日経ニュース拾い読み

朝夕、日経を拾い読み、週末は「今週の株式総括」で市場をふり返り、次週の予測を展開する

今週の株式総括0525

2007-05-25 15:30:55 | 今週の株式総括
今週の株式総括0525

上場企業経常利益3.0%増で5期連続増収になる。電機・自動車が中心で景気を引っ張る。夏のボーナスは最高を更新する。輸出企業は来期の企業業績予想を115円レートで予測している。このままではまた増額修正は必至となる。

世界の株価は、高値を更新しているにもかかわらず、日経平均はまだ高値までには、とても届かない。

何が原因でこうなったのだろう。

米国景気が心配なのか、中国などのバブル懸念なのか。そうでもなさそうだ。

それは個人中心の新興小型株が、あまりにも下げて懐具合がボロボロだからだ。個人投資家が市場から逃げている。撤退せざるを得ないぐらいの打撃を受けている。ネットの取引が大幅減となって、ネット証券は、手数料を大幅に引き下げ、必至の顧客つなぎ止めしても、ネット離れが止まらない。ネット証券も同じパイの中での競争激化で経営が厳しい。やはり個人投資家が一番好む銘柄が元気にならないと、少々の対策をしても今の流れは止まらない。

上海株指数はあっという間に170ポイントが360となっている。個別の株式で見れば年初来4-5倍になった銘柄がわんさとある。日本株を売って、それ中国株だのそれインド、ブラジルへと資金が、日本を脱出して海外逃避をしたからだ。

ようやく当局もこの動きを憂慮して、ヘッジファンドや投資組合の内容報告を求めるな、ど調査に乗り出した。驚いた黒い資金は、トコトン売却に向かったわけだ。これがいまの新興株などの値下がりに拍車をかけたが、ようやくその動きも5月末を持って終わろうとしている。

何事にも、「行きすぎ」、「やり過ぎ」、「下げすぎ」があるのが相場の世界。人と同じ事をやって儲かるわけがない。

黒い資金や不正会計が一掃されて、昨年の12月高値の信用期日整理が終わるとなれば、自ずと市場もおちついてくる。海外逃避した資金が、一斉に日本回帰に向かう日も近い。

みんなが買わない株、投げて入る株を買おう。それが新興市場株だ。

もうバブルかもしれないと言われている上海株を買いたいですか。あのグリーンスパン氏が、「近い将来、中国の株式市場は収縮に向かう」と、予測した。バブルがはじけるのは良くないですが、世界を駆けめぐる有り余った投機資金は、超割安の株式市場に向かうはずです。儲かるところへと一斉に向かうのです。それが出遅れた日本市場にむかうと、どうなるでしょうか。

それでもジャスダック、ヘラクレスなどは、まだまだ売られると、思うならどうぞ日本株を売って、海外新興市場に資金を移してください。

新興株市場の銘柄が、これから半分になっても、いくら下がるのだ。下げ余地がどれだけあるのか。「半分になるのか」「倍になるのか」、どっちが早いか考えて見てください。今売っている人は、いくらになると思って売っているのでしょうか。株価の位置や妥当性など、今後のことは頭になく、ただ損が大きく、ただ株価が下げるから、たんまらず売却いるだけなのです。

今回の下げで企業経営者は、会社経営と株価は成長への両輪であることを感じとったはずだ。悪材料出尽くしという言葉がようやく認識できるところとなった。安心して株式を買える事になる。先を見れば売られすぎは歴然だから。

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その4月末を見本として掲載しました。

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さて「最大益ボード」が、下した来週のNK平均の予想は、

Nk 現値17481.21(-215.77)
買(3_12)シグナル(17705.12_20070523)が点灯して3日目です。シグナルモードは、平均12日間続きます。 買いチャンスです。 慎重に利食い優先で攻める。売りきめしながら  基本的には今はもみ合いの地合い、離れる方向に付く

数日中にも「売りシグナル」に変わるか売り決め体制に入る。

あすには「売りシグナル」に変わる可能性があります。

SWと INXは 42↓61, 55↑54(83~28) 55-予 パターン=( 14_6_±0) 買い益=988.2

評価星取表=☆☆☆★

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よき週末をどうぞ。

今週の株式総括0518

2007-05-19 09:15:11 | 今週の株式総括
今週の株式総括0518

上場企業は4期連続で最高益を更新して、12.2%増で、今期も1.1%増を予想されている。夏のボーナスは3.05%増と5年連続プラスになる。ゴールデンウィークが終わったが、秋の祝日を11月にまとめて、秋のシルバーウイークと与党が提案した。7月の参院選挙向けのご機嫌取りだろうが、旅行業界の強い要望があったからかもしれない。国会審議は、もう参議院選を意識しての話ばかり・・・。

