2012年、都内で一番話題になりそうなお店が青山一丁目にオープンしましたよ。
話題性もたっぷりですね。あの超有名店「ほん田」で修行して独立したお店、しかも、ハーブを駆使したオリエンタルな鶏白湯醤油ラーメンを提供するお店。もう、これだけでも、話題性たっぷりでしょう。(OOSAKIさんのご指摘を受けて、一部訂正。要確認。僕が「ほん田で習われたんですよね?」と聞くと、「…ええ、でも関係ないお店ですよ」との返答でした。否定も肯定もされていないニュアンスなので、判断留保とさせてもらいます)
場所は、「づゅる麺AOYAMA」跡地。ウィン青山1Fにあります。「花火」というお店も隣接していますね。
お店の人に聞くと、ほん田出身らしいですが、系列店ではないとのことです。それから、おススメは、「醤油らーめん」700円だそうです。「ちょっと他にはない味」「先入観なく食べてもらいたい一杯」とのことでした。
基本的に、醤油、塩、つけ麺の三種ですね。おススメということで、醤油らーめんを頂きました。
見た感じは、結構シンプルですね。白濁したスープに、鶏チャーシュー二つとほうれん草とネギと鶏肉団子が入っています。スープは、見たところ、まさに鶏白湯ラーメンで、「醤油ラーメン」という感じではないですね。
スープを飲むと、いやー、スマッシュヒットですね。新感覚のラーメンになっていました。このスープは、鶏野菜スープと鶏白湯のWスープらしいんですが、ゆえに、あっさりしていながらも、コクがしっかりある。そして、油はそれなりに控え目な感じで、こってり感のあるあっさりラーメンでした。
しかし、なんといっても、このスープ、ハーブの香りが凄いですね。保守的なラーメン好きの人には無理な感じですが、すごい面白いです。ハーブということで、下手したら、ラーメンじゃなくて、パスタになってしまったり、アジアンヌードルになってしまいそうです。が、ここのラーメンは、しっかり「ラーメン」になっていました。さすが、ほん田出身のラーメン屋さんだけありますね。
そう。まさに「ラーメン」になっているところが、これまでの変わり種ラーメンと違うところだと思いました。どこか異国情緒、アジアンな感じを受けながらも、ラーメンになっている!!
僕は単純に「凄いなー、うまいなー、新しいなぁー」と思いました。2012年の都内の新店もそこそこ回っていますが、ここは頭一つ飛びぬけている気がしました。単純に面白い、そして美味い。
ただ、我が愛する「鶏麺屋どーち」のように、賛否両論になりそうな予感もしますね。尖鋭的過ぎるので、どうだろうか?、と。我が師匠、石神さんはどう判断するのだろう?と、ふと思ったりもしました。ハーブという新しい素材をラーメンに入れたということで、高く評価されるといいですね。また、他の評論家たちはどう、このラーメンを語るのでしょうかね? これは楽しみです。今のところ、都内のフリークさんたちからは少しネガティブな反応が返ってきているような。。。
僕的には、2012年は、オリーブオイルとハーブ、この二つがきらりと光りましたね。オリーブオイルを加えるラーメン店も出てきていますからね。つまりは、「実系」・「葉っぱ系」ってことかな。正当な意味でね(苦笑)。つまりは、香りづけに力が入るようになっているのかな、と。今の時代、鶏白湯ラーメンを出すことはもうあまり話題になりません。鶏白湯をやるお店が増えすぎました。
がゆえに、このお店には、ハーブを使ったラーメン店として、その道のパイオニアになってもらいたいなって思いました。
しかし、「麺屋すみす」って、変な名前ですよね。
なんで、スミスなんだろう? アダム・スミスしか思い浮かばない…
あるいは、角さん? 三須さん? なんでスミスなんでしょうねー。気になります。聞こうと思ってて、忘れちゃいました。
あと、ここのつけ麺もユニークで、わさびがつくんですって。わさびって、ほん田@東京でもやってましたよね??
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/b2fce12fa58b9348df9c977c8219055d
なので、ハーブの方が武器になるんじゃないかな、と。