若葉区都賀から御成街道を突き進むと、「日本料理 宮本」はあります。ラーメンフリーク的に言うと、旧「梨の花」のある沖交差点の手前あたりです。
ドイツでは、「Japanisches Restaurant」によく行きますが、日本ではほとんど日本料理店に行きません。これからはもっと日本料理店も経験として食べて行きたいと思います。(帰国してからは、ラーメン以外が多いなぁ)
このお店は、地産地消とローカルさが特徴の落ち着いた日本料理店です。ログハウス風なのが特徴ですね。創業は5年程度。以前、カフェかなんかだったのかな? 妙にヨーロピアンな感じがします。店主さんは40歳くらいの方で、とても寡黙で、思想家的な雰囲気のする方でした。きっと哲学がおありなのでしょうね。そんな感じのお店でした。
お昼のコースは二種のみ。2800円コースを頂きました。
まずは、先付的なもの。前菜とも。この地域で取れた野菜を調理したものが出ました。キャベツ、玉ねぎ、ニンジン、ジャガイモ等を見事に和テイストにアレンジされていました。生ジャガイモが一際目立ちましたね。酢?で和えたのかな。ジャガイモもこんな風にして食べられるんだ~?!と、驚きました。
続いて、お刺身。生タコとヒラマサ(スズキ目アジ科)。ヒラマサはぷりっとしていて、弾力性があって、心地よい食感ですね。旨い! それに、生タコがこれまたユニークな食感です。普通に食べるタコよりも、すべすべっとしていて、やわやわっとしていて、とろける食感でした。
焼き鯛と焼いた豚肉です。鯛は、脂がすごい溢れてて、とてつもない美味しさでした。お肉はちょっと固かったかな。山椒のつぶと一緒に食べました。鯛が美味しすぎて、お肉は引き立て役になっていました。
そして、天ぷら! ジャガイモと海老の天ぷらに、行者ニンニクの芽の天ぷら、それに、新玉ねぎの天ぷらでした。行者ニンニクの芽がなかなかの存在感を醸し出していました。ジャガイモの天ぷらは文句なしですね。やや家庭的な感じもしますが、プロの実力を感じる天ぷらでした。
そして炊き込みご飯とそのおかずたちです。
かつおの炊き込みご飯は、薄味ながらも、インパクトのあるご飯になっていました。付け合わせの野菜と一緒に食べると、身も心も贅沢な気持ちになりますね。
お味噌汁も技巧派でした。こちらもヘタに濃い味でなくて、飲みやすいです。味噌というよりは、ダシの旨みがほどばしっていて、ダシの重要性に改めて気づかされました。ダシがうまいこと、これが、肝心要なんだな、と。
ね。贅沢でしょ。
炊き込みご飯はたっぷり提供されます。あまったら、お持ち帰りもOKです。これが嬉しい!
デザートは二回出てきました(苦笑)。アイスシャーベットと上のデザートが出てきます。
(なお、こちらはコースとは別料金のようです)
さらに、コーヒーor紅茶が提供されます。
これで、2800円というのは、本当に素晴らしいです。実際、それほど高級な材料がふんだんに使われているわけではないですが、それでも、技術、というか、技が冴えわたる食世界が堪能できました。
そして、このロケーション。完全に「癒しの和食店」ですね。千葉の人は、是非この癒しの和食世界を堪能してもらいたいです。
なお、小さいお店であり、また人気もあるので、行く際には電話で予約をお願いしますね。なお、今回行くにあたって、一度既に振られております。(つまりは、既に大人気店なんですね☆)
さらに知りたい人は、店主さんのブログを!!
http://blog.goo.ne.jp/nekoga_ote
↑ かなり食にこだわりのある方だと思われます! そしてブログが素敵です☆