日経ニュース拾い読み

朝夕、日経を拾い読み、週末は「今週の株式総括」で市場をふり返り、次週の予測を展開する

今週の株式総括1228

2007-12-28 11:46:01 | 今週の株式総括
今週の株式総括1228

 薬害肝炎でまた官僚の御粗末が露呈された。最後は、議員立法という名の下に、新たな解決策を模索する。国の誤りを認めながら責任を回避しようとする官僚の策が見え見えで、非難囂々となれば仕方なく別の策をどんどんと繰り出す。何事にもつぎはぎだらけの策を繰り出すだけ。

 型にはめられた教育やゲーム感覚の中に育った人間の政策や対応のように見える。そこには人間味ややさしい感情はかけらも見えてこない。

福田内閣で1人善戦していた舛添厚生大臣も、年金問題、薬害肝炎と立て続けに黒星となり、内閣の支持率もこれでは先行き心細い限りだ。

 もう政治に日本経済の活路を求めるには、政権交代に期待するしかないのか。それが期待される民主党は、税制改革が必要と、株式譲渡益優遇税制を廃止するという。民主党に変わっても、あまり代わり映え名なさそうだはなさそうだ。

株式譲渡益が有り余るほど出過ぎて、困っている人がいないのだから、こんな優遇税制は撤廃されても良いのだが、市場に魅力を与えるような策を期待したいが、それもかないそうにない。

日経平均は1万7353円でスタートし、年央に1万8261円(7月9日)に年高値を付けた後、一転して下げ相場。11月21日には1万4837円まで高値から約19%の下落を余儀なくされた。大納会は、15307円で前年末比 11 %の下落となった。

サブプライム問題での影響が一番軽微だった日本の株式が下げて、世界の株価の上昇して一人負けの惨めな結果となった。NYダウ平均が8.7%の上昇、ドイツ+21%、韓国+33%、MSCI世界株価指数で+7.1%であった。もちろん、新興国の株価は日の出の勢い、上海株価指数+95%、インド+44%、ブラジル+41%、ロシア+19%と軒並み大幅な上昇であった。

子年相場は東証再開以来、過去4回を数える。
各年の日経平均の騰落率を見ると、1960年+55%、72年+91.9%、84年16.7%、96年-2.6%である。平均で+40.3と十二支の中で断トツのトップだ。東証再開以来62年間の年間平均騰落率が+12.05%だからその3倍強のリターンだ。勝率では3勝1敗とまずまずの成績。「子」年は高い、市場関係者なら誰でも知っているジンクスどおりの結果である。

来年の相場は西暦07から8に変わる「七転八起き」、8は末広がり、「ネズミ繁盛子沢山」など、株価にとってはまさに縁起の良い年となる。

縁起ばかりではない。株価は世界の株式と比較しても割安が目立ち、温暖化、省エネなどで経済界はますます日本の技術力が発揮され、金融はサブプライムの影響が他国に比べて最小限で、バブルから立ち直った日本の本当の力が要求される。

テクニカル的には、信用買い残や裁定買い残は最低水準で、1月中頃までに7月高値信用取引期日が到来する。それを過ぎると、いよいよ日本の株式の逆襲が始まる。
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「さて「最大益ボード」が、下した来週のNK平均の予想は、
nk 現値15307.78(-256.91)
売(1_6)シグナル(15307.78_20071228)が点灯して1日目です。シグナルモードは、平均6日間続きます。 売りチャンスです。空売りも。売り建て利食い売りは積極的に。 売り圧力が強まりそうです。売り優先で。押し目買いしながら 
SWと INXは 31↓40, 39↓40(82~14) 37予 パターン=( 12_3_±0) 総損益=2093
評価星取表=★★★★★★★

