日経ニュース拾い読み

朝夕、日経を拾い読み、週末は「今週の株式総括」で市場をふり返り、次週の予測を展開する

今週の株式総括0831

2007-08-31 19:35:24 | 今週の株式総括
今週の株式総括0831

安倍改造内閣が発足した。ドロ船とか短命内閣だとか言われながらも船出した。いずれプライムローンと同じ運命をたどるのではと、大臣を首にされる前に辞め宣言するひと、閣内入りかとモーニングを用意して待てどかなわず恨み節を言うひとなど様々で・・・。ここに「身体検査」という新しいハードルまで生まれた。「何とか飲料水」「事務諸費」など、流行語まがいをいろいろ作った安倍内閣今度は、どんな言葉を流行させるのか。内閣改造と同時に実施された世論調査で、安倍内閣の支持率は取りあえず持ち直した。

外国人投資家は、その国の政権をみて株式に投資する。今回の安倍改造内閣を嫌って株式を売却したとは考えられない。がやはりプライム問題だけではなく、その国の政治は投資には欠かせない重要な要素である。もうこれで終わりかと思った公務員の悪行が今度は地方で暴かれ出した。いよいよ官は全員に「身体検査」が必要になる。
年初来高値からサブ゛プライムショック以降の安値までの各国の下落率を比較した。
米国はNYダウ平均が-8.2%、ナスダック-9.8%、欧州株は独-10.3%、仏-14.6%、英-12.9%である。これに対して日経平均は-16.3%、TOPIXは-18.5%とさらにひどい。因みにMSCI世界株価指数で-10.9%である。

この日本株の下落率の高さは、日本株に対して外国人の委託売買シェアーが圧倒的に高く、彼らの集中的な売買によって、一方通行相場になりやすい、脆弱な日本市場の需要構造にある。

きょう久しぶりに外国人は13日ぶりに買い越しに転じた。今騒がれているサブプライムローン問題は不透明な面が多すぎる。兎に角実態が見えてくるまでは安全資産へと、売り越し基調となって続いていたが、流れが少し変わってきた。ブッシュ大統領がサブプライムローンの借り手の債務不履行を避けるための対策と、将来このような問題が起きるのを防ぐ改革にも言及する法案を提出する。昨日のNY株式が50ドルも下げたにもかかわらず日経平均は300円近い逆行高を演じた。通常の大幅下落から回復に転ずるまで4週から6週間ぐらいの経過が必要で今は2番底形成のところだが、ようやく調整から出直りの動きが見えてくる。、

企業業績は良好で、殆どの輸出業界でも円レート115円で収益予想をしている。かけ離れた数字が決算に出てくる経済状態ではない。予想PERは日経225で17.04,東証2部全銘柄は、13.86、ジャスダックは、16.65というかってない割安倍率になっていることを忘れてはならない。

10年債利回りが1.58%で、株式予想利回りが東証1部全銘柄で1.41%になる。

いま米国などがサブプライムローン問題で、市場に大幅な資金供給をして、上昇する金利を必至に下げようとしている。日銀は、サブプライムローン問題で、政府と他国との板挟みで引き上げチャンスを失いつつあるが、いずれ引き締めへと金利引き上げは、待ったなしの状態だ。

今利回りが低い債券をどんどん買えば価格は上昇する。利上げをしたい日銀は、いずれ近いうちに引き締めに動く。金利上昇である。債券価格急落の動きとなる。何をもってこの時期に、国債を買うバカがいるのか。いずれ長期債は大幅下落することが分かっているのに。「安全志向という言葉を隠れ蓑にして・・・・」、いまの東証1部の全銘柄1.41%利回りで我慢すればば、株式の方が値上がりが期待できる。株式買いにリスクをかける方がリスクが遙かに少ない、今が絶好の安全志向の投資時期と言えると思うのだが、こうんな不安が渦巻くときが買いチャンスなのにそれがいまみえない。後になって気づくのが・・・・。

 この急落の前に、機関投資家のファンド運用者に、アンケートして90%の人が、日本株式に投資を増やすと回答したが、今その人たちが喜んで、いまシコシコとこの安値を、買い貯めていることを祈るが、はたして・・・・????。

