日経ニュース拾い読み

朝夕、日経を拾い読み、週末は「今週の株式総括」で市場をふり返り、次週の予測を展開する

今週の株式総括1212

2008-12-14 06:18:04 | 今週の株式総括
今週の株式総括1212

内閣支持率急落で官房長官が、「激流に馬を乗り換える状況にない、政府・与党一体でやっていく一番大事なとき」といった。前官房長官は、「弱みにつけ込んで、党内を乱すようなことはよくない」と、渡辺前行革長官を非難したが、「弱み」があることをはっきりと認める発言だ。内閣の要で首相を助ける人物が、「麻生ではもうダメだ」と宣言したようなもの。選んだのも自分たち、責任はやはり自民与党の責任。どちらも人を見る目がなかったということ。

だったら責任を取って辞めるのが当然だが、支持率急落を受けてもまだ「真摯に受け止めて行動するのみ」と、1年に3人も首相が変われば、外聞が悪い。せめて人気が少し回復して、「来年に解散を」などと考えていると、ますます深みにはまる。吉田首相はクリスマス解散をやったことがある。吉田元首相の孫なら、「ばかやろう解散」が「やけくそ解散」か、ひょっとすると「バカ野郎といわれて解散」に・・・。ひとの顔を批判するのは、良しとしないが、口をひん曲げてドスを利かせた話し方、私にはどうしても好きになれない。やることも曲がりっぱなしで、政策の実行は遅々として進まない。一国の首相としては矢っ張り見かけ倒しで品格に欠ける。前2首相よりなお悪い。

自民党古参議員は解散に先々恐々とする。改革なんて頭になく議員離職の道が迫り来るのを恐れているだけ。そこには麻生政権の低落の影に、ほくそ笑む官僚が見え隠れする。国の出先機関の統廃合すら官の抵抗で進まない。麻生改革は看板倒れで、看板付け替えがせいぜい。役人天国はますます拡がるばかりだ。

 内定取り消し、工場閉鎖、設備投資延期、ライン閉鎖、人員削減、生産調整、期間工のリストラ、証券廃業などなど、野村證券はこの年末1000人超のリストラをする。日興コーディアルも40才以上で人員整理。40才以上で、年も迫ったいま辞めても職なんてない。証券は賞与カット、ボーナス減の嵐が吹き荒れる。経済悪化の言葉が踊る。

暗いニュースばかり続く。こんな時、年末を乗り切るには、体力なくして到底かなわない。私は3時引けると、トレパンに着替え、耳にはイヤホーン、1422ラジオ日本、「夏木ゆたかのホッと歌謡曲」を聞きながらウォーキングだ。作曲家遠藤実さんが亡くなった。若き頃貧乏で作曲家を目指し、5000曲以上の歌を作曲し、多くのヒット曲を残した。彼はいう「春の来ない冬はない」と。

世界経済は、先の見えない長いトンネルに入ったのか。出口のないトンネルはない。暗闇の先にはかすかに明かりが・・・・。くれぐれも体には気をつけて頑張ろう。健康でなければ良いアイディアも浮かばない。そこには最大のチャンスが刻々と近づいているのだから。

今週はこの銘柄に注目してみたい。「まちふくろう」に掲載した。

7550ゼンショー(東証1部100株単位)
牛丼チェーン「すき家」「なか卯」を直営する。この不況で低価格品がバカ売れ。マクドナルド、ファーストリテーリングなどの急騰は、手軽で安く不況を乗り切るための「消費者の知恵」が引き起こした。
不況で切りつめられたサラーリーマンの昼食代は500円までと厳しい家庭の現実がある。不況が深刻なればなるほど低価格品を扱う会社は伸びる。
05/12/30高値2,005円であった株、今一株480円台と株価は、「並み牛丼一杯とみそ汁」の価格、その高値を付けたスタート地点とまだ価格は同じなのです。倍はおろか3倍増となる低位の星となる可能性も充分。
チャートも逆三尊を形成。「究極のチャート」とチャーチストが探し求める型なのです。信用倍率は0.32倍とまれにみる好取組で売り方の踏み上げも・・・いよいよここから上げ本番となる。
三尊、逆三尊は、http://www.systr-lab.com/ch2_3.html

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日経平均・NYダウ・WTI・為替の「最大益ボード」で分析したチャートです。
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日経拾い読み1214

2008-12-14 06:12:49 | 株式ニュース
◆この金融危機の時、「ゲーム理論」をもとに蓄積された投資理論で適切な投資スタンスを指示する「兜町のふくろう」http://fukurou.sub.jp/

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 【マガジン名】 今週の株式総括
 【個別ページ】 http://www.mag2.com/m/0000262798.html

20081214(日)
*トヨタ、大型投資先送り、工場増強、中国・ブラジル・国内も、業績悪化で見直し最大規模
*日中韓の首脳会談、金融危機克服協力、外貨融通網の拡大確認、北朝鮮核で連携強化
*CP買い取りを政府が日銀に要請、資金繰り支援策実現は不透明
*GM再建時間との戦い、来年1-3月北米で5割減産、政府融資の必要額、100億ドルより拡大、米政府二弾構えの支援を検討、先ず年越え資金、条件で詰め
*日銀追加利下げ焦点、18日から決定会合、円高加速に危機感
*米は追加利下げの公算、あすからFOMC量的緩和も示唆
*国の住宅・不動産活性化緊急対策で民都機構活用、大型都市開発に出資
*米社債値下がり拍車、低価格付け債、破綻リスクを嫌気、有力企業も調達難
*米商業銀行不動産大手、借金返済相次ぎ延期、担保証券値崩れ
*欧州諸国、財政赤字が急増、仏国などユーロ圏協定に抵触も
*産業景気底見えず、投資・雇用絞り込み加速も、自動車不振、機械・鉄に連鎖、受注急ブレーキ、デジタルに陰り
*マンション、修繕の性能・完成を保証、来年4月、全国100社で制度化
*新卒の9割が就職難しく、10年春、前年11%から急増、エンジャパン調べ
--12/13夕刊--
*浜岡原発2基廃炉、耐震工事費かさむ、1基新設
*パソコン値下げ急ピッチ、今秋モデル早くも3割安、超小型台頭、価格体系に変化
*新東京銀行の中小向け融資、35%が不良債権、半年で13ポイント上昇
*GM25万台減産、来年1-3月今年生産の半分、販売急減速に対応、北米工場
*米IT、リストラ加速、半導体大手など、人員削減や選別投資、回復は10年以降の見方

*経済対策、EU、6000億円追加投入、電力やIT、インフラ整備で
*米自動車、安定化法で救済、支援条件で綱引き、下院議長は厳格化懸念