今週の株式総括1212
内閣支持率急落で官房長官が、「激流に馬を乗り換える状況にない、政府・与党一体でやっていく一番大事なとき」といった。前官房長官は、「弱みにつけ込んで、党内を乱すようなことはよくない」と、渡辺前行革長官を非難したが、「弱み」があることをはっきりと認める発言だ。内閣の要で首相を助ける人物が、「麻生ではもうダメだ」と宣言したようなもの。選んだのも自分たち、責任はやはり自民与党の責任。どちらも人を見る目がなかったということ。
だったら責任を取って辞めるのが当然だが、支持率急落を受けてもまだ「真摯に受け止めて行動するのみ」と、1年に3人も首相が変われば、外聞が悪い。せめて人気が少し回復して、「来年に解散を」などと考えていると、ますます深みにはまる。吉田首相はクリスマス解散をやったことがある。吉田元首相の孫なら、「ばかやろう解散」が「やけくそ解散」か、ひょっとすると「バカ野郎といわれて解散」に・・・。ひとの顔を批判するのは、良しとしないが、口をひん曲げてドスを利かせた話し方、私にはどうしても好きになれない。やることも曲がりっぱなしで、政策の実行は遅々として進まない。一国の首相としては矢っ張り見かけ倒しで品格に欠ける。前2首相よりなお悪い。
自民党古参議員は解散に先々恐々とする。改革なんて頭になく議員離職の道が迫り来るのを恐れているだけ。そこには麻生政権の低落の影に、ほくそ笑む官僚が見え隠れする。国の出先機関の統廃合すら官の抵抗で進まない。麻生改革は看板倒れで、看板付け替えがせいぜい。役人天国はますます拡がるばかりだ。
内定取り消し、工場閉鎖、設備投資延期、ライン閉鎖、人員削減、生産調整、期間工のリストラ、証券廃業などなど、野村證券はこの年末1000人超のリストラをする。日興コーディアルも40才以上で人員整理。40才以上で、年も迫ったいま辞めても職なんてない。証券は賞与カット、ボーナス減の嵐が吹き荒れる。経済悪化の言葉が踊る。
暗いニュースばかり続く。こんな時、年末を乗り切るには、体力なくして到底かなわない。私は3時引けると、トレパンに着替え、耳にはイヤホーン、1422ラジオ日本、「夏木ゆたかのホッと歌謡曲」を聞きながらウォーキングだ。作曲家遠藤実さんが亡くなった。若き頃貧乏で作曲家を目指し、5000曲以上の歌を作曲し、多くのヒット曲を残した。彼はいう「春の来ない冬はない」と。
世界経済は、先の見えない長いトンネルに入ったのか。出口のないトンネルはない。暗闇の先にはかすかに明かりが・・・・。くれぐれも体には気をつけて頑張ろう。健康でなければ良いアイディアも浮かばない。そこには最大のチャンスが刻々と近づいているのだから。
今週はこの銘柄に注目してみたい。「まちふくろう」に掲載した。
7550ゼンショー(東証1部100株単位)
牛丼チェーン「すき家」「なか卯」を直営する。この不況で低価格品がバカ売れ。マクドナルド、ファーストリテーリングなどの急騰は、手軽で安く不況を乗り切るための「消費者の知恵」が引き起こした。
不況で切りつめられたサラーリーマンの昼食代は500円までと厳しい家庭の現実がある。不況が深刻なればなるほど低価格品を扱う会社は伸びる。
05/12/30高値2,005円であった株、今一株480円台と株価は、「並み牛丼一杯とみそ汁」の価格、その高値を付けたスタート地点とまだ価格は同じなのです。倍はおろか3倍増となる低位の星となる可能性も充分。
チャートも逆三尊を形成。「究極のチャート」とチャーチストが探し求める型なのです。信用倍率は0.32倍とまれにみる好取組で売り方の踏み上げも・・・いよいよここから上げ本番となる。
三尊、逆三尊は、http://www.systr-lab.com/ch2_3.html
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