日経ニュース拾い読み

朝夕、日経を拾い読み、週末は「今週の株式総括」で市場をふり返り、次週の予測を展開する

今週の株式総括1027

2006-10-28 19:15:21 | 今週の株式総括
今週の株式総括1027

 “出るはでるわ”の公務員の不正事件。福島元県知事の収賄、和歌山県の退職した土木整備の職員だけで、3年間で3分の1が関連企業に天下り、岐阜県庁の給与不正支払い、日本スケート連盟の会長の不正事件・・・・。これなど全く氷山の一角だろう。
本格的に検査をしたら、検査員の補充だけで赤字会計が膨らんでくる。まだまだこれから出てくる。佐賀県が2000以上に及ぶ業務で、市場化テスで民間参入を促すが是非成功させてもらいたいモノ。役所を監査するのを全部市場化テストでやればいい。
市場化テストを一部導入している社会保険庁が、ようやく年金見込額の通知を開始するそうだ。やはり将来、年金がいくらもらえるか分からないのでは、生活設計もできない。当たり前のことを、ようやくやり出した。ところが一方、年金記録ミス2万4000件、空白部分は年金がもらえない人があると「ずさん管理」が、またまた出た。

仕事を減らされたり、給料が減れば仕事をこれまでより少なくするようにすればいい。そんな甘い考えが充満してる。テレビを見ていたら娘の結婚相手は、「公務員がいい」と言っていたバカ親がいた。よっぽど気楽な商売と思われているのだろう。
諮問会議が7分野で重点改革を出した。①グローバル化②労働市場③生産性④税制⑤地方分権⑥社会保障⑦政府の各分野の改革方向性をまとめる。

骨太方針だが、これをやらなくして何をやるのか。安倍政権に是非期待したい。
 NHKに総務相が「らち情報」を放送するように命じたとか、NHK自体「ろくな経営」もできず、日本の国営放送も何かしなければと思ってやるには御粗末。あの北朝鮮の馬鹿げた放送をテレビで見るにつけ、それを甘んじて受け入れている北朝鮮国民を少しでも洗脳をすべく日本国営放送としてやるならやってしかるべきだ。

日本シリーズが面白い。野球がこんなに面白かったかな?
今更ながら今年のGの試合が、つくづくつまらないモノに見える。シリーズの試合を見て思うこと。「Gはまづ2-3年は、日本シリーズへの出場は勿論、セでの優勝は到底無理」。
何と出て行った選手が裏に表に大活躍。日ハムには総合コーチに淡口も、何と、あのノーコンピッチャーの岡島が、素晴らしい仕事をしているから驚いた。
Gにいるときは、2番手から3番手に毎日出て中継ぎや押さえをやっていた投手が、ワンポイントで素晴らしい活躍をしている。高田繁氏が、日ハムのジェネラルマネージャーで、選手を見事に生かしている。今Gに残っている選手や経営者は、全く愚図で、監督を筆頭に、どうにもならない連中ばかりと言うことになる。桑田が出て行きたいと宣言したのもこれで理解できる。

野球に限らず、政治や経済・経営など、やり方に寄っていくらでも改革すべきところがあるのだ。そんな素晴らしいことをこの日本シリーズは教えてくれているようだ。
安倍総理に提案だが、シリーズ優勝チームにトロフィー授与に出かけてみれば・・・小泉さんより幅を拡げて・・・国技でないとだめか・・・・堅いことは言わないで。

ちょっと「今週の株式総括」は、話が少しそれてしまったが、株はいよいよ17000円台を回復する勢いが見えてきた。個人投資家の4月の大商いの時の信用期日が通りすぎて信用の評価損率も下がってきた。当然株価が上がり損は期日で切れば、評価損率は下がって当たり前のこと。

裁定買い残が4兆7000億円台と、ふくれあがってきているのが気がかりだが、これも出来高が増えてくれば、心配は無用のモノ。幸いソフトバンクを中心とする銘柄で個人の商いが伴ってきたこと心強い。それに鉄鋼だとか造船株、銀行株など数量銘柄が大商いになってきた。過去10年間をみれば、11月が1年のうちで一番にパフォーマンスがよい。
いよいよその期待が膨らんできたようだ。2月新甫は荒れるとのジンクスは、「小波乱」で19月を終えようとしている。

さて来週の「究極の株式投資戦略チャート」は、先週から引き続き「売りモード」が継続、しばらく調整は仕方がなさそう。最大利益SBで買いモードとなった中堅株を狙いたい。
「フーリエ」は全く、推しもなくしばらく上向きを予想。

