新新☆もこほじゃほろみ日記

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枝の主日

2009-03-29 | 芸術
今日は枝の主日であった。

イエス様が過越しの祭りを祝うため(実は十字架につけられため)エルサレムに入城したとされる日である。

福音書によると、民衆は救世主イエスの入城を喜び、口々に「ダビデの子ホサナ。ほむべきかな主の名によって来るもの。いと高きところにホサナ」(該当箇所:マタイ21・9、マルコ11・9-10、ルカ19・38、ヨハネ12・13)と叫び歓迎したとある。

もっともこの記述、福音書によって若干の異同があり、マタイとマルコでは人々が自分の上着を道に敷いたり、枝を切ってきて道に敷いたとある。いずれも高貴な方に尊敬の気持ちを表し、道を歩きやすくするためである。ルカには上着の記述はあるが、枝の記述はない。ヨハネでは上着の記述はなく、枝については唯一はっきりと「ナツメヤシの枝」と記されており、それを(道に敷くのではなく)手にとって迎えたとある。「枝の主日」の命名はこのヨハネの記述によるところが大きいと思われる。

人々が叫ぶ言葉「ホサナ(=私を救い給え)」は福音書によって若干異なるが、大体同じである。ただしルカだけは民衆ではなく弟子たち自身が叫んだとある。

いずれも若干の異同はあるものの、救世主イエスがいかに民衆に人気があったかを示すエピソードである。しかしわずか5日後の過越祭本番の金曜日までに事態は急転回するのである。


さて、そんな枝の主日とは関係なく、今日小生は愚息とともに、某ホール主催のオルガンスクール発表会に行ってきた。これは愚息が今年から上級クラスに入学するもので、様子見を兼ねて行ってきたものである。

2008年度の生徒全員の発表に加え講師による模範演奏も併せて、4時間を超す長丁場であった。いささか疲れたが、得るものは結構あった。バッハの曲を弾く人が多い中で、ヒンデミット、メシアンといった20世紀の作品は大オルガンの性能を目いっぱい使ったもので、やはりせっかくやるからにはこういうのもいいかなと(おいらじゃなくて愚息が弾くんだけど)思った。また愚息の腕前がそう悪くない(親バカ)ことも確認でき喜ばしい限りである。

とりあえず新しい曲はフランクを予定しているが、フランクの次はヒンデミットもいいななんて勝手に思ったのでありました。

そうして帰宅して、女子フィギュアの結果を知ったのであった。
うう~む、まずはミキティおめでとう。真央ちゃんは、しーちゃんがそうだったように、オリンピックではやってくれるんじゃないかと思っている。


追記:今年の枝の主日は4月5日でした。完全に一週間勘違いしていました。我ながらボケたもんだと落ち込んでおります。



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