために、決して脱落してはならない。天命に逆らってでも歩き徹すのだという気持ちで「歩くこと」を断行している。

 頑張れないわたしだけど・・・みんなに付いて行きたい!

『セロ弾きのゴーシュ』7。

2013-02-22 06:33:01 | 宮沢賢治
「セロっ。糸が合はない。困るなあ。ぼくはきみにドレミファを教へてまでゐるひまはないんだがなあ。」
 みんなは気の毒さうにしてわざちじぶんの譜をのぞき込んだりじぶんの楽譜をはじいて見たりしてゐます。ゴーシュはあわてて糸を直しました。これはじつはごーしゅも悪いのですがセロもずいぶん悪いのでした。

☆屍(なきがら)の業の恨みは兇(おそろしい)。
 鬼(死者)の髑(ドクロ)、普く虚(むなしさ)が絡(まといつく)鬼(死者)の詞(言葉)。
 自記に於いて、和(争いを収める)。

『城』1191。

2013-02-22 06:13:45 | カフカ覚書
クラムとの一件がなかったら、あなたは、不幸にもならなかったし、なにもしないで家のまえの小さな庭に据わっていらっしゃることもなかったでしょう。くクラムのことがなかったら、ハンスが小庭であなたを見そめることもなかったでしょうし、あなたが悲しんでいらっしゃらなかったら、内気なハンスがあなたに言葉をかけるような真似をやってのけることもなかったでしょう。

 dort・・・来世で。
 前庭/vorgan→vorgaben/偽りを言う。

☆クラム(氏族)とのことがなかったら、あなたは不幸にもならなかったし、偽りを言うこともなかったでしょう。くらむ(氏族)のことがなかったら、ハンス(一族)があなたに言葉をかけることもなかったでしょう。あなたが悲しんでいなかったらつみを犯したハンス(一族)と来世で会うこともなかったでしょう。