日経ニュース拾い読み

朝夕、日経を拾い読み、週末は「今週の株式総括」で市場をふり返り、次週の予測を展開する

今週の株式総括929

2006-09-30 06:42:08 | 今週の株式総括
今週の株式総括0929

「美しい国創り内閣」で構造改革加速、財政健全化、中韓関係改善など所信表明をした安倍内閣が発足した。範を示すと、首相の給与30%、閣僚の給与を10%カットを表明。何か大きな期待を抱かせる内閣の船出のように思われる。

裏金つくりで職員の57%の処分し、自らの給与をたったの12月までだけ半分にした知事や、弟が談合の謝礼を受け取って知事辞職し、それでも退職金は2億以上もらう知事などとは、大きな違いだ。

財務省が57事業の予算無駄使を改善するとしたが、廃止と決定したのは、5事業だけで逆に増額した事業が17事業だと、政府の趣旨に添わず、官の自己権益の確保に奔る。

政府系金融を統合するにも、法人税非課税化にするとか、逆に効率化を形骸化する話が出てくるのだから、省庁の抵抗を排除することが、まず安倍政権の重要課題となってきそうだ。

「美しい国つくり」とは、「天下り」「汚職」「談合」など無い世界を言う。

仲良し内閣だとか論功行賞的内閣などと、マスコミは言うが、やるべきことをやってもらえば、いずれ成果で評価されるだろう。

ファーストレディとなる安倍夫人、テレビで紹介されていたが、朝は、「リンゴとにんじんジュース」を、必ず主人に作るそうだ。わが奥さんは、私が朝飯の頃は、まだ「夜中の夢の人」。「冬ソナ」のファンだそうだが、それは同じでも、似ているのはここだけ。

なんだか庶民的で、親しみを感じるファーストレディだ。「冬ソナ」の縁で、中韓関係改善に、大いに期待できるかも、韓国語にも通じて、韓国親善大使にでもなれるのでは・・・。

靖国参拝自粛明言をと、中国とも首脳会談再開の方向が見えてきた。中国の新幹線に後れをとっていた日本も、ドイツのリニア事故で、大きな仕事が今後日本に生まれて来るかもしれない。小泉政権でなしえなかった中韓との道が見えてきたとなれば、米国頼みの経済だけでなく、日中韓の国交正常化は、願ってもない日本の経済に明かりが差し込んできたことになる。

 東証の2部株指数が10日連続で下落したり、東証1部の騰落指数が2ヵ月ぶりの低水準で、東証の売買高は15億株と低水準が続く。4月高値の信用期日が頭を抑える。大手のヘッジファンドが破綻したり、10月はヘッジファンドや外国投信の決算で日本株の処分売りが続く。

こんな話が市場を駆けめぐっても、日経平均は下げなくなった。

NY株、過去最高値を更新した。一番心配されていた原油相場がの落ち着き、消費者心理の改善が顕著、物価上昇の落ち着き、利上げ観測は後退している。米景気の軟着陸の期待拡がる。

日本の株式と世界の株式の比較では、日本株が一番に出遅れている。経営者アンケートで来年景気拡大するという人が9割になった。

市場に立ちこめていた暗雲が少しずつ払われるように、先行きが見えてきたようだ。
「先週の予測総括」は、弱い展開予測でズバリ正解、しかも「フーリエ」の上場波動もズバリ満点の予想でした。

さて来週の「究極の株式投資戦略チャート」は、まだ「買いモード転換」にはならないが、指数も横ばいから、上昇の形が見えてきた。テクニカル的に見ると、6月安値の時よりは、現在株価は高いが、指数は割安で整理が進んでいることを示す。

10月前半は信用期日の到来する銘柄が多いし、外人は売り越しのケースが多い要因があり、「吹き値売り」の「押し目買い」に徹する相場か。

あくまで「最大利益獲得SB」の買いモードの銘柄のみで攻める鉄則を忘れないように。
「フーリエ」も、ジグザグの波動を示す。しかも雲の上昇は厚く下値を支える。

よき週末を。「最大利益獲得SB」のpassword=”deepinpact”