さて「最大益ボード」が、下した来週のNK平均の予想は、
Nk 現値16569.09(415.27)
買(8_6)シグナル(15900.64_20070822)が点灯して8日目です。シグナルモードは、平均6日間続きます。 売買は自由活発に、買いから入って売りだけです。 買いの勢いが強まりそうです。強気で。売りきめしながら 

SWと INXは 76↓77, 56↑47(92~10) 64予 パターン=( 9_3_±0) 買い益=369.8

評価星取表=☆☆☆☆☆私のHP<http://www001.upp.so-net.ne.jp/seifujii/>
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株式ニュース拾い読み0825

2007-08-25 05:46:55 | 今週の株式総括

急落の今こそ、これからの株式投資に絶対欠かせない
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NYダウ 工業株30種 13,378.87 142.99 1.08%
ナスダック 総合指数 2,576.69 34.99 1.38%

20070825(土)
*防衛省、装備品調達抑制へ新方式、原価低減を企業に促す、防衛産業再編機運も、装備品調達で新方式で各社に合理化を促す

*社保庁長官と厚労次官、改造直前異例の更迭、年金問題にけじめ、官の慣行を覆す
*所得格差の指数最高、高齢化が要因8割、社会保障、格差をならす、再分配後、指数横ばい、若年層や地方の所得向上が課題に

*サブプライム拡がる懸念、リスク商品運用を厳格監視、金融庁が利用者保護を徹底
*サブプライム、パリバショック不安心理が高まり資産売却出来ず、格付け会社の市場対話に課題
*米住宅販売7月2.8%増、大幅に市場予想を上回る
*米耐久財受注7月5.9%増
*携帯世界販売17%増、4-6月、南米など新興国寄与

*証券富裕者層向けサービスのラップ口座残高7000億円に迫る、前年同月比8割増、6月証券業界、新サービスに弾み
*日銀保有株、三菱UFJなど信託2行に委託

*コメや小麦で所得保障、、民主が「農業基本法案」素案、財源1兆円、農・林道費削減で、食料自給率、10年で60%に、効率化に逆行と政府与党が批判、成立のメド断たず
*医療費、最高33兆円、高齢者増加が影響

*外食店、産地表示、ロイヤルホストは携帯で閲覧可能に、藍屋は国産食材をアピール
*NOVA経常赤字43億円、4-6月解約増で32%減収

*松下、電池回収に100-200億円、ノキア、国内来月中旬に完了
*LED市場に脚光、電機・電子部品各社開拓を急ぐ、松下電工は照明を量産、ロームは電源部品に参入
*外食売上高が7ヵ月ぶりに減

*ビール昨年生産量、主要国で5.8%増、22年連続プラス、、BRISc伸びる
*NTT、映像配信サービス統合、コンテンツ拡充、値下げで競争力向上

*車部品各社米で生産拡大、トヨタ紡織は10年メドに新工場、スタンレー電気は22億円で設備増強
*半導体製造請負、製造装置販売のユーナイテッド・テクノロジー、経常益予想を上回る、装置の販売好調

*不動産賃貸仲介のエイブル黒字化、4-6月経常1億2500万円、不採算店を閉鎖に成功
*積水ハウス経常益490億円、7月中間37%減、予想を30億円上回る、分譲マンションなど寄与

*住友電工、営業益3割増、フジクラと古河電工は減益、多角化で明暗

*三菱商事・キヤノンなど自社株買い急増、4-8月、2兆円突破へ、サブプライム問題で株価急落で踏み切る

*日経平均オプション、予想変動率が低下傾向、下値警戒感やや後退
*長期金利1.58%に低下
*ジャスダック2週連続で外国人買い越し、8月3週

--8/24夕刊--
*「70才まで雇用」に助成金、労働力確保、厚労省方針
*参院選総括報告書、自民、異例の首相批判、政権運営国民の目線で

*携帯クレジット拡大、会員590万人に、1年で12倍

*共和党重鎮、イラク撤退開始を明言、米大統領に提言、時期示し迫る
*米財政赤字5年ぶりの低水準、税収の増加が寄与

*7月の企業向けサービス価格94.5と前年同月比で1.6%上昇、15年ぶりの高い伸び
*米日用品・食品事業業界で大手企業の事業売却本格化、P&G「電池」に売却観測、クラフトはシリアルなど検討