よき週末をどうぞ

今週の株式総括1221

2007-12-22 08:19:06 | 今週の株式総括
今週の株式総括1221

内閣支持率43%に急落、前回調査から12%低下し不支持は逆転した。いよいよ民主支持が自民に迫った。ますます懸念が拡がる年金問題・防衛省疑惑など、官の怠慢、無責任は留まるところを知らない。いま解散総選挙となれば、折角の民主のドタバタで回復途上だった内閣ももうこれまでか・・・・。

解散選挙に打って出る機会を完全に失ったようだ。内閣で何とか1人善戦していた桝添大臣も薬害訴訟でピンチに陥るし、自民内は小泉チルドレンと公認を争う問題でももめるし、いよいよ政権交代も見えてきた。所詮、自民が次の選挙で勝ったとしても、ねじれ国会であることに代わりはない。現政権下では、日本丸は全然動かない。

同じく先行き少ないブッシュ政権も、問題化したサブプライムに右往左往。証券化ローンによる詐欺行為を、銀行や証券に許し、世界の金融に大打撃を与えた責任は重い。低所得で、いずれ返済が出来なくなることが分かり切っているローンを「証券化」して、あらゆる金融商品に覆い隠した詐欺行為の責任を問われる。

FRB議長は「金融政策では、サブプライム問題は、もう制御仕切れない」と言うが、前FRB議長グリーンスパン氏は「住宅債務者を政治資金投入で救済することが必要」と言っている。いずれブッシュは、大々的に個人救済に乗り出してくる。イラク戦争につぎ込むカネからすれば、たいしたカネではない。戦闘機過ミサイルの生産を著音削れば良いだけなのだから・・・。それで始めて出口が見えてくる。

個人投資家の日本株離れが鮮明だという。投資する環境の場所と商品だけ拡げて、リスクばかりが増え収益に対する搾取の増大ばかりが目立つ。規制緩和は先送り、見送り、期限付き延長、一部改正など複雑税制がまかり通る。

しかしサブプライム問題を契機に、世界の金融市場は大きく変わりつつある。メリルもシンガポール政府系の資金を取り入れる。シティ・UBSなどに続いて資金の還流が始まった。ロシア政府系ファンドまで2兆円あまりのファンドで世界を狙っている。新興国や石油マネーが、いよいよ世界の金融市場を席巻する時代に突入した。金融市場にもはや垣根なし。いよいよ08年をむけてサ、ブプライムによる金融混乱からの脱出が始まろうとしている。

 日本の3大銀は、サブプライム基金拠出を打診されたが、あまりにもリスク負担高すぎると拒否した。世界が一致協力してこの金融危機から脱するために、努力しているときに、この申し出を断ったことは、将来大きな禍根を残すことにならなければと思う。

新給油法案といい、イラク戦争でカネだけ出せば、世界の政治に通用すると過信していた事を、日本の金融業界は、はっきり今度否定したことになる。

日本株式を売り続けている外国人投資家の日本を見る目が、今度の株式相場の反発に大きく影響を及ぼすことは、懸念しておかなければならない。

このサブプライム問題から抜けだし、株が底値を付けるのは、売っても売っても下がらなくなることと、サブプライム懸念が遠退くことと決めていたが、サブプライムは、峠を越えても、これでは外国人投資家は、ますます日本を離れていくことになるのではないかと心配する。

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さて「最大益ボード」が、下した来週のNK平均の予想は、
Nk 現値15257(225.39)

売(7_5)シグナル(15536.62_20071213)が点灯して7日目です。シグナルモードは、平均5日間続きます。 売買は自由活発にいいですが、あくまで利食い売りの押し目買いだけです。売り建て利食い売りは積極的に。 慎重に利食い優先で攻める。押し目買いしながら 

