日経ニュース拾い読み

朝夕、日経を拾い読み、週末は「今週の株式総括」で市場をふり返り、次週の予測を展開する

日経拾い読み1019

2010-10-19 06:08:17 | 株式ニュース
「日経拾い読み」「注目記事材料」「銘柄研究」「今週の株式総括」など
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20101019(火)
*習氏、次期最高指導者に、中国軍事委副主席に就任、党書記に12年秋に選出へ、格差是正環境を柱に、6ヵ年計画、消費主導の成長を明記、国内の不満緩和が急務、貧富の差・産業の活性化・民主主義、迫られる構造改革
*米鉱工業生産、0.2%低下、9月、1年3ヵ月ぶりマイナス、市場予測の0.2%上昇を下回った
*企業想定レート、下期80-85円、円高の見直し業績の重荷に
*東京穀物取引所、東京工業品取引所に統合を申し入れ、単独での生き残り難しく、条件をめぐり交渉難航も
*鋼材や合成樹脂、国内素材値下がり、内需不振、円高も影響
*林業活性化に林道を整備、農水省、来年度550億円、木材の搬出コスト引き下げ、外国産への競争力を強化
*09年、製造業の開業最低、廃業も3年連続増、海外シフト・不況が影響
*動植物利用開示で対立、途上国、特許、論文で要求、先進国対応が出来ぬと
*原発計画、中東で加速、域内電力需要が拡大。韓国がUAEに好条件、ヨルダンなど強気に
*海外資金流入制御が必要、韓国中銀総裁、ウォン高をけん制
*総合電機のフィリップス(オランダ)純利益3倍、7-9月、新興国で19%増収
*米シティ、純利益21億ドル、7-9月
*次世代送電網宮古島で稼働、蓄電池で発電量の変動を制御、太陽光・風力発電に弾み、海外展開へ経験を積む、東芝など、政府も積極支援・育成
*車・住宅電力管理システム、トヨタ、新興国で販売へ
*三菱重工、営業益2.1倍、4-9月400億円、車部品など好調
*マルハチニチロ、養殖マグロ、生産2倍、14年度メド、和歌山に大型生簀、漁獲規制を睨む
*薄型TV、日立、中国で販売再開、来年12年度、海外で倍増
*車用電池新工場、三洋、15年に生産10倍、コスト、半分以下を目指す
*水道関連、途上国で受注増、インフラ設計や工事管理、日本上下水道はバングラディシュで、日本公営はベトナムの下水施設
*百貨店の売上高9月5.2%減、残暑で秋冬物不振
*ルネサスエレ、マイコン体積8割減、来年末にもサンプル出荷、携帯電話向け想定
*KDDI、スマートフォン拡充、スカイブと提携発表、初心者も使いやすく
*富士フィルム850億円黒字、4-9月営業、金融危機前を上回る、液晶部材がけん引
*JSP,営業益6割増
*JFE1000億円-1100億円の黒字、4ー9月営業、新興国需要伸びる
*中部電力740億円、4-9月上方修正
*リンテック営業益最高、今期8割増の200億円強、太陽電池向けが好調

--10/18夕刊--
*コンビニと薬品販売一体型店続々、イオン系3社や住商系、ポイントも共通利用
*医療や水処理システム輸出促進へ、アジアで共同研究支援
*地区連銀総裁、米のデフレに警戒感、追加緩和が適切
*米年末商戦、値下げ競争に、先行ウオルマートに追従、消費鈍く2-4割
*綿花が史上最高値、国際価格、投機マネー流入

日経拾い読み1018

2010-10-18 06:26:51 | 株式ニュース
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20101018(月)
*日立、先端電池で提携、バッテリー世界最大手と、車用幅広く供給、規模追求、送電網向けも
*中小企業向け全額保証を終了、危機対応融資来年3月末迄、国民負担増を回避
*アブダビの1500億円発電事業、住商・韓国電力会社連合に
*外債買越最大ペース、国内投資家1-9月20兆円超す、邦銀、米債に積極投資、円高の要因に
*太陽光発電、大型設備規制緩和へ、安全基準満たせば、建築基準法適用せず
*APEC食糧増産へ協力、担当相会合宣言を採択、貿易拡大課題を残す
*補正成立へ正念場、小沢氏問題が正念場、国会中盤戦、折衝が本格化
*シンガポール政府系ファンド、アジア投資拡大、中国の開発やインド株に
*香港政府、低所得層支援に軸足、中国の意向との見方
*南欧、緊縮予算相次ぐ、赤字削減へ増税計画、来年、市場の信頼獲得を狙う
*湾岸航空へ警戒論、UAEやカタール、欧米、補助金で競争
*世界家計資産5年で6割増、クレディスイスが予測、中国日本を抜き2位へ
*ドイツ株、2年ぶり高水準、DAX6500台回復、先進国で上昇際立つ 
*生物資源、海外に探索網、出光はバイオ燃料活用を探る、二ムラ、アフリカで創薬原料
*丸一鋼管アジアで生産拡大、自動車・石油プラント向け
*水道事業、広島県と提携、荏原エンジニア、アジアで展開

