尊敬しているひとから、もっと何か作ればいいのに
と、言われた。
そのひとことがうれしくてうれしくて、
いまだに大事にしまっておいている。
私は素直につくるということに抵抗がある
というか、うまくできなかったら…という恥ずかしさで
一歩踏み出せずにいる。
ほんとうはものをつくるひとになりたい。
そうずっと思って生きてきた。
インプットが上手、というか、はっとすることが
何よりも大事なんだと、
ものをつくるそのひとは言っていた
そのインプットが、私は素直だから
アウトプットされたものも素敵なんだろうなあと、思うと。
私にはもったいないようなことばだなあと思った
同時に、私にも、そのひとと同じように
ものをつくったりすることができるんだろうかと
すこし、自信がついた
カメラのキタムラのネットサービスのフォト本を使って
写真と詩を入れて作った詩集をはじめて作ったときのこと思い出した
バイトから帰ってきて一気に作り出してしまって
納得いくまで言葉を並べて、一文字まで、納得いくまで。
写真は添える程度だったけど、キティちゃんのトイカメラで撮った写真を
載せた。
それをやっていたらいつのまにか朝になっていて、
とても、とてもうれしくて。たのしくて。。
なかやさんに、「ものをつくるのがすきなんだね」と言われた
ああ、そのときも、
ほんとに嬉しかったんだった。自信というか。
私、つくっていいんだ、と思えたというか。
それから詩集を3、4冊作ったけれど、どれも、楽しかった。
それから、春に本格的?に詩をかくことを始めて
賞に応募してみて、一次選考通過という結果をもらった。
だんだん、踏み出しているのだなあと思う。
そう、なかやさんはあまりにすごいものをつくるから
私はなんだか、あのひとの前で、へたに何か作れなかった
なんだか私のつくるものはちんけな気がして、
恥ずかしくて作れなかった
だけどずっと、つくりたいっていう気持ちはあった
いつか、ほしい洋服もつくってみたいし、
詩も書き続けたい
文章も、書きたい
そういうことを、真剣にやってもいいのかなって
思えたんだ。そのひとからのことばをもらって。
恥ずかしくないのかなって
好きなものを、好きと言っていいのかなって。
やってみたいことを、勉強してみてもいいのかなって。
頑張ってみてもいいのかなって。
とても感謝しています。
才能がないと、突きつけられるのがこわいと言ったら、
そのひとは、努力がたいせつなんだと、言っていた。
すごくうれしい言葉だった。
才能うんぬんばかり言って何もつくらずにいるよりも
頑張って好きなこと、上手になるように努力したほうが
たのしいなあ、って。そんな当たり前のことに
もう一度きづくことができた。