日経ニュース拾い読み

朝夕、日経を拾い読み、週末は「今週の株式総括」で市場をふり返り、次週の予測を展開する

今週の株式総括1226

2008-12-27 07:57:05 | 今週の株式総括
今週の株式総括1226(年内最終版です)

日本経済をこれまで引っ張ったトヨタ自動車までが今期営業赤字1500億円を発表した。ビッグ3の再建はいまだ見通しが付かず、景気回復の期待は、もうブッシュからすっかりオバマ政権に期待されるところとなった。オバマ政権は、雇用250万人創出を300万人創出に目標を引き上げ、景気回復を図る。いま日本でも雇用が大きな社会問題となって新聞テレビで話題が出ない日がない。いままでの日本経済の牽引役の自動車・電機は、消費需要の大幅減で、企業は雇用を削減する方向と急展開。景気回復を図るためには、雇用回復と、消費者の懐を豊かにしなければ、景気回復はありえない。円高は輸出産業にとっては、厳しい。

それでは回復の先端を奔る企業は何か。当然国内産業ということになる。各国とも公共投資など財政出を拡大して景気回復を目論むが、消費回復の絶対雇用がないことには、いくら企業が生産しても、ものは売れない。石油は3分の1と40ドル割れにもなったが、石油価格の大幅下落は、景気回復にとっては願ってもない好材料なのだが、以前と同じように石油に頼った経済では、同じことの繰り返しで、温暖化ガス削減と脱石油図り、代替エネルギーによる経済復興が求められる。

干支で来年の相場を占うのは、余り良しとしないのだが、丑年は、牛歩とか余り印象が良くないが、2007年の活躍株など個別銘柄でよく当たっているので、この『九紫火星』の部分を特に参考に。

http://www001.upp.so-net.ne.jp/seifujii/spb/eto2008.html
<『九紫火星』の意味は人心一新>
九紫火星は九星のひとつ。九気は地球上の人間の織りなす栄枯盛衰や消長を表すものだ。九紫火星は「陽極まって陰を生ずる」とのことで、栄光を得て終局するとの意味である。これまで栄光を得ていた古い政治家や企業経営者が次々と消え、新進気鋭の人達に取って代わる年である。折しも、2009年は衆院解散総選挙が待っている。米国では既にオバマ次期大統領の布陣が決まり1月20日にスタートする。

「九紫火星」は光、熱、明るさを指す象である。従ってこの年にはLED、太陽光発電、光ファイバー、電池関連、原子力、などの関連株が動きそうである。ちなみに08年の「一白水星」では、白や水、ひいては流れる流動性などに関係。白色から太陽の輝き、太陽光電池、白物家電、白衣で病院、薬で医薬品、紙、砂糖、塩、ミルク、天然ゴムなど。水から水資源、環境などの業界であった。オバマ次期大統領の布陣が決まり1月20日にスタートする。

http://www001.upp.so-net.ne.jp/seifujii/spb/taiyoh.html
活躍銘柄で太陽光発電に絞って、株価材料集の記事から9月から「記事検索」したら以下のような結果となり、いかに期待され注目されているかが分かる。株価も安値近辺で、チャート分析家は、典型的な「買いシグナル」と慶ぶ、逆三尊型、W底、V底、ボックス離れなどなど。「究極のチャート」として涙を出して慶ぶような銘柄が一杯で楽しみな年を迎えられそうだ。

http://www001.upp.so-net.ne.jp/seifujii/saiko/my_top1.htm「パスワード」は、「change」

http://fukurou.sub.jp/ は、「注目銘柄を速報配信」するサイトです。銘柄診断(無料) 日経平均・NYダウ・WTI・為替の「最大益ボード」で分析したチャートです。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/seifujii/saikoekiboad/kaisetsu/kaisetu.htm