日経拾い読み1017

2010-10-17 07:27:02 | 株式ニュース
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20101017(日)
*訪問介護定額で24時間、厚労省検討、事業者の収入も安定、利用者の負担増を抑制
*太陽電池、シャープが先端品量産、国内で、三洋は発電効率最高
*東証世界4位に後退、上場企業の時価総額、12年ぶりベスト3を外れる
*円最高寝伺う展開、通貨政策協調を探るG20 目前、介入巡りつは引き、市場、米の追加緩和策を見込む、ドル独歩安続く、日本の輸出企業の動向も焦点、月末に円買いも
*企業の内部告発者、脱税などでも保護、消費者庁、対象範囲拡大を検討
*団体年金、マイナス6.75%、4-9月、株価低迷が影響
*米フォード、新興国投資へ資金確保、マツダ株売却へ、提携効果見極め、自動車再編、緩やかな連携が主流に

--10/16夕刊--
*新米1割程度安く、新潟産など、コメ離れ・生産過剰で、小分けや宅配で消費を喚起
*マツダ、三井住友銀行が筆頭株主に、フォードの要請で取得意向
*米財政赤字105兆円に、過去2番目、景気刺激策で制約も、2010年度会計年度、11年度は最悪更新の可能性
*米国、イラン油田開発、日本撤退を歓迎
*ブラジル株、2年bり高値、先進国の資金流入
*APEC担当相会合、食料生産強化で合意へ、農業貿易も協力
*欧州新車販売10%減、9月、6ヶ月連続マイナス

今週の株式総括1015

2010-10-16 14:26:50 | 今週の株式総括
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今週の株式総括1015

◇チリ落盤事故33人全員救出に成功

この事故は8月5日発生した。その17日後、地下700メートルのシェルターに生存していることが分かった。事故発生から69日目救出にいたるまで「もし自分が被害者だったら」と、夜眠られない事が多かった。そう考えただけでも眠られなかったぐらいだから、気が狂っていたかもしれない。自分だったら救出トンネルをこう掘るだとか、気圧差でこうだとか、食事は、トイレは、睡眠は、といろいろ考えた。トンネル開通までは3ヶ月は最低かかると言われていた。あの洞窟に3ヶ月不自由で飲まず食わずの生活は、到底我慢出来ない。どうにもならないことだが、頭の中をいろいろ考えが駆け巡った。でも、最後はハッピーエンドとなって嬉しい。これからは気持よく寝られそうだ。頭の中にモヤモヤしていたものが一気に晴れたようだ。

もしこれが日本で起こっていたら、全員救出なんて出来ただろうか。先ず出来なかったろう。社会生活で個人の自由だとか権利だとか、贅沢、飽食、我儘など、やりたい放題、言いたい放題の国民性から見て、あの極限の生活に到底耐え切るだけの能力や気力、統率力はまず出せない。平和な自由な平凡な生活で、贅沢に慣らされている人間には、あの極限を生き抜く、耐え切る力は到底出せない。これからいろいろ問題も出てくるだろうが、これだけの生命力を見せた人々だから、回復力は人並み以上。きっと早いうちに社会復帰を果たすだろう。何にもしてあげられないが只そのことを願うのみ。もう既に3日の入院検査のみで退院した人が3人もいるというのだから、驚きだ。

この救出劇で興味のわく面白い話を聞いた。救出される人たちは、特殊なストッキングを履いていたそうだ。足のかかと中程からフクラハギ全体に伸びる、特にフクラハギを締め付けるようになった靴下だ。立ち仕事の人、座り仕事の人など長く歩かなかった人は、足に血液が回らない。血が滞る。血栓症になる可能性が高いという。血液循環を促すにはフクラハギを絞めつけて弾力性を持たせ血流を促さないといけないのだそうだ。「みのもんた」も履いていた。彼は立っている仕事が多いからだそうだ。

この話を聞いたとき、思はず拍手したい程だった。前回、話したストレッチングボードが、まさにその役目を、血流を促す最大の健康器具であると。それを証明してくれた。嬉しい、本当に嬉しい、これはもう絶対に私には手放せない。ではない、「足放せない健康器具」となった。谷啓さんもストレッチングボードかこれを愛用していたら、天国には行ってなかったかも。

