夢の舞台はどこかのまち
学校だったのだろうか、たぶん学校
一日にひとり、いけにえみたいな形で生徒がしぬ
そのひとりに自分もなり得る
殺害も自分たちでしなければならない
やけにリアルで、
私は実際にそこには行きたくないと言い張って
行かなかったのだけど
友達がなんか軍手かグローブみたいなの持ってかないとね
とか言っているのがこわかった
ひとが刺されて死ぬときには
どのくらいの血が出るのだろうと考えては
夢のなかでぞっとした
運ばれていく死体を見てしまった
それは知っているクラスメイトだった
鮮血が頭から消えない
夢にひきずられて、さっき起きた
やっとシャワーを浴びることができた