私のブログ:<http://blog.goo.ne.jp/seifujii715/ よき週末を。「最大利益獲得SB」のパスワードは=”tenoushou”




今週の株式総括1020

2006-10-22 06:32:16 | 今週の株式総括
今週の株式総括1020
 北朝鮮核実験後も韓国株式市場は外国人投資家が積極的に買っている。果たして地政学リスクとは一体何ゾや。
円安は日本株買いの外国人にとって投資の好機でもある。円安は外国人投資家にとっては、株が上がらなくても、円高になって回収すれば、外国人にとっては儲かるのである。
 日本経済の好調も米国頼みの経済だと、米企業業績悪化を盛んに言っていたアナリストの裏をかくように、米企業の好決算発表で、資金回帰のドル高でニューヨークダウ平均は、戻り高値を更新している。
儲かるのは米国株だけではあるまいモノを・・・。
遅ればせにも好決算発表の日本株式も勢いが付いてきた。北朝鮮核実験が戻り相場の契機である。相場の足を引っ張っていた新興市場株式の底入れで、個人投資家も市場でようやく盛り返し始めた。個人参戦が主体で商いができるソフトバンクや楽天などが、連日にぎわいだしたことは、次の11月相場で大いに期待できることとなりそうだ。
10月最初に、過去10年間で11月の日経平均成績が一番勝率も良く、上昇幅も大きかったことを紹介したが、いよいよその前走段階に入ったかその素地が整い始めた。

 日銀の全国支店長会議は、全国9地域、全部で景気回復を確認した。
北海道は、前回7月の報告で唯一「(景気)持ち直しの動きに足踏み感」と、されていたが、今回は判断を上方修正する。
いよいよ始まる日本シリーズで北海道が本拠地の日本ハムの優勝を期待したい。いろいろ話を聞くと、日ハムのジェネラルマネージャーは元ジャイアンツの高田繁氏である。どんな選手を集めるか、どのように選手を育てるかなど・・、全く新しい「独自のシステムを構築」した。外人監督も偉かったが、そのノウハウの蓄積が今回の優勝をもたらしたモノだという。

人気にあぐらをかいて構造改革を怠った「Gの悲劇」見るつけ、私は、今年も野球をテレビで殆ど見ることがなかった。「景気が良くなるためには」とか「株が上がるには」ジャイアンツが「試合に勝てばいい」と言っていたのは、もう昔のお話でした。
中日87勝で、勝ち越し33、かたやジャイアンツ、65勝で負け越し14だ。なんであの顔ぶれやあの給料で、こんなに差が開く。

綿密に積み上げられた「独自のシステム」が存在したというそんな日本ハム優勝に、私は「株の儲ける極意」を見た。
2月からの急落にも関わらず被害を最小限度にとどめ、今の市場で活躍できるのも「最大利益獲得シュミュレーションボード」のシグナルを最大の友としたお陰。最近ますますその威力が発揮されだした。
その極意はやはり「売」すなわち「投げ」が自在にできることにある。儲けることは損をしないこと。自分にはっきりと決断させてくれる「システム」を持つと言うことだ。「最大利益獲得シュミュレーションボード」こそ「最大のリスク管理」をしてくれることが証明された。
そのボードを毎日作成していて変化の度合いを肌身に感じることは、業績上方修正銘柄ランキングの銘柄が、最初に買いシグナルに転換する銘柄が多かったし、現在殆どが買いシグナルに「成熟度が高い」と言うこと。
市場は「業績に一番敏感」であることをこれが示す。今は一番で出遅れていたというより売られすぎていた新興市場株や東証二部株のランキングが、ようやく転換のシグナルが点灯した段階で、まだ「株価の若い」ことを示している。戻り相場のうまみを狙うには、まだまだ反発したとはいえ序の口の新興市場株の戻りに、一番の魅力を感じる。


さて来週の「究極の株式投資戦略チャート」は、「売りモード」に転換した。NK225 採用銘柄は、新興市場株式の下落と相反して比較的堅調であったが、その戻りも精一杯になったのか。逆に売られたモノの程反発が期待できると言うNK平均の「売りモード」転換といえそうだ。
「フーリエ」も、NK平均の押しを予言する。