前、冷え性が治ったことを書いたが、フクラハギを締め付けることは、フクラハギをストレッチすることに通ずる。フクラハギを引っ張って緊張させる。緊張はストッキングで締め付けることと同じ、フクラハギの筋肉を柔軟性をつけることに通ずる。血流を促す。足の指先に、毛細血管に血液を送る。力強いフクラハギの働きで。血が末端までよく回る。ということは冷え性が改善する。良くなることになる。完治した今は、朝など、平気で布団から足を出している。足が温かいのがよく判るし、少々冷える方が気持ちがいいからだ。

腰痛が治ったことも冷え性の改善に大きく繋がった。ヨガで腰の筋肉をストレッチしたこと。太股の内転筋を伸ばす運動、これも実に自分にはよかった。今までこんな運動は余りしたことがなかった。内転筋を伸ばすなど意識したこともない。いろいろな体操で実際は伸ばしているのだが、直接的に感じなっかっただけだ。この運動で足の血液循環が良くなった。血がどんどん廻っている実感がするのです。血のめぐりがよくなった。ストレッチ運動するたびに、それを感じるから不思議です。

例年今頃になると、靴下でも冬ものを着けていたことを思えば、何と大きな変化だろう。足の裏のガサガサが治った。今はすべすべだ。それにどうだ。手の指の運動でいくらか細くなってきたように感じる。爪も柔らかくなり柔軟性を増した。爪を切ると逆爪ができたり、割れたりしたことが度々、痛くて気になることが多かったがそんなこともなくなった。 

梅エキスだけの効果なのだろうか。野菜ジュースなのか。決してこれだけの効果でこうなったとは思わない。種々の事が重なった効果であろうことは否定出来ない。

いずれ別で言おうと思っていたのだが、今日はひとりで昼ごはんを食べた。妻は今日はお出かけ、私ひとりパソコンの前に座っている。便意を模様した。トイレで気持ちよく、一気にでた。太くて長いウンチが出た。色がまさにうんち色というか若い頃、食べ盛り高校の頃はこんな色だったかな、と思えるくらい。最近は何時もこうだ。以前はコロコロうんちだったり、黒ずんでいたり、便秘にはならなかったが小刻みにしか出なかった。最近は特にトイレの後が気持ちイイ。実に爽快。「快眠快便は健康の元」と言ったかな。昔の人は実にえらいことを言ったものだ。

例年と違う事、こんな事もやっていた。ニラをよく食べた。これは次回に・・・・。



NKは、「売りシグナル」に変わった。とはいえテクニカル的な調整中のシグナルだ。雲の上限に出ただけに、だんだんと売り物は薄れているようだ。6ヶ月信用期日の到来で、今後はだんだんと売り物が薄れてくる。円はまさに80円台に突入して、米FRBはなお一層緩和の姿勢を示す。円高の方向は崩れないが、先行き景気不透明感で調整局面と言ってもNK平均は、上がりはしないが大きく値下がりするわけでもない。何かのきっかけで大きく反転する力を蓄えつつあるのが今の相場ではないか。そのキッカケと見たいのが、米国の金融緩和姿勢となるのではないか。円が急騰、急反落が材料出尽くしで株式急騰、そんな時が迫っている。為替はテクニカル的には-2シグマに突入した。いわゆる円高の極にある。先のプラス2シグマ以上は5日だったことを思えば、来週は重要な時を示すのではないか。大きな上下動が、天井や底に出るのが常、そんな時がまさに近づいているとしか見えない。

皆が日本株は駄目だ。新興株・成長株投資へと資金移動を始めた。今まで円高。賃金高を嫌い海外進出、相次いで先端技術の海外移転だと、もう日本に残る企業は悪い烙印を押された如く株価が下げた。つい昨年まで中国へ、中国へと企業は進出していた。相場が一辺倒に流れていくとき、過去の経験則から天井や大底を付けるケースが多いということを再認識しておくべきだ。その時こそ効果的な最大高率収益を得られるのです。元の切り上げ、ドル安の終止符が今回の相場の一大転機となる。



速報内容一覧

http://members3.jcom.home.ne.jp/seifujii/sbox/souba.html
10/6 am6:40配信「最大益ボード」を注目の皆様へ第145弾

日銀実質ゼロ金利政策にまずは歓迎相場、武富士など消費者金融過払い金の不安、資本増強などが嫌われ、銀行株はあまりに売り込まれている。いずれも来週が信用高値6ヵ月期日向かいの買いも。円高はまだ結論が出ていないだけに慎重に対応。
「8316三井住友銀」「8306三菱UFJ」「8308りそなHD」