SWと INXは 39↑36, 36↓39(82~14) 35予 パターン=( 12_3_±0) 総損益=2592.7

評価星取表=★★★★★

よき週末をどうぞ


今週の株式総括1214

2007-12-14 15:25:39 | 今週の株式総括
今週の株式総括1214

「偽」「嘘」「疑」が、この世をまかり通る。
民のためといいながら、官の所業は、民を苦しめる。その結果は期待される効果の逆のとなる。

建築基準法、金商法、貸金業の改正など、景気回復になるどころか、やることなすこと、足を引っ張ることばかり、証券税制に至っては、重要改革は先送り、一部改正ばかりで複雑化になるばかり、外国人投資家はますます日本市場から離散する。

またまた問題となった年金名寄せの問題は、解決を後回しで、与野党は責任問題の追及ごっこで、延長国会で税金の無駄使いがいくらになるというのだ。

自民党内は、もう次の選挙の公認問題論争をやっている。

「埋蔵金」と特別会計を比喩する話は、とんでもない。全部彼ら政治家が作り上げた財政のバラまき会計そのもの。政治家の無駄使いの根源で、国の借金拡大の最たる原因となったものである。

まず官のリストラ、財政改革を進め、消費税の引き上げなど絶対に許すべき事ではない。
選挙の前は、引き上げ発言を控えて、終わればまた持ち出す。前参院選挙の安倍前首相の「年金問題は3月末まで最後の1人まで・・・」といっているテレビをみていると、そのとき時の急場しのぎの口先だけの「偽」「嘘」「疑」が・・・・。

 FRBの金利引き下げは市場予想より小幅で、金融不安解消には不足と、欧米株が一斉に急落した。

市場は0.5%の引き下げ幅を期待して買っていたが、発表と同時に失望感からの暴落だった。あまりにもアナリストやマスコミの期待報道で、先回りした投資家の動きが目立つ。

ヘッジファンドは、今年は大幅な損失を出し、今期は儲けたい一心で、意気込みが先回り、我先にと情報を先取りして先行運用が目立つ。

当然予想が外れれば、我先にと売り急ぐ。足が地に着いてない浮き足だった投資が相場を攪乱する。

米国市場は、今一番の暗闇の中にいる。
シティのUAE資金の導入し、UBS1.1兆円の追加損をだした。中東政府系ファンドなどから総額2兆円の資本増強をした。政府系ファンドの欧米金融への投資は、5.5兆円にせまり累計損失額は、約11兆6000億円になった。

欧米5銀行が年末の金融不安解消に大量資金を供給、協調体制を敷いた。効果に疑問と市場関係者はいう。だが連続に発せられる対策は、市場を十分満足されるものとは言えないが、これだけの大がかりの対策だ。いずれ、その効果で金融不安解消されるところが見えてくる。速効を期待するのがむしろ無理というもので、協調体制は評価に値する。

日本のバブルは、資金供給が100兆円超に及び、解消まで10年間を要した。
サブプライム問題の損失は、米国のGDPの5%にしかならない。米国は、いまそれを1年で解決する方向でむかっている。日本に比較しても、いかに対策が早いか、むしろそれを評価すべき時に来た。

年末は、低位、割安、有配の銘柄が買われるケースが多い。
NY市場の急落は、あくまで0.5%の利下げを織り込んでいた相場で、0.25%は失望から売られた。株価も10月始めの高値から11月の安値の3分の2以上戻した位置にあった。「利下げ幅の失望」と「当然の調整」が重なっただけ。この急落を悲観することはない。

「来年の話をすると鬼が笑う」と言うが、来年は、ねずみ年、「ネズミ繁盛、子沢山」、2008年の「8は末広がり」で縁起のいい。07年から08年に変わることは、「七転び八起き」に繋がる。過去ねずみ年は4割の株価上昇を果たした。

いよいよ希望の年となる。投資戦略を着々と・・・・。

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「さて「最大益ボード」が、下した来週のNK平均の予想は、
Nk 現値15514.51(-22.12)

売(2_5)シグナル(15536.62_20071213)が点灯して2日目です。シグナルモードは、平均5日間続きます。 売りチャンスです。空売りも。売り建てや利食い売りの確度がA級。 売り圧力が強まりそうです。売り優先で。押し目買いしながら 