今週の株式総括0824

2007-08-24 20:49:50 | 今週の株式総括
今週の株式総括0824

 先週末の急落は、「売れるものは全部売ってしまえ!」と、極端な恐慌相場となった。ネット証券では、月曜日追い証発生が1万件を超えたという。過去に例を見ない最高件数だ。

週末米国の株式が反発して、東京市場は寄りつきから急騰して始まったが、この急落で時価総額が80兆円あまりの減少と、あまりにもケガが大きすぎる。特に為替相場では、10倍のレバレッジがかけられるため殆どの投資家は、元金をすっ飛ばして打撃は大きい。仮に、これから米国が相次ぎ対応策を発表して株式が戻りに入っても、個人やヘッジファンドの痛手が大きすぎただけに、戻り相場も限られる。

 ST倍率というのがあるそうだが、「米S&P5百種株価指数」を「TOPIX」で割って算出する。値が高いほど日本株が米国株に割安とされる。先週末の安値の時が0.98倍と05年8月以来2年ぶりの高水準となった。昨年11月上旬に0.8倍から0.9倍に跳ね上がったとき、外国人買いが活発化した事がある。今はもっぱら米国投資家は、サブプライム問題による信用収縮でポジション騰勢のため、日本株を連続売り越している。この数字の変化が見えたとき、次の相場展開が新たに見えてくる。

FRBも公定歩合引き下げを実施、市場安定策を総動員することを表明、日銀も利上げを見送りとなった。日米欧の協調対策で市場も、次第に落ち着きを見せるとなれば、今回の同時株安で、ことさら年初からの上げ幅も少ないのに、過剰に売られた日本株が、尚更割安感であることは、明らか。日本の銀行はサブプライム問題では被害は軽微、特に安全志向に奔る資金は、逆に日本株は割安で安全と、今後の最高の投資先と認められるのではないか。

ここは冷静に市場を見つめ直してみる「絶好の投資チャンス」となろう。

PERは、225種で17.39倍となり、あれだけ買われ過ぎと批判された新興市場のジャスダックさえ予想倍率が16.45倍です。成長性を買うから、PERは高いのが当たり前と言われた新興市場の株も、最近の値下がりで、完全に株価は常識の範囲内に入った。

これだけの暴落で大きな痛手を受けただけに、安全志向へと大型株を買ったり、債券に振り向けている。円借り取引で、海外の高金利ものへの投資や、ヘッジファンドの資金が日本に一斉に還流して、円高を演出した。過去円高の時に東京株式市場が高い。ともっぱらそんな展開だったが、今はそんな兆しもない。ただ資金は大幅に還流したが、まだ行き先が定まらず株式投資にむかっていないだけのこと。いずれ市場が落ち着けば、株式の超割安に目が向くはずだ。

18000円台で膠着相場を続けていた相場が、今回のサブプライム問題でしこりとなるべきモノを一斉に投げさせられた。上値のしこりをほぐせば、将来の値上がりテンポは速くなる言えるが、あまりにも急落の代償は大きすぎた。しかしいずれの時も、犠牲のもとに反騰が始まるのが常なのだ。その歴史を市場は繰り返す。

信用取引の期日もそれに似ている。「高値期日明け」など、戻り売りになるべき玉が整理されて、上値が期待できるが、丁度2月下旬ちょっとした戻り高値を付けた銘柄が、6ヵ月期日を迎えている。もうその後はたいした商いも無かったから、信用の期日売りは少ない。今回のサブプライム問題で信用取引、裁定取引など大きく整理が進んだ。大きなしこりと見られていたモノが一気に吹っ飛んだ。ならば上がるときは真空地帯を駆け上がる。

この急落の前、8月の上旬に、ファンド運用者へのアンケートをある外資系証券が行った。日本株式を今後強気に見ていた運用者が90%に達していた。今、調査をしていたら50なら上々だろうが、30%も強気はいないかもしれない。この安値を黙って買える、あのときと同じ心意気のあるファンドマネージャーがいれば、日本の金融、株式市場も、将来の明かりが見えて来るのだが・・・。社会保障や年金問題なんて騒がれることも、無くなるだろうに。