チャートも直近分掲載。http://members3.jcom.home.ne.jp/seifujii/sokuho/skuho1/soku1204.htm



10/1 am10:00配信「最大益ボード」を注目の皆様へ第144弾
NK,NYともに売りシグナル。目先は、主力銘柄、輸出関連は調整場面は仕方がない。本格出治りは10月中旬、4月高値信用6ヶ月期日明けに注目。
「3853インフォテリア」
目先新興市場で市場拡大が期待されるグーグルOSアンドロイドを用いたアンドロイドタブレット発売が相次ぐ、iPadと競り合いながら市場拡大期に入った。

チャートも直近分掲載。

http://members3.jcom.home.ne.jp/seifujii/sokuho/skuho1/soku1204.htm

日経拾い読み1016

2010-10-16 07:23:26 | 株式ニュース
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20101016(土)
*フォード、マツダ株売却へ、筆頭株主を外れる、取得要請、三井住友銀や住商に、新たな提携模索も、新興国の開拓を急ぐ、再編の呼び水に
*FRB議長追加緩和強く示唆、物価低迷に懸念、一段の行動必要
*円が続伸90円台後半、FRB議長が米物価低迷に懸念、追加緩和示唆と9月米消費者物価指数伸び市場予想より低かった
*円相場市場介入に警戒感も、最高値ねにらみ一進一退
*中国、対外投資を加速、1-9月10%増、米欧向け6倍、摩擦回避へ工夫、実態見えづらく
*北朝鮮外務次官、6ヵ国協議再開に意欲、制裁解除へ関係国と調整
*バブル、デフレ世界同時振興、新興国が余剰資金の受け皿、高金利・高成長狙い資金流入、先進国中銀は量的緩和を競う
*日本資源戦略を再構築へ、国際石油帝石、イラン油田撤退を発表、エネルギー調達戦略見直しへ、豪ガス田に注力、油田量より質の時代
*景気判断、3地域で下方修正、先行き不安広がる、政策効果息切れ、下方修正は1年半ぶり
*鉱工業生産、3ヶ月連続で低下、8月確報値、マイナス0.5%

*ANAホテル取得融資、米モルガンが借り換え、追加出資条件、銀行団と合意、他の大型物件も焦点に
*エコポイント申請件数9月最高に
*アジア開銀副総裁、農産物貿易拡大、気候変動型対応に重要
*野菜価格下旬には下落、農水省対策本部が見通し、8月、4.1%減
*中国不動産価格9.1%上昇、9月前年日4ヵ月ぶり上げ
*インド株、海外勢の買越額3年ぶり高水準
*米グーグル、最高益、7-9月純利益32%増、ネット広告が好調
*追加緩和ならドル安も、米地区連銀総裁、副次効果はある
*海外直接投資25%減、4-6月前期比、欧米向け低迷
*明電舎、排ガス浄化の技術開発、日中政府系と、NO、9割以上減
*京セラ営業益9倍に、4-9月800億円半導体部品など好調

*富士通、米でスマートグッリッド次世代送電網、制御ソフトなど販売、新規分野に年200-300億円投資
*ダイエー設備投資3割増、今期計画比、調剤薬局の導入も
*東レ、営業益400億円、4-8月上ブレ、自動車要樹脂が好調、炭素繊維も黒字転換
*日立物流、営業益59%増、4-9月、経費削減想定を上回る
*安川電、黒字65億円
*パナホーム純利益32%増、4-9月環境配慮型が好調

--10/15夕刊--
*東南アジア、空港拡張計画相次ぐ、羽田・成田と競争激しく、タイ旅客対応能力3割増、マレーシア格安専用ターミナル
*首相、EPA加速に意欲、地検の改ざん事件遺感
*成長遅れる可能性、日銀総裁、支店長会議で指摘
*サンリオ、香港商社と欧米開拓、アジアで生産協力拡大

銘柄研究1014

2010-10-14 14:30:36 | 株式ニュース
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10/14
三井物産 (8031)
2割弱程度の増額修正か
?? 今11月2日に2Q決算発表予定
2Q累計の純利益は2200億円程度か。年間の会社計画純利益は3200億円であり、進捗率は70%弱となろう。同社の場合、減損ルールが保守的なため、小口の案件であっても、マイナス影響には注意したいが、年間の利益計画には十分に増額余地がありそう。新会社計画は3800億円前後か。
?? セグメント別の動向
2Qの鉄鉱石は、一部割安であったスポット市況の影響が懸念されるが、契約価格の上昇寄与が見込まれるうえ、販売量も良好であろう。エネルギーも、高水準の原油価格が反映される見込み。非資源は、一部は力強さに欠けると見られるが、回復基調の米国の動向にも注目。自動車関連はアジアを中心に好調であろう。全体としては、資源牽引の超過ペースとなろう。
?? 鉄鉱石市況は堅調、総合商社セクターのトップピック
鉄鉱石市況は、旺盛な中国需要もあり高水準。短期的にも堅調となろう。11年度は、鉄鉱石の権益拡大もあり、仮に市況が調整しても、ファンダメンタルズは相対的に良好と見る。BPの原油流出事故影響など不透明要因はあるが、ファンダメンタルの相対優位から引き続き強気推奨。
?? バリュエーション:Buy、目標株価1500円
目標株価は、10年度のUBS予想をベースにPBR1.1倍。決算後の会社取材を経て、業績予想、目標株価を再考予定。