米国株式は、連日の新高値に躍り出ても、日本の株式は一向に盛り上がってこない。
なぜだろう。

外国人投資家が4月ようやく買い越しになったが、ドル建ての日経平均では、値上がりをしていない。と言うことは外陣も儲かっていないと言うことになる。ならば投資先は騰がる市場に向くしかない。中国、アジアなど新興国銘柄が新値街道に躍り出ている。騰がる市場に資金は向かう。「騰がるから買う、買うから騰がる」の好循環となる。

個人の株式売買がネット経由でも減っている。個人好みの新興市場の会計不信が影響して、日経平均は世界の株価に出遅れているとはいえ、新興3市場は年初来の安値を更新している。

底をついたと見える兆しが見えるまでは、まだ中小新興市場株の下落はまだ続く。昨年の12月までは、まだ戻す期待もあり出来高もそれだけこなしていたが、今はその価格よりも大幅に下がってその期日が到来している。買い手不在の相場だけに、少々の売りでも下落幅が多くなる。信用期日が整理されるまで、後1ヵ月は、下落が続くのもやむを得ないか。

信用の期日が過ぎれば、出直ったのが過去の相場だが、今回の下落は、「たち」が悪い。新興企業は大量に発行した。「転換価格下方修正条件付きのCB」である。昨年の株価が高かった頃、借りてきた株券を市場で売却して、下がったところで、CBを転換して借り株を返済する。濡れ手に粟の大儲けをやった。毎日毎日新聞にCBの発行が、今でも載っている。

 株券を貸す側も、持ち株の下落で、大幅損害を被るわけだが、貸して利息を取れば、それでも少しの足しにはなるが、利息は目くそ、鼻くそ単位で、自分も「損の片棒」を担いだ間抜けものだ。それはどこの金融機関かファンドか知らないが、バカな話にのったものだ。

証券業界や関係省庁には、こんな抜け駆けが分からなかったのだろうか。安易な資本調達を許した責任は重い。この現実を知らずして証券行政の当局に、のうのうといる人々の責任が大いに追及されるべきなのだ。

こんな「追求の声」は、どこからも出てこない。東証や証券業界がいま、天下りの温床になっている。それこそが病巣なのだ。これこそ追及し排除されなければ、ますます日本市場は世界から取り残される。

最近は、この濡れ手に粟のやり方を、黒い資金が「まね」を始めたから始末が悪い。

金融庁や監督官庁の役人が、そんな手法が分からないものだから、検査の手が伸びない。もちろん外国証券を取り締まれない行政当局の怠慢が、株価下落という事になり、新興株に一番投資していた個人投資家が一番の被害者と言うことになった。

種々の証券商品などの取引法は、「個人投資家の保護」という名目で作られているが、なんとの間抜けな法を作っているのでしょうか。

米国でネット販売が、26兆円と減速傾向の消費を下支えをした。米国に遅れをとっているが、人口の減少、労働力の不足など、団塊世代の退職で、商取引の効率化や、省エネ省資源、省労働力など、ネット化、デジタル化などの技術の進歩は、これからの経済には欠くべからざるものである。いずれ新興市場のベンチャー企業の技術や製品やシステムなどは、次の世代には必要欠くべからざるものなのだ。

将来は、必ず必要とされるにもかかわらず、育つ過程であまりにも金融のおもちゃにされ、育つ芽を押さえつけられたと言える。

それでも、新興株の最高の仕込み場が訪れると・・・・。半値8掛け2割引となった銘柄が、どこにもそこにもあることだけは忘れずに。

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その4月末を見本として掲載しました。

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リンクが出来ないときは、インターネットエクスプローラのアドレスに上記のURLを貼り付けてアクセスしてください。.


