あさやん通信

おいらの日記、徒然なるままに!

渡邉美樹さん

2009-08-10 01:06:01 | いい話
ワタミの渡邉美樹会長はとても尊敬している人物の一人です。
企業家ですが、仕事を通じて社会貢献をし続ける大人物だと思っています。
今回は、著書『強運になる4つの方程式』を抜粋して紹介します。


渡邉美樹さん
1959年生まれ、神奈川県出身。明治大学商学部卒業
2009年ワタミ代表取締役会長・CEOに就任
法人郁文館夢学園理事長兼校長



1)行動基準

 運は自ら引き寄せるものです。私は4つの原則(方程式)に則って行動してきました。

a.神様が応援したくなるような努力をする。
b.原理原則を外さない。
c.いつも明るくふるまう。
d.心に一点の曇りもない。(やましいことをしない)

 これらを実行し、危機をチャンスに変えることによって成長してきました。運は行動してつかみとるものなのです。

2)物事は予定と違う事が起こることも必ず想定しておき、すばやく気持ちを切り替える。

3)「起こることは全部いいことだ」という信念がある。

4)前提を潔く全部受け入れること、そしてゴールは変えないことによって、創意工夫が生まれる。

5)第三者の目で自分を見つめる。

 大事なのは、自分以外の所にひとつの視点を持つこと、第三者の目を自分の中に持つことだと思います。第三者は神仏と置き換えてもよい。神仏が見てくれていると思って、沢山の「ありがとう」を集めるために、120%の努力をやり続けているのです。

6)私はいつも4時~5時起きです。経営者として時間対効果を高めようと思ったら、世の中が活動を始める前の静かな時間に整理し、世の中がスタートする9時には、全部終わらせておくべきだと思います。

7)原理原則というのは、確率論と言い換えてもよい。また、流れを見ることも大切である。

8)長く存続するためには、損得ではなく、善悪を判断基準にする。

 これは、会社でも一人の人間として成長していくうえでも、絶対に外してはならない原理原則である。赤福の食品表示偽装事件は、草葉の陰で御先祖様が泣いていることでしょう。吉兆でも、ミートホープでも、企業として正義があるかないかという、一番大事なと
ころを見失い、利益第一主義で嘘やごまかしをやり、お客様をだましたことが、今日の結果を招いたのではないでしょうか。

9)悪いことはいいことの始まりである。良いことがあっても有頂天にはならない。

10)第一印象の良さ、特に明るさ、礼儀正しさはとても大事です。謙虚な人、誠実に生きている人というのは、顔がすっきりしています。小さな約束も守ります。

11)落ち込まないためには、ないものではなく、あるものを数える。自分の目指している目標を明確にしていることが大事です。

12)自分の状態を知り、ストレスをためない。

 トイレに行くたびに鏡で自分の顔をチェックし、寝る前に日記をつけ、翌日のスケジュールをすべてイメージし、朝晩仏間に線香を立て、両親と祖母に感謝することにより、心を常にリセットします。体に関しては自然体だが、「過ぎない」ということが、何につけ大
事で、運動もしています。

13)やましいことはしない。 目先の利益よりも、最終的に善悪を貫き通すことが、長期的な損得に関わると信じています。

14)自分らしさを守るために、自分なりの超えてはいけない一線を守る。

15)ぶれない価値観を持つ。 自分のためだけに生きるのではなく、人の為、世の中の為に生きる。そのプロセスの中で、人間性を高めることが、生まれてきた目的なのです。これが、幸せ感に根ざした、私の価値観です。額に汗して稼ぐというお金に対する価値観も、ここから派生したものです。