三菱商事 (8058)1割強の増額修正か
?? 今10月29日に2Q決算発表予定
2Q累計の純利益は2600億円程度か。年間の会社計画純利益は3700億円であり、進捗率は70%程度となろう。1Qでは、一過性利益もあり、大幅超過ペースであったうえ、原料炭価格も会社想定を上回って推移していると推定され、通期計画には増額余地は十分にあろう。新ガイダンスは4000億円超か。10年度の純利益は、UBSでは4440億円を予想。
?? セグメント別の動向
2Qの原料炭は、割安であったスポット価格の影響が懸念されるが、先進国向けも多いため、契約価格の上昇寄与も見込めよう。販売量も高水準となろう。エネルギーは、1Qで計上されなかった配当も寄与しよう。非資源は、自動車関連がアジア好調と見られるほか、その他も堅調であろう。
?? 来期はやや懸念はあるが、モメンタムは足元良好
来期にかけては、同社は資源権益の拡大余地が相対的に小さいうえ、原料炭は、割安なモンゴル炭の台頭による需給軟化リスクもある。ただ、足元では、豪州の雨季入りもあり、原料炭のスポット価格は堅調。2011年1-3月期の契約価格は上昇する可能性も。モメンタムは良好である。
?? バリュエーション :Buy、目標株価2400円
10年度のUBS予想をベースにPBR1.2倍程度で評価。決算後の会社取材を経て、業績予想、目標株価を再考予定。


住友商事 (8053)増額余地、配当政策にも期待
?? 今10月29日に2Q決算発表予定
2Q累計の純利益は1100億円程度か。年間の会社計画純利益は1600億円であり、進捗率は70%程度となろう。1Q時点の大幅超過ペースもあり、10年度の純利益は2000億円程度までの増額修正が期待されよう。さらに、現在20%の配当性向が引き上げとなる可能性もあり、注目したい。
?? セグメント別の動向
資源では、原油、亜鉛、鉛、銀、銅ともに高水準の市況が反映されよう。石炭は、1Qで出荷量が通常よりも多く出た反動減に注意したい。非資源においては、シームレスパイプは、主力である米国の需給が緩和傾向だが、決算への影響は11年度と見られ、2Qへの懸念はさほどなさそう。自動車販売金融も好調と見られるうえ、メディアなども概ね堅調か。
?? シームレスパイプの先行きに懸念
短期的には、2Qの増額余地や配当性向の引き上げ期待はあるものの、11年度にかけては、シームレスパイプ関連事業の収益悪化リスクが増しているうえ、相対的に資源事業の権益拡大寄与が小さいと見る。
?? バリュエーション:Neutral、目標株価1050円
10年度UBS予想をベースに、PBR0.8倍程度で評価。決算後の会社取材を経て、業績予想、目標株価を再考予定。


日立金属 (5486)堅調
?? 今10月26日に2Q決算発表を予定
上期決算は若干の超過か。ただ、2Qは一過性要因があり、1Q比では減益へ。もともと2Qは1Q比で営業減益の会社計画。設備の維持補修で15億円、研究開発費など季節要因で10億円、材料の価格転嫁タイムラグで10億円弱のマイナス要因を見込んでいる。
?? 通期見通しも上乗せか
下期の予想は保守的なので、上乗せされる可能性。足元ではパソコン向けなど電子材料や電子部品が調整に入っているが、概ね堅調に推移しているものと見る。中国のレアアース輸出抑制に関しては、1)合金での調達を増やしている、2)備蓄があることから年度内の調達には大きな影響は出ないと見られる。
?? アモルファス合金の動向
変圧器に用いられるアモルファスに関しては、計画よりも数年早く設備稼働率が上昇傾向。追加の投資計画が打ち出されるかどうかが注目点。
?? バリュエーション:Buy、目標株価1200円
10年度のUBS予想でEV/EBITDA8倍(過去平均)を目標株価。磁石、アモルファス、耐熱鋳鋼の成長シナリオに変化ないが、景気動向に左右される面もある点に留意したい。