日経拾い読み1227

2008-12-27 05:25:57 | 株式ニュース
◆この金融不安の時、ノーベル賞の「ゲーム理論」をもとに、適切な投資戦略組み立て、投資銘柄を指示する「兜町のふくろう」http://fukurou.sub.jp/
◆コンピュータ「銘柄診断サービス」は無料
http://www001.upp.so-net.ne.jp/seifujii/shindan/kobetu4.html
◆証券市場を、面白く楽しく、分かりやすく、しかも鋭く分析、将来予測や投資銘柄をズバリ「売り買い」判断、独自チャートで教示する投資手法満載のマガジンID 0000262798
 【マガジン名】 今週の株式総括
 【個別ページ】 http://www.mag2.com/m/0000262798.html

20081227(土)
*企業の減益幅32%に悪化、世界経済変調が影響、上場1400社今期、車や電機秋以降に急減速、固定費膨張で不況抵抗力弱る、海外拠点拡大など負担
*国内新車販売3割減、12月は台数最低、08年通年は320万台、5年連続減少
*太陽日産、太陽電池材料の新工場、200億円投資、国内に独化学大手と合弁、日本韓国などアジア電機メーカーに販売

*厳しい私大経営、赤字3割を超す、少子化で厳しい環境、今期は財務一段の悪化も
*日経商品指数22年ぶりの下げ幅
*パキスタン軍インド国境に
*中小の資金繰り、急速に悪化3割、10月比、設備投資減額も拡大、経営環境急速に激しく
*介護報酬初の増額決定、人手確保へ待遇改善、社会保障審、来春から3%
*人員整理、正社員にも波及、失業率3.9%、非正規社員失業率8万5000人、若者深刻受け皿なく

*AIG系生保、売却交渉越年へ、アリコ、来月中に入札実施、日本2社、2月までに決着、外資の争奪戦本格化
*新銀行東京に改善命令、金融庁、融資審査も不十分

*鉱工業生産、10-12月10%超低下も、減産姿勢一段も、企業活動底見えず
*消費者物価上昇率、来春マイナス見方拡がる、デフレ色強まる可能性
*厚労相、社保庁ヤミ専従告発、現役・OB40人、背任容疑で
*中国製造業4.9%増益、1-11月、7年ぶり伸び1ケタ
*中国人民総裁、危機克服へ消費拡大を、社会保障整備を訴え
*銅鉱石、実質2%値下げは、BHP譲歩、資源価格、下落拡がる
*食品各社、副産物使い新ビジネス、アサヒはかす+乳酸菌で飼料、伊藤園は茶殻を建材抗菌用に
*ロールス・ロイス新型エンジン、川重・三菱重など開発参加、エアバス中型向け、日本勢、事業を拡大
*富士重、トヨタと電気自動車でも提携、量産技術を開発
*日本企業のM&A増額昨年超す12兆4200億円、海外企業が買収が6割

*ツガミ、4-12月営業利益19%減
*株価一ケタ銘柄が急増、全国取引所で26日終値で28社
*小糸製作、純利益78%減、今期34億円、受注減、円高も響く
*しまむら、純利益40%減、今期高額品・衣料品が落ち込む、売上高1兆円割れ

--12/26夕刊--
*雇用の急激な悪化鮮明、非正規労働者、失業8万5000人に、内定取り消し769人
*鉱工業生産8.1%低下、11月指数、前月比、下げ幅最大
*求人倍率低下0.76倍に、11月、失業率3.9%に悪化
*不動産市場、中国10社、日本に参入、ファンド大手、パシフィックHDに出資、不動産しじょうの刺激に

*11月の指標軒並み悪化、雇用悪化が家計を直撃、企業は生産・設備投資を抑制、経済に一段と重し
*製造業、残業時間20%減、16年ぶりの落ち込み
*消費者物価伸び率急低下、11月1.0%上昇、前月比は0.8%下落
*小売業販売額11月0.9%減、卸売りは10.5%減、下げ幅最大
*米ショッピングセンター、空室率が上昇、15年ぶり水準、今年9%強、客足が減り閉店加速