![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/f2/f189ef7d2ebde9921ec0881d96085d37.jpg)
昨日8/6は広島に原子爆弾が投下された日だ。日本人はこの日の事をいろいろな立場でいいから、少しでも気にかけたいものだ。平和式典では秋葉忠利市長がオバマ米大統領が核兵器廃絶への努力を明言した4月のプラハ演説を引き合いに、世界各地で廃絶を願う多数派の市民を「オバマジョリティー」と呼び、力の結集を呼び掛けたとのことだが、原爆を落とした側の国の元首を核廃絶のシンボルにするとは皮肉なもんであります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/9d/a8aa2527c776a47d8d947ca639c49e01.jpg)
昭和25年11月、東京裁判でも有名なインドの法学者、パール博士は世界連邦アジア会議で次のようなコメントを残しています。知っておきたいメッセージです。
人種問題、民族問題が未解決である間は、世界連邦は空念仏である。 広島、長崎に投下された原爆の口実は何であったか。日本は投下される何の理由があったか。当時すでに日本はソ連を通じて降伏の意思表示していたではないか。それにもかかわらず、この残虐な爆弾を《実験》として広島に投下した。 同じ白人同士のドイツにではなくて日本にである。そこに人種的偏見はなかったか。しかもこの惨劇については、いまだ彼らの口から懺悔の言葉を聞いていない。彼らの手はまだ清められていない。こんな状態でどうして彼らと平和を語ることができるか。
原爆慰霊碑の碑文「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませぬから」 を見て・・・
この《過ちは繰返さぬ》という過ちは誰の行為をさしているのか。もちろん、日本人が日本人に謝っていることは明らかだ。それがどんな過ちなのか、わたくしは疑う。ここに祀ってあるのは原爆犠牲者の霊であり、その原爆を落した者は日本人でないことは明瞭である。落した者が責任の所在を明らかにして《二度と再びこの過ちは犯さぬ》というならうなずける。この過ちが、もし太平洋戦争を意味しているというなら、これまた日本の責任ではない。その戦争の種は西欧諸国が東洋侵略のために蒔いたものであることも明瞭だ。さらにアメリカは、ABCD包囲陣をつくり、日本を経済封鎖し、石油禁輸まで行って挑発した上、ハルノートを突きつけてきた。アメリカこそ開戦の責任者である。