オムロン Buy
中国顧客の投資意欲は引き続き高い ロイター:6645.OS 市場:OSA ティッカ-:6645
IAB の受注の伸びは鈍化 オムロン(以下「同社」)は上海工場の見学会を開催した。FA(Factory automation)システムを担当する IAB(Indus‐trial Automation Business)事業では、受注の伸び率に減速傾向があるものの足元では依然として高い生産水準が続いている。同社は受注に関して、7-9 月期はQoQで数%の伸び、10-12月期はQoQ横ばい、1-3月期は中国旧正月の影響など季節性で QoQ減少の可能性があるとの見方を示した。
ただ、期初には YoY130%の計画であったが、現時点ではYoY 160%の伸びを見ており、業績計画に対しては依然上ぶれ水準にあるとドイツ証券(以下「当社」)では見ている。現在の株価は受注減速を織り込んだ水準にありバリュエーション面では割安であることから「Buy」レーティングを継続する。
強気継続の現地顧客 同社 IABの中国事業の75%を占める現地資本の顧客は、政府の内陸部振興策などを背景に依然として先行きの見通しに関して強気であり、IAB 中国事業を牽引している。逆に日系顧客は慎重になってきている模様。人件費高騰や沿岸部の人手不足への対策としての工場自動化投資の比率は同社の見方では数%程度と少なく、能力増強投資が中心となっている。ただし、製造ラインの効率化は生産能力増強に合わせて実施されることも多く厳密な把握は難しい見られる。当社では工場自動化投資の傾向は今後ますます増勢を強めると考えており、現地顧客の積極投資が同社 IAB事業の成長の柱となるものと予想している。


6146 ディスコ: 2Q営業利益未達の日経観測記事:当面株価の上値を抑えそうだが、押し目買い推奨; コメント
?サマリー:10月13日付日本経済新聞は、ディスコの10年度2Q営業利益が60億円に留まる見通しと報じた。1日付の2Q単体売上高速報は会社計画通りの進捗であったため、営業利益も計画線に沿って推移していると想定していただけに、日経観測記事が事実であれば、費用増という同社個別要因が理由なだけに印象はネガティブ。但し、アセンブリ各社の稼働率は9割台を維持しているため、半導体生産が回復すれば直ぐに投資に直結すると想定し、現在のサブコン各社の投資踊り場局面での株価下落はタイミング的にも押し目買いの好機と捉えたい。
?着眼点:日経観測記事では2Q営業利益60億円(会社計画65億円、当社予想69億円)と会社計画未達を予想。未達要因は円高、研究開発費増とみている模様。為替は年間感応度が2.7億円であることや売上高は計画線で推移しているため、大きく2Q決算には影響を与えていないとみる。また研究開発費に関して、年間計画85億円から増加する方向性でもないと考える。そのため、その他費用や製品ミックスによるGM悪化などがなければ5億円の未達は想定しづらい(これらが要因であれば、更にネガティブ)。下期の同社業績予想は特に1-3月期を保守的にみていること、レーザダイサやグラインダ需要は堅調な推移を示していること、を想定し、業績の下振れリスクは低いと考える。
?ストックコール:短期的には収益未達要因に対して関心が集まり、株価の上値を抑える可能性が高いが、ディスコ(6146、TP6,150円)のOUTPERFORMを継続。費用増はともかくとして、台湾サブコンの遅延要請など投資抑制のネガティブニュースフローや悪化懸念は既に株価に織り込まれた水準と考える。加えて、SWD(Smart Wireless Devices)の市場拡大を支えに、半導体メーカー、サブコンの稼働率が90%と高水準を維持しているため、一旦PCの生産・部材調整が完了すれば、早期に投資も回復する環境と当社では想定し、その際には同社をSPEセクターのコア銘柄として考えたい。


5310 東洋炭素: 大幅上方修正はポジティブサプライズ。OUTPERFORM強調。; 決算
?イベント:東洋炭素の10年度1Q決算、上方修正はポジティブサプライズ。1Q営業利益はQoQ51%増の16.6億円で、当社予想13億円を上回った。営業利益、営業利益率(18%)とも08年度2Q(23.4億円、25%)以来の高水準に回復した。太陽電池向け、LED向けとも好調であった。上期営業利益計画は12億円から27億円へ2.3倍の修正となった。依然、保守的な要素が強いと考える。通期営業利益計画は上期分の修正だけを織り込み25億円から40億円への修正となったが、当社予想65億円ペースで業績は推移していると考え、当社予想は変更しない。
?インベストメントケース:1Qの全社受注金額は前年同期比56%増の91.8億円となった。QoQでは10%減となったが、これは作りきれない部分の受注を主体的にカットしたことが要因。中国における太陽電池向け需要が特に強く、特殊黒鉛製品の受注金額は前年同期比94%増、QoQ13%増の49億円と過去最高を更新した。需給タイトから売価の引き上げにも取り組んでいる模様。LED向け、半導体向け受注も減速感がみられない状況。全社受注残は前年同期比2.2倍、QoQ16%増と積み上がっている。
?カタリスト:短期的には中国の新5ヵ年計画により、太陽電池設置計画が大きなものとなれば株価上昇のカタリストとなろう。
?バリュエーション:投資評価OUTPERFORM、目標株価5,900円を据え置く。目標株価の算出は従来通り、LED関連銘柄の2011年度平均PER18倍を11年度予想EPS318.3円に適用したもの。