私のHP:<http://www001.upp.so-net.ne.jp/seifujii/

今週の株式総括1013

2006-10-14 16:36:42 | 今週の株式総括
今週の株式総括1013
 北朝鮮がやはり核実験を強行した。これだけ世界各国が反対表明している中での強硬に何のメリットあるのだろう。アサリやカニなど「みそ汁」にすると、わたくし大好きなのだが、もう食べる気もしなくなった。
 安倍首相、若さも一番ならやることも早い。素早く中国、韓国を訪問し、「政経分離」なんて忘れさせるような活躍、新しい道が開けてきたようにみえる。
安倍首相誕生前は、経済に一番疎い首相候補と言われながら、なってみたらやることは素早い。
あの辞める間際の小泉首相の「靖国参拝」は、小泉前首相が、安倍新首相に捧げた最初の仕事に花を添える演出であったのかもしれない。

しかし、国会討論が始まって、野党の質問に応える安倍首相の答弁が、優等生が応えるような、総花的な言葉ばかりで、何か具体的な芯が見えてこない。
北朝鮮の核問題は、早々に実行力を発揮できるかどうかの試練をうける。

401k拠出限度上げを検討するという。何せ確定拠出年金で最高に積み立てられる人でも、1ヵ月非課税で46000円だ。1年で552000円、40年間貯めても利息を計算しないで単純に2208万円しかならない。
これが最高に貯められる人の年金額であって、実際の多くは、この3分の1と言うから
確定拠出年金なんて、老後のあてにはできない。だから導入する企業も個人もまだ少ないわけだ。
 だからこれを上げようと言うのは賛成だが、今までのようにまた少しずつ上げていくことになるのだろう。どうせやるならおもい切った引き上げるなど、今までにない政策転換をやってほしい。多分にまた財務省が税収や赤字財政がどうと、難癖を付けてくるのだろう。税収は景気が良ければ自然増があり、あれだけ悪い悪いと言われていた年金会計が黒字となって、いまでは話題すら出なくなったではないか。先を見た政策を希望したいもの。

米国で大きく「401k」が伸びたというのは、金額が日本の数倍も蓄える制度になっている。だから大きく伸びたので、積み立て限度引き上げは思い切ってやらねばならない。
今回の景気回復は、民間企業の業績回復に寄ってもたらされたものである。「設備投資損金算入」も、民間企業の対外競争力を今後一層高める必要な対策である。

6ヵ月期日到来で、直近の値下がりで、また追い証が多数発生している。
信用残高が、最大時に比べて3割も減って、ようやく反発歩調になり出したが、今回新興市場株式や中小型株式で相当な深手を負ったと思われる。ある投資顧問では欧州の投資家の資金が、9月時点で1兆8000億円を受け入れていたが、現在10%は確実に売却したそうだ。それが新興市場の株式が大きく下げた原因のようだ。その上4月高値の期日売りが加わ、特に新興市場株の値下がりがきつかった。
立ち上がるには相当の時間を要することなろう。いやもう立ち上がることができないほどボロボロになった投資家が見られる。
早速に諮問会議の提言案が出てきた。経済成長のための新提言で見行5年で行う政策だという。
① イノベーション(技術革新)による生産性の向上、、
② 労働市場の効率化、
③ 世界、特にアジア向けオープンな経済構築
④ 農業分野など民間企業の活動領域拡大に向けた規制改革、
⑤ 医療・介護など政府関与が必要な分野でも市場ペースにした制度再設計
⑥ 資産の効率的運用への転換、⑦地方の自立性を高める分権改革
良く頭に入れて「美しい国日本を創る」今後の政策を見ていきたい。

さて週末は米国株式の高値更新で、日本株も遅まきながら、目先の4月高値の信用期日や北朝鮮の核実験問題を抱えながらも週末しっかりに終わった。

月例報告で政府見解は、景気拡大が「いざなぎ」(1965-70年)に並ぶ、戦後最長を来月更新記録するという。それにもかかわらず日本株式の低迷は、新興市場株の収益が伴わないし、不正決などで2月高値以来下げ続け、一番に参戦していた個人など、その信用期日を迎え、そこへ悪いことに核問題なる地政学リスクを嫌って、外人が完全に東京市場を見送り、唯一好調だった個人投資家も、新興市株や中小型株型株の大幅値下がりで、大きな打撃を受けてしまった。
先週から今週にかけて証券会社は、積極的に株式を買えるような状態でなく、信用取引追い証大量発生で、その精算に追われていたのが現状だ。そこへまた欧州投資家の新興株ファンドの解約が殺到し、市場の出来高が細っていたところだっただけに、その売り物により下げがきつかった。
それもいよいよ今週で高値期日の峠を越えたように見える。
さて当面は下げた銘柄のリバウンド狙いが一番の投資が中心となるか。王道銘柄を敢然と買い進むのが正解となるか。とりあえずは日本市場の株式の上昇が期待できそうだ。