さて「最大益ボード」が、下した来週のNK平均の予想は、

Nk 現値17399.58(-99.02) 売(1_6)シグナル(17399.58_20070518)が点灯して1日目です。シグナルモードは、平均6日間続きます。 売りチャンスです。空売りも。売り建て利食い売りは積極的に。 売り圧力が強まりそうです。売り優先で。押し目買いしながら 

SWと INXは 48↓59, 54↓55(85~26) 54予 パターン=( 13_4_+1) 買い益=96.2

評価星取表=★★★★★★★

私のブログは:<http://blog.goo.ne.jp/seifujii715/>
私のHP<http:/www001.upp.so-net.ne.jp/seifujii/>

「最大益ボード」のパスワードは「kachigumi」

よき週末をどうぞ。

今週の株式総括0511

2007-05-11 20:17:02 | 今週の株式総括
今週の株式総括0511

最近、投資家に投資信託のイメージが非常に良くなった。
国内はともかく新興国向けの投信まで大幅に伸びている。それも銀行や郵貯が投信を販売するようになって、安定資金が入っているからだろう。保険や401kなどの拡がりは、ますます長期資金の導入に弾みがつく。以前のような証券会社だけの販売と違って長期資金として、非常に有効に見える。

個人投資家の新興国ファンド投資が拡大している。
このところ外国人も個人投資家も日本株を大幅に売り越している。買い手不在の相場の中で集中的に買われる銘柄と、下げ加速の銘柄の二極化現象が目立つ。

年初来安値で割安だと値ぼれで買っても、そんな株は報われない。上昇波動に乗った好業績で先行き期待される銘柄を買い、騰がれば利食いしながら押し目を買う。しかし押し目がどんどん買える下降傾向の銘柄は下げ一方で儲からない。資金豊富で長期投資の投資家でない限り、押し目買いは、評価損ばかり抱えいずれ身動きがとれなくなる。「ナンピン買いは最大の誤り」である事が今の相場が証明している。

いくら数年来の安値で割安株と目される銘柄でも上昇波動にない銘柄は、取り残される。投げることはあっても誰も買わない。そこには短期売買を業とするデイトレーダーやネットトレーダーが商いの中心となっているからだ。

今年1-3月でヘッジファンドに資金が7兆円も入ったそうだが、日本に向かっている資金は、一部の銘柄に絞られる。特に3角合併など日本で認められるようになったことで、大手鉄鋼株や、非鉄、食品、スーパーなどM&A絡み一部の銘柄のみが ダウを引っ張っているといても過言ではない。そんな相場のギャップが日本市場の出遅れ要因と考えられる。

しかし、一方で個人投資家が一番回復を期待する「新興市場株や中小型株」が、静かに底を形成し、上昇過程に入らんとする兆しが少し見える。その波動を判定する物差しとして、わが「最大利益ボード」のシグナルは心強い。ジャスダック平均に買いシグナルが点灯した。しかし点灯したとしても長期投資に対応するシグナルとなるかどうかは、まだ予断を許さない。

たとえ「最大益ボード」で「売りシグナル」に変われば、すぐに投げの体制がとれるか、打診買い程度の買いに限ればの話であるが、。

やはり投資する銘柄は、25日移動平均線が上昇の銘柄に絞るべきだろう。上昇波動の銘柄かどうかを見極めて投資をすることが必要だ。25日線がシグナルで遅いと見る向きは、「最大利益ボード」の「買いシグナルの銘柄」で「出来高倍率が1以上でプラス」で、「モメンタムが1以上でプラス」の銘柄を投資の対象とすべき

世界各国の株式が同時株安後の高値をとっくに抜けて上昇しているにもかかわらず、日経平均はようやく世界同時株安当時に到達したばかりである。企業業績発表は好調であり、景気動向指数も50%を割れても回復過程に変わりないという。世界の株価との出遅れをばん回すべき体制がそろそろ整いつつあるのかも・・・・。

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「速報」と同時に、会員には「最大利益獲得ボード」で、速報銘柄を毎日フォローしていますから、売り買いの判断に利用出来ます。また毎日「最大利益獲得ボード」分析表と、その注目される銘柄のチャートを1-2銘柄掲載しています。

4月末の見本です。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/seifujii/saikoekiboad/tyumoku/myport4.htm
インターネットエクスプローラのアドレスに上記のURLを貼り付けてアクセスしてください。.

さて「最大益ボード」が、下した来週のNK平均の予想は、

Nk 現値17553.72(-183.24)
買(4_9)シグナル(17656.84_20070508)が点灯して4日目です。シグナルモードは、平均9日間続きます。 売買は自由活発に、買いから入って売りだけです。 押し目買い、利食いを交えて攻める。売りきめしながら 

SWと INXは 54↓65, 50↑48(85~26) 53予 パターン=( 12_5_±0) 買い益=989.6
評価星取表=☆☆☆☆☆

よき週末をどうぞ