磻田耕治 アートヴィンテージ スタインウェイを語る With 弓張美季 その2です。
磻田耕治さんのスタインウェイに懸ける熱い思いをもう少し・・・。
何しろ公演のことですから、メモを取るのが苦手な小生ですから
、間違いがあると思いますが悪しからず。お許しくださいね!。
講演から印象に残った事を綴ってみました。
まず、アメリカにはまだまだ再生できるスタインウェイが数多く残っているそうです。
何故ならアメリカという国は戦争しようとすると自国ではやらず
他の国に行って戦争をするので、自国の被害がほとんど無かった。
尚且つ、ヨーロッパのお金持ちを危ないからとアメリカに呼び寄せるものだから、
貴重品も持参でくるので世界中から素晴らしいものがアメリカに集まってきたと言うことです。
これは、磻田さんの弁です。
面白い考えだと変に納得してしまいました。
スタインウェイとの関わりの発端は戦後の進駐軍からの
5台のピアノのリビルトを依頼されたことに始まったそうです。
その時にお父様は「何で戦争相手の頼まれごとをやらなければいけないのか?」
と一度は断ったようですが再三の高官からの依頼もあり、
現実的ですが残った資材を貰えるかも知れないと思ったことも
仕事を引き受けた理由になったようです。
何だかこんなこともおしゃべりになる磻田さんてなんて正直な方なんでしょうね。
磻田さんの気質はそう言ったお父様のものを受け継がれていらっしゃるようで
兎に角、爆弾発言も多いようです。(弓張美季さん談)
資材の調達のスピードや豊富さがアメリカという国の凄さを認識させられ
ニューヨークスタインウェイに魅了されていく大きな要因になったようです。
神戸・淡路大震災の時に磻田さんのところも大きな被害を受けられたようです。
ショウルームのスタインウェイの4台の脚が壊れたそうですが
そのことをニューヨークスタインウェイ本社に連絡すると、
直ぐに修理用の脚が送られてきたそうです。それも無償で・・・。
そのように、熱い信頼関係を築いているニューヨークスタインウェイにも、
もう二度と行こうとは思わないそうです。
昨今のハイテク技術で製造されたスタインウェイは見るに忍びないようです。
ピアノは芸術品だと位置付けていらっしゃる磻田さんにとっては、
1商品と化しているスタインウェイは同じピアノでも別物だと言うことですね。
小生あまりピアノのや楽器、ましてやその演奏には全く詳しくないので、
磻田さんの仰ることの本質を理解出来ていないかも知れませんが
本来のピアノの音と言うのは1番目の音が空間に広がって
2番目の音がそれと重なって響きあうものだと言うことです。
重なり合って響きあうハーモニーを直ぐにべダルを踏んで消してしまうような
演奏が特に多くなってきていることにも納得がいっていないそうです。
何かオーディオに通じるものがあると思いませんか?
ただ、ジェフ・ローランドさんのお話では「音と音の間の音を聴いて欲しい」
一見相反するように思われがちですが、よくよく考えると同じ意味ではないかと思えてきました。
音の消え際の美しさと次の音が放たれるまでの空間の気配を感じ採って欲しいと言うことだと思います。
この響きに一生を懸けてこられた磻田さんのお話は重く説得力がありました。
それに、CDがお嫌いだとか!「CDは点で表現するがレコードは線で表現している。
点は線にくらべて根本的に情報が欠落している」と何処かで聞いたことがあるような表現をされておりました。
アナログ人間の典型のような方でこれも思った通りの印象のまんまですね。嬉しくなりました。
お年を召すごとに頑固になられるのはあたりまえで、それに逆らっちゃダメですよ!
変に物分りの良い老人は元気が足りないように思えてきます。
いつまでもお元気でこの素晴らしいスタインウェイを見守ってあげて欲しいものです。
磻田耕治さんのスタインウェイに懸ける熱い思いをもう少し・・・。
何しろ公演のことですから、メモを取るのが苦手な小生ですから
、間違いがあると思いますが悪しからず。お許しくださいね!。
講演から印象に残った事を綴ってみました。
まず、アメリカにはまだまだ再生できるスタインウェイが数多く残っているそうです。
何故ならアメリカという国は戦争しようとすると自国ではやらず
他の国に行って戦争をするので、自国の被害がほとんど無かった。
尚且つ、ヨーロッパのお金持ちを危ないからとアメリカに呼び寄せるものだから、
貴重品も持参でくるので世界中から素晴らしいものがアメリカに集まってきたと言うことです。
これは、磻田さんの弁です。
面白い考えだと変に納得してしまいました。
スタインウェイとの関わりの発端は戦後の進駐軍からの
5台のピアノのリビルトを依頼されたことに始まったそうです。
その時にお父様は「何で戦争相手の頼まれごとをやらなければいけないのか?」
と一度は断ったようですが再三の高官からの依頼もあり、
現実的ですが残った資材を貰えるかも知れないと思ったことも
仕事を引き受けた理由になったようです。
何だかこんなこともおしゃべりになる磻田さんてなんて正直な方なんでしょうね。
磻田さんの気質はそう言ったお父様のものを受け継がれていらっしゃるようで
兎に角、爆弾発言も多いようです。(弓張美季さん談)
資材の調達のスピードや豊富さがアメリカという国の凄さを認識させられ
ニューヨークスタインウェイに魅了されていく大きな要因になったようです。
神戸・淡路大震災の時に磻田さんのところも大きな被害を受けられたようです。
ショウルームのスタインウェイの4台の脚が壊れたそうですが
そのことをニューヨークスタインウェイ本社に連絡すると、
直ぐに修理用の脚が送られてきたそうです。それも無償で・・・。
そのように、熱い信頼関係を築いているニューヨークスタインウェイにも、
もう二度と行こうとは思わないそうです。
昨今のハイテク技術で製造されたスタインウェイは見るに忍びないようです。
ピアノは芸術品だと位置付けていらっしゃる磻田さんにとっては、
1商品と化しているスタインウェイは同じピアノでも別物だと言うことですね。
小生あまりピアノのや楽器、ましてやその演奏には全く詳しくないので、
磻田さんの仰ることの本質を理解出来ていないかも知れませんが
本来のピアノの音と言うのは1番目の音が空間に広がって
2番目の音がそれと重なって響きあうものだと言うことです。
重なり合って響きあうハーモニーを直ぐにべダルを踏んで消してしまうような
演奏が特に多くなってきていることにも納得がいっていないそうです。
何かオーディオに通じるものがあると思いませんか?
ただ、ジェフ・ローランドさんのお話では「音と音の間の音を聴いて欲しい」
一見相反するように思われがちですが、よくよく考えると同じ意味ではないかと思えてきました。
音の消え際の美しさと次の音が放たれるまでの空間の気配を感じ採って欲しいと言うことだと思います。
この響きに一生を懸けてこられた磻田さんのお話は重く説得力がありました。
それに、CDがお嫌いだとか!「CDは点で表現するがレコードは線で表現している。
点は線にくらべて根本的に情報が欠落している」と何処かで聞いたことがあるような表現をされておりました。
アナログ人間の典型のような方でこれも思った通りの印象のまんまですね。嬉しくなりました。
お年を召すごとに頑固になられるのはあたりまえで、それに逆らっちゃダメですよ!
変に物分りの良い老人は元気が足りないように思えてきます。
いつまでもお元気でこの素晴らしいスタインウェイを見守ってあげて欲しいものです。
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