さて「最大益ボード」が、下した来週のNK平均の予想は、
Nk 現値16248.97(-67.36)
買(4_6)シグナル(15901.34_20070821)が点灯して4日目です。シグナルモードは、平均6日間続きます。 売買は自由活発に、買いから入って売りだけです。買いの底値圏の確度がA級。 買いの勢いが強まりそうです。強気で。売りきめしながら  基本的には今はもみ合いの地合い、離れる方向に付く
SWと INXは 39↓42, 23↑21(80~20) 25予 パターン=( 16_6_±0) 買い益=-218.8

評価星取表=☆☆☆☆☆☆☆☆
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今週の株式総括0817

2007-08-17 20:53:56 | 今週の株式総括
今週の株式総括0817

米サブプライムローン問題が欧州に波及して、日米欧中銀による40兆円に及ぶ資金供給で、不安解消を狙う。BNPパリバの3ファンドが資金凍結を発表したが、BNPパリバの全ファンドの数%でしかない。しかし問題はそれが他のファンドにもまたがって絡んで、信用収縮を引き起こす可能性が懸念される。

特に、今回の世界同時安では、ヘッジファンドも大きな打撃を受けた。低金利の中で大きな収益あげるためには、レバレッジ効果の高いものに手を出さなければならない。サブプライムローンは、ヘッジファンドにとっては、格好の運用商品であったはずだ。

今回の事件で、安全資産への逃避が一気に拡がって、そのポジション調整の売りが日本株式市場を襲った。低金利の円を借り高金利のドルで運用、その逆転現象が円の急騰となり、一気に週末は112円台につながった。

日銀の金利引き上げは、当面見送りとなりそうだ。

バーナンキFRB議長は、今回株価急落で景気先行き不安解消のため、金利引き下げのシナリオを用意していたが、金融市場の動揺を投資家救済の利下げと、見られたくないと棚上げした。しかしいずれ来週には、緊急利下げに踏み切るとなれば、いよいよ景気対策が動き出す。

メリルが8月上旬に実施したファンドマネージャー調査では、一段とリスクを避ける傾向が強まっているが、現在の株価下落を好機と捉え依然として経済のファンダメンタルが力強いという見方が多い。

今後12ヵ月で世界経済が後退する可能性が低いと見る回答者が90%超を占めた。こんなにファンドマネージャーが強気になると、天井になるケースが多いのだが、やはりこの暴落はそれを証明したのか。

しかしこのサブプライム問題による世界同時株安を、買い付けの一層の好機到来と捉えるか、これからまだくらい現実が白日化され株価下落の道をたどることになるのか。調査時期のズレで強気が大幅に変化する事を割り引いても、何時の時も天井や底値をツケに行くときは、過剰反応をして株価は常軌逸する。今まさに、その場面に直面している。近い将来、日本の安全性が見直される時が近づいていることは確かだ。

今回のサブプライム問題でも日本の銀行は、殆ど損害を受けなかった。その上日本経済は好調そのもの。世界の金融収縮といえども、投機資金は世界を駆け回る。リスク回避といえばなおさら、日本を安全資産と見る跳ね返りの投資が、いずれ大きな波となって近い将来必ず起こる事はお忘れ無く。

証券会社では、信用取引の追い証が大量に発生している。安いと思い買っても、すぐ翌日には値下がりして追い証が発生する。仕方がないから投げる。この繰り返しが連日続く。過去の抵抗ラインと見られる水準をあっという間に割り込んでしまい下値のメドが見えない。しかし当面25日移動平均を下に、20-25%乖離は売られすぎと判断して良かろう。

 世界の金融資産が今回の株式暴落で300兆円超減ったと言う。不透明な金融不安で全体像がはっきり見えないだけに、安心して買っていけるところに達するまでは時間を要するのかもしれない。それともさげが急激だっただけに、反発も早い。そのきっかけは来週の米国のFRB議長の動向が大きく左右する事になるのかもしれない。

