父の声をあらげることが、ちいさいときからこわかった
教室で誰かが先生に怒られているのが、その声が
こわくて仕方なかった
そしていまは、私が暴力をふるっている
こわかった声よりもっとひどく、声をあらげる
いつも近くにいてくれる、夫に。
完全なる八つ当たり、不安なことやこわいこと、
それがいらいらになって彼にぶつかっていく
許されたくない
もっとおこってほしい
私をゆるさないでほしい
いつもゆるされる私は
もうどこかが狂っている
このまんま生きていたくないな
昔、昔と言っても三年前、カラオケのバイトをしていたとき
そのときもたしかストレスで、
一緒にすんでいたひとに暴力をふるった
その正当防衛で突き飛ばされて、
口をテーブルの角にぶつけた
一目でわかるくらいに紫色になって、
バイトにはマスクをつけていった
先輩に話したら、それはやばい、と言われたこと
(たぶん暴力を受けていると勘違いされた)
そのときのことや、
怒って窓ガラスをけって、割れてしまい、
それが足の裏に刺さって血が止まらなくなったとき。
病院まで救急車で運んでもらって三針縫った
あのときのこと
病院にもバイト先にもほんとのことを言えなかった
割れたガラスを誤ってふんでしまったことにした
私が怒ってひとりで割って怪我をしただけなのに……
暴力をふるってしまったときにはそのときのことを思い出す
どうして怒りをコントロールできないんだろう
こんなのでは、きらいだった父とまるでおんなじじゃないか
いま、しにたくなってこれをかいている
そして、それは本当に根っこからの怒りなのか
不安や恐怖や焦りなどがいらいらに変わって
怒りになったときにはもう制御ができなくなっている
ずっと、この先もずっとこうなのか
そう考えると、はやくきえてしまいたいとおもう
私自身が害。だと。
水曜日から洋服屋さんでのアルバイトが始まるのだけれど
その必要な書類がなかったことが原因で今日のことが起きた
焦って、八つ当たりして、暴力になった
何もすることができない私は、書いておく