NEC (6701)Alert: IT サービス事業説明会を開催
? 結論 ? NEC がIT サービス事業説明会を開催し、2 月公表済の中期計画の詳細を説明。NEC が成長の牽引役と想定する分野は幾分明らかになったものの、やはり海外事業の拡大を中心とした増収計画がチャレンジングだと感じる。但し、①弊社の予想は、国内のIT サービス需要の緩やかな回復だけを考慮した保守的なものであり(13/3 期弊社予想;売上高9,300 億円/営業利益率7%、NEC 計画;同1.1 兆円/同8%)、②通信機器需要回復期待も全く変わらないため、「買い」推奨のスタンスは不変。
? 計画 ? 13/3 期に売上高1.1 兆円、営業利益率8%を目指す。①サービス事業、②海外事業を牽引役に、10/3 期比で2337 億円増収となる計画。サービス事業の中でも、クラウド分野は10/3 期の100 億円から13/3 期には1,100 億円と大きく伸びる計画。
? 印象 ? 説明会の印象は良くない。海外投資家を中心に、「マネジメントとの定量的な根拠を交えた議論」を望む声が多いが、今回の説明会では、①計画に対する進捗状況、②計画の背景、③投資とリターンに関する定量的な説明が十分ではなかった。


フジ・メディア・ホールディングス (4676)タイム収入は計画超過、放送外収益も想定以上に拡大
? 強気スタンス継続 - 株価はマクロ懸念の高まりを過剰に反映して軟調だが、10 月以降もスポット広告の需要は堅調な見通し。また、スポット広告に対する需給逼迫を受け、10 月のタイム収入は会社計画ほど悪化せず。加えて、映画・DVD、通販など放送外収益も想定以上に拡大しており、収益力の向上を高く評価。
? 決算プレビュー - 上期営業利益予想101 億円(前年同期比3.7 倍)、会社計画(65 億円)を大幅に上回る見込み。放送事業ではタイム収入、スポット収入共に計画を上回る見通し。放送外事業では、映画「ワンピース」のDVD 販売好調(100 万本突破)によるポニーキャニオンの収益拡大、および生活情報事業の計画以上の損益改善を予想。
? 10-12 月期の見通し - 10 月上・中旬のスポット収入は前年同月比+10%前後で、堅調な推移が継続。一方、10 月のローカルタイム収入は同▲13%、ネットタイム収入が同▲5%前後の模様で、下期会社計画(ローカルタイム前年同期比▲23.2%、ネットタイム同▲4.5%)ほど悪化せず。
? 映画事業の更なる拡大に期待 - 映画「THE LAST MESSAGE 海猿3(9/18~)」は興行収入46 億円を突破。3D 映画のため客単価が高く、映画「踊る大捜査線THE MOVIE3(7/3~、9/7 時点で興行収入84 億円)」と比して、立ち上がりは非常に順調。? 業績予想の上方修正 - 今期スポット前提を前年比+5.5%→+6.8%、タイム前提を同▲6.6%→▲5.6%へ修正。また、放送外事業の想定以上の収益拡大を勘案し、今期営
業利益予想を220 億円へ修正。バリュエーション方法を見直し、ターゲットプライス変更。
? カバレッジの変更 - 本レポートより、フジ・メディア・ホールディングスの主要担当アナリストを多功英貴に変更する。