さて「最大益ボード」が、下した来週のNK平均の予想は、
Nk 現値15273.68(-874.81)

売(25_9)シグナル(18238.95_20070713)が点灯して25日目です。シグナルモードは、平均9日間続きます。 売買は自由活発にいいですが、あくまで利食い売りの押し目買いだけです。売り建てや売りは、見送り買いの用意を。 売り圧力が強まりそうです。売り優先で。押し目買いしながら 
SWと INXは 13↓17, 21↓22(81~21) 20予 パターン=( 16_6_±0) 買い益=-566.4
評価星取表=★★★★★★

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今週の株式総括0810

2007-08-10 20:07:45 | 今週の株式総括
今週の株式総括0810

数字だけで相場は語れないが、日経平均採用銘柄の今期予想5.8%増益で、一株利益は927円だ。企業業績好調での今期予想は上方修正必至だ。上場企業集計対象6割で、すでに前年同期比19.5%増益と大幅増益となっている。

8年3月期通期経常利益予想が期初3.5%プラスと慎重見通しだったが、4-6月期は前年同期比19.5%増で1株利益1042円となる。昨年の6月安値が14218円、PER17.5倍で、その17.5倍で、日経平均妥当値は17572円となる。もし19.5%増益なら1042円となりPER17.5倍で18322円が妥当値となる。8/9日経予想PER18.46倍なら19235円となる。いかにも今の1万6000円台は、超割安ということになる。

 外人投資家が大幅に売り越しを続けているが、業績云々で株式を売却しているわけではなく、週末の動きは、サブプライム問題が欧州市場に飛び火したことから始まった分けだが、欧州はいち早く大量の資金供給で対策を打ち出した。にもかかわらず狼狽売りが広がったが、過去の対策より素早い。対策が出たらもその悪材料は、織り込み済みだ。次の押し目は断固買いということになる。「火中の栗を拾う」とは、こういうこと。

テクニカルなことだが、8月に入って日経平均は、16800円割れで、すでに2回「たくり足」という転機に出現するロウソク足を形成しているが、2度あることは3度ある。今度形成すれば、3度目の正直、いずれ大きく反発に向かう。

参考のため安値の抵抗ラインは

日経平均下値メド:16,628.51円(週足一目均衡表抵抗帯上限)、16,642.25円(年初来安値・終値)、16,532.91円(年初来安値・ザラバ)、16,773.48円(PER18倍:EPS931.86円で計算)、16,731.62円(03年安値以降の調整局面での高値からの平均下落率8.38%を7月9日高値に適用)

 ここに来て金融庁は株式譲渡益や配当の軽減税率で優遇証券税制延長を検討している。当然だろう。

これだけ景気が持ち直し、年金や財政の改善が大幅に進んだのも、景気上昇で株式が上昇したことが、最大の要因であったことが証明されている。特に個人が株式に参戦して1万8000円台を回復に大きく貢献したことは明らか。税収が足らないからと短絡的に消費税を上げなくても、景気維持を図ればれば、当然の増収が図れる事は、誰でも分かっている。個人があって企業が業績を上げて国が成り立つ、

この当然の図式が成り立ってこそ財政が成り立つ。ただ財政再建のために消費税を上げるなど、短絡的政策に陥らないようこれからの政策は、かじ取りが欲しい。

その為にも、馬鹿げた天下りによる民間企業の負担を、官が率先して、軽減しなければならない。にもかかわらず相変わらず天下りは、減っていない。完全に安倍内閣は公務員になめられている。その上、会計検査院は、5年ぶり公務員の一部給料を上げるとか。彼らも公務員だから自分たちには分の良い話を当然のようにだす。

せっかく参院選で、老害の片山虎など退治して、青木を辞めさせ、流れが変わってきたところ、ここは一気に官の悪弊を追放してもらいたいもの。

さて「最大益ボード」が、下した来週のNK平均の予想は、
Nk 現値16764.09(-406.51)

買(3_5)シグナル(17029.28_20070808)が点灯して3日目です。シグナルモードは、平均5日間続きます。 買いチャンスです。買いの底値圏の確度がA級。 買いの勢いが強まりそうです。強気で。売りきめしながら 

