先週のお話ですが、小学生時代からの友だちと久々に再会し、
その友だちに、素敵な韓国家庭料理店に連れていってもらいました。
僕は小6の時に、市原市の辰巳台から千葉市に引っ越しました。
辰巳台の頃の友だちは全部、連絡が途切れているので、
僕の人生のなかでは、小6のときの友だちが最古の友だちとなる。
今日の友だちは、そういう意味では自分の最も古い友だちなんです。
まぁ、その友だちについては、また最後に述べるとして、
こちらの『韓国家庭料理 山村』は、千葉の栄町にあります。
住所は、千葉市中央区栄町34-4ですね。
インターネットでの詳しい情報はほとんどありません。
当然、この周辺にたくさんの韓国料理店があるのは知っています。
が、どのお店が美味しくて、どのお店がおススメなのか、
全然分かりません。本格的な韓国料理は食べたいけど、無知すぎて…
なので、その友だちのおススメのお店ということで、
すごい楽しみでしたし、期待もしておりました。
彼は、基本的に色んな点でこだわりのある男なので。。。
(しかも、韓国語も今やってるとか、すごい(;°ロ°)…)
で、メニューを見ると、、、
ひょへ~~~(;°ロ°)(;°ロ°)(;°ロ°)
何がなんだか分からない・・・ タラ鍋とかホルモン鍋ならなんとか…
カムジャタン? タットリタン? プデチゲ? ほへ~~
で、友人がチョイスしてくれたのが、『カムジャタン』でした。
カムジャとは「じゃがいも」、タンとは「スープ」の意。
つまり、ジャガイモスープ!! ここだとジャガイモ鍋ですね。
ドイツにも、Kartoffelsuppeなる美味しいスープがあります。
ラーメン的にみれば、ベジポタ系鍋ってことですよね?
いったい、どんな鍋なんでしょう??
その前に、オードブルがこんなに出てきます!
どれもやはり口に合います! 特に韓国風玉子焼きがナイス☆
あと、韓国風いかの塩辛も超絶品でした。ご飯が欲しくなりました、、、
キムチは、もー、さすがですね。ほどよく辛く、ほどよく甘く、、、
で、真打ち、登場です。
骨がすごいです。骨というか、肉つきの骨というか。
骨のダシがしっかりぎゅっと入っているのが伝わってきます。
なんか、ラーメン屋さんの寸胴の圧縮版みたいな?!
豆腐、白菜、ネギ、えのき、肉など、
色んな食材がたっぷり入っております。すごい!
この鍋の特徴は、骨を箸で拾って、骨にくっついた肉をつまんで食べるところ。
骨をしゃぶりつきたくなる衝動を抑え、必死に肉をつまんでいく。
食べてて楽しい、口に入れて楽しい、そして野性の感情に浸る、、、
しかし、店員さんの話だと、
「こんな大変な料理は、韓国では、家でも作らない」とのこと。
これ、家庭料理じゃないの???
いや、今の韓国では、ということだろう。
きっと、昔、大家族だった時代は、こういう鍋をみんなでつついたんだろう。
ソウル一か所に人口が集中する韓国の今を考えると、
こういう鍋料理も、きっとレストランや食堂で、ということになってしまうんだろう。
で、煮込んでいるうちにどんどんスープが煮詰まっていき、
すごい濃度のたかいトロトロスープになっていきます。
そして、最後に〆のご飯をスープに入れて、、、
これが、めちゃめちゃ美味しかったんです。
濃厚な豚骨+野菜+キムチのトロトロスープにご飯が入り、
この上ない極上の韓国おじやが出来上がりました。
この日、昼にラーメンを結構食べていたんですけど、
そんなことも忘れ、無我夢中で食べてしまいました。
辛いけど、甘みがあって、コクがあって、味がぎゅっと凝縮されていて、
本当にびっくりするような美味しさでした。
いやー、本当に驚きました。このお店、いいですねー。
店員さんも本当に気さくでユーモラスな方でした。
今度は、学生を連れていくのもいいかな。
わいわい鍋をつっつきながら、議論をする、というのも悪くない。
いいお店を紹介していただきました。
で、こうして、本ブログで紹介できて、それもよかったです!
是非、一度行ってみてくださいね。
***
で、その友だちの話もちょこっと。
彼は、多分僕の人生のなかで、一番最初に出会った「不思議な存在」でした。
特別仲がよかったわけでもなかったようにも思うし、
でも、やっぱり仲良しだった気もするし、よく分からない、、、(汗)
ただ、今思うと、「気になる存在」だったと思う。
「好き」、「嫌い」ではなく、別の尺度で人間を初めて見た、というか。
「なんかすごいな」、「なんか大きいな」っていう人の見方。
大人になり、ある程度人間の見方が確立するようになると、
こういう経験こそ、「他者としての友人経験」だと分かるんだけど、
その当時としては、なんとなくすごいなぁって一目置いていたって感じでした。
頭はよくて、同級生の女の子にとてもよくもてて、スポーツもできて、、、
たしか、クラスのほぼ全員の女子が彼を好きだったんじゃないかな(笑)
中学を経て、その後は、まったく別の道を歩むことになった。
僕は、通信制の高校&調理師学校&バンドマンという道。
彼は、県下トップクラスの進学校という道。
普通なら、もう決して交わらないような進路だったように思います。
ところが、僕が学問の道に進むことを決意し、某有名予備校に通うと、
そこで、また再び彼と出会った。同じ授業の受講生として、、、
もちろん、積み重ねてきたものが違うので、目指す大学は違いましたが、
それでも、彼との再会は、僕にとってとても大きなものでした。
一年間でしたが、彼とまた再び同じ場所で勉強しました。
僕も完全に一人での受験だったので、心の支えにもなりました。
中学の勉強、高校の勉強をすっ飛ばして、孤軍奮闘する僕としては、
本当に本当に心強い存在でありました。
そして、お互い、別々の大学に行き、別々の人生を歩むことになりました。
最後に会ったのが、多分20歳の頃の成人式の時の同窓会じゃないかな。
そのあとは、35歳に至るまで、多分一度も会ってないような、、、
ふと、彼の名が気になって、インターネットで検索してみました。
そうしたら、千葉のとある場所で職人になっていることが分かりました。
超難関大学を出たのに職人?!?と思って、びっくりしたのを覚えています。
で、ふらりと、その彼の職場に顔を出しました。ホント、さらっと。
15年ぶりの再会でしたが、すぐに「あ、kei(実名ね)」、と分かってくれました。
こんなに体型が変わったのに(苦笑)、、、
、、、という、ちょっと感慨深いエピソードのあるお友だちだったんです☆