地獄の翻訳業中で、2013年、大好きな食べ歩きもできないまま、追いつめられた日々を送っています。その唯一の楽しみはやはりラーメン。どれだけ追いつめられていても、お腹は空く。食べる楽しみは、人間に与えられた最高の贈り物。(どれだけ仕事がハードでも、仕事の内容がハードなだけなら、食べる楽しみは消えない。食べる気力もないという状態が一番つらいと思います、、、)
さて、そんなわけで、行けるとすれば、玲か江北か海空土しかないわけで(一分でも時間が惜しい状態なので…)。
今年、もう既に江北にも海空土にも行ったので、昨年末に行った玲に向かいました。
メニューはこんな感じですが、、、
玲のブログで、なんとなんと「イカ煮干し」を使った限定ラーメンが提供されていることを知り、、、
ありました。「イカニボ塩ラーメン」(800円)。
イカの煮干しって、、、汗。。。まったくもって想像できませんが、、、。
一応、一般でも売られているんですね。
http://item.rakuten.co.jp/tomarusuisan/ika100/
さて、いったいどんなお味なのでしょう?!
しかも、この日はなんとメルマガ限定で「トリュフ付き」★
小皿が二つ出されました。なんか嬉しいですねー。
そして、イカニボ塩ラーメン。
スープを飲むと、玲らしいあっさりとした和ラーメン。シンプルで飲みやすいあっさりとした優しいスープ。
なんですが、ホント、「イカの味!」って感じがしました。かなり刺激的です。これまで味わったことのないスープになっていました。多分、何も言われずに、そのまま飲んだら、「イカ!」って認識できるか、いささか不安もありますが、、、
僕はもともとがんこラーメン愛好家なので、「スルメ」のダシは結構味わってきました。が、スルメとイカ(イカ煮干しですが)、全然違う味わいになるんですねー。いやー、驚いた。
これは食べる価値、高いと思います。が、いかんせん、限定なので、、、あれですけど。。。
それに、玲らしい干したけのことチャーシューが二枚のっています。このシンプルなトッピングもいいんだよなー。
いやー、無我夢中であっという間に食べてしまいました。玲、恐るべし…。
途中で卓上にある化学調味料を入れてみました。そうしたら、味が激変。これもまた玲の楽しみ方の一つ。もうね、自分の舌なんて、アホなんじゃないかって思ってしまいます。化学調味料を入れると、本当に味が丸くなって、バランスが良くなり、美味しく感じられるようになるんです。が、しかし、「イカ煮干し」の風味も同時にぶっとんでしまいます。美味しくはなるけど、風味や個性や素材の旨みはぶっとんでしまう。化学調味料を入れたことによる申し訳なさ、罪深さを感じるんです。
「無化調」という言葉が一時期流行りました。でも、今はあまりそれが「よい」とは言われていません。が、この玲で、化学調味料あり/なしを両方味わうと、化学調味料の功罪をストレートに感じられると思います。面白いですよ。圧倒的に美味しくなる。でも、本来持っているスープの魅力が台無しにもなる。こういう経験って、他のお店じゃできないと思います。
イカニボ塩ラーメン、本当に「恐るべき一杯」でした。化学調味料なしの方が断然、イカの風味が生きて、楽しいです!
*現在、もう提供されていません。
こちらが、メルマガ限定のトリュフ(サービス品)。
トリュフをスープに浸して食べる、というもの。面白い(そして贅沢な)サービスですね。
もそもそっとした食感が印象的でした。
こちらは、ダシを取ったイカに味付けしたもの。お酒が飲みたくなります。
いやー、すごい発想です。
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都賀には、日本国内でも極めて、超個性派ラーメン店が二店あります。鶏麺屋どーちとここ、玲です。
この二店舗は、ある意味で(失礼ながら)「変態系ラーメン」の提供店だと思います。若い店主さんの「コピー」ではない唯一無二のラーメンが楽しめる不思議なお店。こういう「唯一無二のラーメン店」が近所に二つもある、という。。。
玲のさらなるダークな部分は、きっと今年もっと炸裂することでしょう。
なお、玲、この立地からして、どうだろうと思っていましたが、開店して半年も経たないうちに、近所の人に愛されています。お客さんもかなり入るようになってきました。常連さんが多いように見えますが、いろんなタイプのお客さんが集まってきます。
今年も玲を応援したいですね。頑張って!
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