SWと INXは 59↑58, 71↓76(82~14) 66予 パターン=( 12_3_±0) 総損益=2551.7
評価星取表=★★★★★★★★★

よき週末をどうぞ

今週の株式総括1207

2007-12-08 16:24:38 | 今週の株式総括
今週の株式総括1207

 シティのアブダビ資金導入、プライムローン5年凍結など個人救済策、世界各国の金利引き下げなど景気回復への効果は不透明で限定的とは言われながらも、年末に向けて一気に金融対策が出てきた。

なにせ日本のバブル崩壊では10年かかって100兆円処理して立ち直ったのだが、サブプライムの損失は米国にとっては、国民生産のたった5%程度の損失というのだから、騒がれているほど長期に景気の足を引っ張るとは思えない。

もうここからは、米国の消費減退が他国の経済にどの程度の影響を与えるのか、せいぜいその程度を見極めながら、事態の進行度合いを見極めていけばいい。それはあまりにも楽観的だという人は、黙って指をくわえて、相場は眺めていればいい。

不安を抱えながらも、先に明かりを求めながら手探りのとき程、株式投資は、最大の成果が期待できるということを・・・。
12月相場は、いよいよスタートを切った。

7年ぶりに信託銀の買越額が高水準となった。いよいよ待機していた「年金基金の買い増し」だ。

木曜日は、外国人は久方ぶりに大幅買い越しに転じた。ドル換算の日経平均、回復度合いが鮮明になって、主力株に売買が集中して先導株比率は21.9%で1ヵ月ぶり高水準となった。

投機資金が金融市場から原油・金などに流れていたが、原油や貴金属の高値からの値下がりが1割以上になって、為替にも転機の兆しが見えて来た。

投機資金が今までの逆の流れに変わってきたように見える。

信用評価損率の4週ぶりに改善で、個人買い意欲低下に歯止めとなりつつある。東証1部の配当利回りは、3週間ぶりに長期金利を下回り正常の状態に戻る。



東証のREIT指数が2ヵ月ぶり2000台を回復した。1ヵ月ぶり高値水準だ。配当利回りが高く、買いが優勢になっている。

改正建築基準法の影響で、住宅建設が40%台と大幅にダウンしていた。あのサブプライムの影響の米住宅建築ダウンより大幅だった日本の住宅建築も、住宅優遇税制を延長・拡充するとの政策を好感して住宅株が大幅反発した。10月の緩和策の効果も、徐々に見えてくる。悪法の実施の大幅ダウンも、逆に反動で大幅改善となるかもしれない。



6月から7月にかけて18200円近辺で、主力大型株が活躍したが、その期日が12月から1月中旬にかけてくるが、サブプライムローンの影響での株価急落は、主力株に大きな整理局面を提供したと見える。

まだ1月中旬の18000円台の高値の期日あけまでは、本格反騰は、大きく期待できないが、その中で足の軽い動きの銘柄は必ずある。

5日移動平均が25日移動平均を上回った。日経平均2ヵ月半ぶりミニゴールデンクロスを実現した。

いよいよ強気に銘柄選択しながら、株式投資が進められる環境は整ってきた。



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<http://www001.upp.so-net.ne.jp/seifujii/>「最大益ボード」のPassword=ishikawaryo



さて「最大益ボード」が、下した来週のNK平均の予想は、
Nk 現値15956.37(82.29)

買(11_5)シグナル(14888.77_20071122)が点灯して11日目です。シグナルモードは、平均5日間続きます。 利食い圏が近づいている。 買いの勢いが強まりそうです。強気で。売りきめしながら 

SWと INXは 68↓69, 61↑57(82~14) 64予 パターン=( 12_3_±0) 総損益=3017.1

評価星取表=☆☆☆☆



よき週末をどうぞ