SWと INXは 29↓43, 23↑16(92~10) 28予 パターン=( 9_3_±0) 買い益=8.5
評価星取表=☆☆☆☆☆☆☆

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いま急落のこのときだからこそ、これからの株式投資に絶対欠かせない
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今週の株式総括0803

2007-08-04 09:04:43 | 今週の株式総括
今週の株式総括0803

内閣不支持率が63%で、首相続投に反対が50%になっても、一途に続投表明する安倍首相だが、結局は、後を継いで泥をかぶりたくない人と後継総裁になっても、この難局を切り抜けられる人材が与党にいないないから始末が悪い。お騒がせの農相が参院選挙の責任をとらされた形で辞任、今更自民が事務所経費領収書添付を1円以上と改正法案を提出する。何から何まで対応が遅い。

いま衆院解散になれば、与党惨敗は明らか。少しでも人気回復を持って衆院解散といきたい所だが、それが出来ない安倍政権はあがけば足掻くほど、ますます窮地に陥る事になる。

 世帯主の「お小遣い」が、前年比増えた翌月は、株価が上がる。こんな確率が75%になると、大和総研が発表した。ネット投資家が市場を席巻したときは確かにそうだろうが、最近のネット証券の業績悪化は、個人投資家の衰退を意味して株価の先行きが懸念される。

米国景気の先行きと、サブプライムローン関係の金融収縮が、いま最も市場の関心事だ。
日本には政治不安増幅した。過去の選挙後は、選挙の結果はどうあれ株価の下落には、必ずしもなっていないのだが、今回は円高と政治不安を嫌う外人投資の動向が特に気にかかる。

米国筋の投資家好みの銘柄の銀行株や、不動産株などが集中砲火のように売られ、アジア、欧州系の投資家が鉄鋼、非鉄、環境など買い進んでいる。米国投資家はサブプライムローン関係の損を日本株の益出しで補填している構図が見える。

企業の好決算が続き、この調子でいけば16800円の水準は、EPS931円でPERで17.5倍となりそうである。この水準は2年前の安値14000円台の時の17.5倍の時と同じである。もう株価は理屈無しで売り込まれている。ここは冷静に水準を判断して臨みたい。

ご参考にどうぞ、日経平均下値メド:16,628.51円(週足一目均衡表抵抗帯上限)、16,642.25円(年初来安値・終値)、16,532.91円(年初来安値・ザラバ)、16,773.48円(PER18倍:EPS931.86円で計算)、16,731.62円(03年安値以降の調整局面での高値からの平均下落率8.38%を7月9日高値に適用)

やはりこんな時、頼りになるのが「最大利益ボード」のシグナルだ。「売りシグナル」の時は、反発狙いで値下がりの大きい銘柄をただ値ぼれで買う事は、極力避けるべきだ。特に今回のように相場の流れは、需給関係で売られていて企業業績悪化ではないからだ。この下げで信用取引の残高は逆に増えている。個人の買いだが、目先の反発狙いで買っているだけに、上がらなければすぐに投げる。長期投資の買い物でないことは確か。そんな毎日の動きにだまされてはいけない。

最大益ボードで、「買いシグナル」になっている銘柄でも、いま余り買いたい銘柄はない。しかし、いま「売りシグナル」で「売りシグナル点灯平均日数を大幅に超えて、売りシグナルが点灯している銘柄、IDXが50以下になった銘柄で、買いたい銘柄が沢山出てきた事に注目する。

いずれIDXが反転して、「買いシグナル」が点灯したら、さげが急激だっただけに大幅高が期待できる。

さて「最大益ボード」が、下した来週のNK平均の予想は、
Nk 現値16979.86(-4.25)

売(13_8)シグナル(18015.58_20070718)が点灯して13日目です。シグナルモードは、平均8日間続きます。 売買は自由活発にいいですが、あくまで利食い売りの押し目買いだけです。売り建てや売りは、見送り買いの用意を。 売り圧力が強まりそうです。売り優先で。押し目買いしながら 

SWと INXは 9↓12, 19↓23(87~19) 13予 パターン=( 8_5_+1) 買い益=57.3

評価星取表=★★★★★★
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