電通 (4324)タイム広告に底打ち感、投資評価を買いへ引き上げる
? 新たなトップピック - 会社側によれば、スポット広告の需給逼迫を受け、10 月以降のタイム広告に底打ち感が確認される模様。加えて、営業力強化と費用管理の徹底により非マスメディア領域の収益は想定以上に拡大。景気遅行性という業界特性を有するため、来期の動向を見据える上で年度末の需要動向は要確認だが、短期的な収益モメンタムはコンセンサスを大きく上回るほど力強く、投資評価を買いへ引き上げる。
? 決算プレビュー - 上期営業利益予想204 億円、会社計画(136 億円)を大幅に上回る水準。7-9 月期単体売上高は前年同期比+11.1%と弊社予想(+4.5%)を超過。スポット広告の需要が好調な点に加え、非マスメディア広告は同+22.1%と大きく拡大。
? タイム広告に底打ち感 - 会社側によれば、SNS、流通・小売、金融・保険等の出稿増を背景に、10-12 月期のスポット収入は前年同期比+5-9%の見通し。また、10 月以降、タイム収入に明確な底打ち感が出ている模様。10-12 月期のタイム収入(レギュラー番組のみ)は同+2-3%の見込みで、7-9 月期(▲2.0%)から大きく改善。
? 業績予想の上方修正 - 7-9 月期の想定以上の売上拡大、および10 月以降のタイム広告のボトムアウト期待を考慮。通期単体売上前提を前年比+2.9%→+5.8%へ引き上げ、連結営業利益予想を470 億円→540 億円へ修正。IFIS コンセンサス予想(451 億円)を大きく上回る見込み。加えて、バリュエーション方法を見直した結果、ターゲットプライスを2,700 円から2,900 円へ変更する。
? カバレッジの変更 - 本レポートより、電通の主要担当アナリストを多功英貴に変更する。


ホギメディカル (3593)Alert: Q2:利益想定線も売上厳しい。会社通期下方修正。
? 売上未達 ? 引け後に中間決算発表。経常利益で、会社予想43.40 億円、弊社予想43億円に対し、実績は42.08 億円と若干の未達に留まった。キット不振で売上が未達。手術件数が増えていないこと、価格競争の影響が出ていること、オペラマスター解約病院が増加していることなどが要因。株価は割安と判断を維持するが、短期的にプラス材料なし。説明会は18 日。
? キット ? キット売上は71.59 億円で、会社計画比4%未達、前年比5%増に留まる。オペラマスター契約病院は126 病院で、Q1 期末125 病院、前期末122 病院からあまり増加していない。Q2 中の新規契約は5 病院、解約が4 病院。オペラマスター売上実績は39.53 億円で、前年比18%増。
? 通期下方修正 ? キット未達による売上未達を受け、会社側は通期売上を従来予想比8.5 億円減の313.5 億円へ下方修正。販売管理費は未達気味で推移しているため、営業利益は85.5 億円→85.1 億円と大きな変更なし。営業外で為替損失が発生しており、経常利益は86.1 億円→84.6 億円へと変更された。達成可能と判断する。
? 診療報酬改定はマイナスか ? 期初は診療報酬改定による影響がプラスに出るのはいつかと待っていた。しかし、手術件数が増えないこと、病院の2極化で解約も継続していることから、改定は同社にとってマイナスとなりそうだ。これは想定違いであった。


旭化成 (3407)11/3 期上期の住宅受注高は18%増と計画超過
9 月の請負住宅受注高は前年同月比8%増であった。7 月の同35%増や8 月の同26%増よりも伸び率は低いが、これは従来、四半期最終月に集中していた受注を平準化させようという方針によるものであろう。実態としては戸建て住宅を中心に受注が堅調に拡大しているとみられる。
2011 年3 月期上期の受注高は前年同期比18%増となった。金額として1,820 億円前後であったと計算される。会社予想は同13.2%増の1,750 億円であったから、これを70 億円程度上回ったことになる。この上振れは、主に2012 年3 月期の売上および利益に反映されることとなろう。今後も同社の住宅受注は、同社の3 階建て住宅や2 世帯住宅を中心に堅調が続く見通し。


大和ハウス工業 (1925)
9 月度業績: 上期受注は住宅事業好調で計画過達
? 上期受注 ? 単体合計の4~9 月累計受注高は前年比+6%となり、会社計画(上期: 前年比▲0.4%、通期: 同+2.6%)を超過した。企業の設備投資動向に左右される「流通店舗」や「建築」の受注回復は鈍いが、「戸建住宅」や「集合住宅」、「マンション」といった住宅事業は総じて計画を上振れたと見られる。
? 集合住宅 ? 4~9 月累計受注高は前年比+16%と高い伸び率を示しているが、これには賃貸マンションの外部売却(売却額: 約150 億円、売却益: 約25 億円)も含まれている。不動産売却の影響を除いた受注高の前年比伸び率は+4%と推計され、概ね会社計画並みに着地した模様。
? 業績動向 ? 11 月9 日発表予定の2011/3 期上期決算は会社計画営業利益345 億円を上回る見通し(弊社予想営業利益: 390 億円)で、通期計画の上方修正可能性も高い(詳細は下記プレビューメモ参照)。来2012/3 期については①分譲戸建・分譲マンション事業の採算性向上、②海外住宅事業からの利益貢献、③開発用不動産の外部売却益計上、といった他の住宅メーカーには見られない増益ドライバーが業績を牽引する見込み