さて来週の「究極の株式投資戦略チャート」は、「買いモード」継続だが、天井圏となりそうな水準に指数は達した。しかし、値上がり幅や出来高に異常を示すモノは何もない。4月上旬に付けた高値の信用取引期日を通過したことから、期日あけの銘柄を中心にして銘柄の物色となりそうだ。
「最大利益獲得SB」の「買いモード」に転換銘柄を強気で攻める相場展開となるか。

「フーリエ」も、押しがあっても絶好の買い場、強気に上値をたどる相場展開となる。
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よき週末を。「最大利益獲得SB」のpassword=”kouyou”


今週の株式総括1006

2006-10-06 23:45:42 | 今週の株式総括
今週の株式総括1006
 10月の最初の市場取引は2日である。昔から「2日新甫」、その月の相場は荒れるジンクスがある。この10年間の成績で見ると、10月はダウ平均の値下がり幅はマイナス3911円と、勝率も4勝6敗で悪い。
しかしその値下がりの反動かもしれないが、11月が1年で一番成績がよい。9勝1敗で、4172円の上昇と、10年では抜群の成績である。
11月に大幅利益を得るためには、今その為の体制を整えておかなければならない。
 10月の第1週で、早速その兆候はもう現れた。
水曜日急落の木曜日急騰である。きょう騰がったから、また、あすも騰がるだろうとの保証はないのだが・・・。
何せ今年の前半のような個人投資家の力がなくなった。個人投資家が新興市場株式に一番参戦していたので、大きな痛手を受けたことにある。
今年前半のように好材料が出ても素直に動かない。動かないのではなく動けないのだ。

2月のライブドア事件や村上ファンド事件のショックから下落して、その戻り高値が4月3日で、きょうは3連休前で4日間の信用期日が週末到来している。日本の投資家は、まだその精算に追われている最中なのだ。
6ヵ月前から見ると大幅な値下がりだが、今時の投資家は、信用取引の損は、そのまま期日までほっておくのが当たり前なのか。昨年の右肩上がりの相場で、大幅に儲けた味から抜けきっていないようだ。

しかもネット証券では無期限の信用取引を提供している。個人投資家にリスク管理を怠る手段を与えているようなもの、今だに信用期日などと急落するようなことを繰り返しているのは、証券会社の姿勢もあるが、個人投資家がいかに安易に株式市場に流れ込んでいるか、今後の市場運営のために、少々考えなければならない時期にきているのかもしれない。

また極端に細っている出来高だが、「東証の売買金額」が、「TOPIX先物、日経225先物と東証の売買金額」のたった1割ぐらいだからである。実需の売買がこれでは、一部の投資家による先物売買に、市場が荒らされ自主性のない相場が形成されるのも当然であろう。
しかし次第に明るい光も見えてきた。米国株式の米国株式や欧州株式は、高値を更新していることである。原油値下がりで消費者物価が落ち着き、住宅販売の沈静化でインフレ懸念は薄れ、米国景気は軟着陸の動きが見えてきたからだ。

米国株式は2000年は、PERが20倍まで買われていた。それが現在16倍台で、割安に放置されてる。史上最高の株価といっても、収益に比べて、まだ2000年の時と比べると、割安なのだ。これは今後もNY株式は上昇する可能性が十分であると予測できる。
GMなどの業績が悪くて、リストラや解雇だとか言われながらも、着実に多くの米国企業の業績は好調だということを示している。

東京市場は、2000年当時は、PERは29倍ぐらいだったと思うが、現在は、まだ19倍だ。単純には比較できないが、企業収益に対して株価は、日本市場も割安であることを示している。
世界の先進国で株式で最も日本株式が出遅れているとの話が出ていたが、いよいよ日本市場の巻き返しのチャンスが訪れてきたにかも。

さて来週の「究極の株式投資戦略チャート」は、買いモード転換」になった。今週末で4日間の4月始めの高値期日を通過した。通常ならばNKは下がるところだったが、9月始めの高値抜けで、終値はしまった週末となった。外人が円安で日本市場から遠ざかっているが国内機関投資家や投資信託の買いは、旺盛で、北朝鮮の核実験などの予期せぬことがない限り、上値をたどることとなろう。
「最大利益獲得SB」の買いモードの銘柄が8-9割を占める強気の相場展開となるか。

「フーリエ」も、押しがあっても絶好の買い場、強気に上値をたどる相場展開となる。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/seifujii/
よき週末を。「最大利益獲得SB」のpassword=”autumn”