昨年末、本千葉駅前に彗星の如くに登場した「いってんべえ」に行きました。
前回の記事はこちら
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/850cd2937d2c51e728a1509e5979c2f4
また、らんちばさんのレポも♪
http://blog.livedoor.jp/lanciba/archives/51839223.html
このお店、僕的にかなり好印象でした。まず、旨い。それに尽きました。…とあってか、オープンしてまだ半年も経っていないのに、しっかりとお客さんの心をつかんでいるように見えました。いい感じで、お客さんが次々にやってくるんです。メディアで話題になって大行列店になってしまうと、クオリティーが下がり、また店主さんの余裕がなくなり、お店(の未来)にとってあまりいいことはありません。一番いいのは、ゆっくりと、じわりじわりと人気店になっていくことだと、思います。そういう意味で、このお店はかなりいい感じなのでは?!
しかし、開業5ヵ月にして、いってんべえのメニュー構成は激変していました。まず、メニューが劇的に増えています。勝浦タンタンメンも、当初は味噌のみだったのですが、醤油が加わっています。それ以外にも、たくさんのメニューが登場していました。これにはビックリ。。。 中華そばから魚介(煮干)の風味を弱めた支那そば、塩ラーメン、二郎みたいなコテ麺、さらには、塩タンメンまでもが。それから、千葉のラーメンフリークさんたちの間で静かに話題になっている油そば、マヨ油そば、マヨにんにく油そばも登場していました。
ここ、いってんべえのご主人は、ラーメンのキャリアとしてはかなりのベテランさんですからね。いよいよ本領発揮という感じでしょうか。ホント、魅力的なメニューがずらりと並んでいます。さらには、勝浦タンタンメンの「本場バージョン」までもが登場しています。こちらは、なんとも勝浦でも最も人気の高い某店の勝タンを模したものらしいです。こちらも近いうちに食べなければ、、、
今回は、勝浦タンタンメン(醤油)と、マヨ油そばを注文しました!
こちらが、勝浦タンタンメン(醤油)です。見てくださいよ。この美しい「赤」のスープ。写真で見るよりも、実際はかなり赤々しています。見ただけで、「あ、これは本気だ」と思いましたね。
もう、作る工程からして、凄いですよ。手が凝ってます。実際に見てもらえれば分かると思いますが、かなり複雑な工程を経て、完成されます。また、味噌ラーメンみたいに、大鍋で玉ねぎを炒めて、スープを仕上げていきます。これが、このタンタンメンの独特の風味・美味しさにつながっていました。
これでもですねー。僕は勝浦のタンタンメンを、それ相当食べているんです(エヘン!)。だから、体で勝浦タンタンメンは分かったつもりになっています。なのに、ここの勝浦タンタンメン(醤油)は、確かに勝浦タンタンメンの要素を全てクリアしているんですが、そのレベルじゃないんです。前回に感じた時と同様で、これがとにかく「旨い」んです。その秘密は、やや焦がすくらいに炒めた玉ねぎですね。甘みとうま味が強烈に効いています。これにはビビりました。辛さはまあまあ。バランスを重視した、美味しい勝浦<式>タンタンメンになっていました。
ニンニクの風味も強く感じます。ジャンクでありながら、上品さもある。味わい的には違いますが、RAGTIMEを彷彿とさせる出来栄え・完成度でした。僕は、心の底から満足できましたね。とにかく、香ばしくて、うまみがたっぷりで、ハイレベルな「勝タン」になっていました。
でも、当然といえば、当然ですよね。ここのご主人さんは、まるわの店主さん同様、外房出身、しかも勝浦出身の方ですからね。それでいて、キャリアたっぷり。最初は、味噌で勝タンという「変化球」を出してきましたが、王道、しかもブラッシュアップされた勝タンを出してきたんです。これは、ある意味、事件です!!
麺は、太麺、細麺、どちらも選べます。が、勝タンといえば、細麺がいいですよね。はい。勝タンの弱点である麺は、このお店では、しっかり克服されていました。
大満足でした。本気で。
さて。
こちらが、今、静かに話題になっているいってんべえの「油そば」です。今回は、マヨネーズトッピング仕様の「マヨ油そば」を注文しました。
ちょっと、石神本みたいに、真上からも撮ってみました☆。
ポイントは、生卵ではなく、味玉がスライスされて盛られているところですかね。面白いです。
これを、混ぜ混ぜすると、、、
こんな感じになります。
もともと麺はタレで和えてあります。自慢の自家製タレと麺の相性は抜群。それに、マヨネーズが入ることで、ジャンクさがアップしています。こちらも、端的に旨いです、、、涙。。。
それにまた、でっかくてぶっといメンマがいいですねー。これ、好きな人多いですからね。もちろん臭みは一切ないです。チャーシューもほぐされていて、食べやすいです。細かいところまでしっかりといき届いています。
基本的に、油そばって、どこもだいたい同じ味わいだと僕は思っています。油そばは、ラーメンというよりは、焼きそばに近いもの。そんなに特徴は出ないです。ただ、それをどう楽しく食べさせるか、その工夫はできると思います。焼きそばも、トッピングで工夫していますからね。そういう意味で、こちらの油そばはいろんな工夫がなされています。最後まで楽しく食べられました。
***
開業は2011年末ですが、2012年の新店に該当すると思います。僕は、千葉市内でも最も注目すべき新店だと思っています。今回来て、二度目にして、改めて確信しました。いってんべえは、間違いなく、千葉市に新たな息吹を与えるお店である、と。
まだ、食べていないメニューがたくさんあります。とりあえず、全部のメニューを食べてみたいです。本千葉は、近い場所にあるんですが、なかなか来ない場所でもあります。かつては日々通る駅だったんですけどね。なので、行ける機会を見つけて、もっと来たいなぁって思いました。
勝浦タンタンメン(醤油)、そして、マヨ油そば、どちらも大ヒットでした。
こんな感じで、メニューの幅がかなり広がっています!!
今、千葉市内で最も注目すべきお店では?!?!