要約できない人生のあれこれ

気ままに日々のこと
いきづらさを抱えて。なんでもない日常のこと。ごみ捨て場。届かない。

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「そらのほし」

2016-03-15 18:15:25 | 作詩











「すこし見てたら流れるよ」

変わらない感じであのひと そう言った

「おまえのすこしはすこしじゃない」

なんかおかしくて 笑った





ひとつ、ふたつ、数えた星を

わたしはひとつも 落としたくなくて

そらをみてるあなたの横で

あふれた星を ひろってた

なくさないように わすれないように

ダッフルコートのポケットに






すこしはえいえんならいいのにな

いまのそら、くうきごと全部

写真みたいにとじこめられたらいいのに

そしたらずっと おもいだせる

そうすればきっと かなしくないよね






そのあいだにも 星は流れて

これ以上ないくらいの綺麗なそらは

まばたきの速度で更新されてく




わたしは流れ星、すきじゃなかったよ

だってあんまりはやく 消えてしまうから

哀しくて涙でそうになるけど

そのなかに容赦なく 別の星がひかる









あのひとは何も言わないで そらを見てた

うれしいのかたのしいのか わたしにはわからなかったけど


きっと ほんとにそらがすきなんだろうなあ

そんな景色をみたくてわたしも

すこしだけ せのびした








あいかわらずに朝は来て、部屋にもどって

ポケットから 星を出す

わかっていたんだけど それは

そらにあったから あんなに綺麗だったんだよね

わたしのうでのなかでは つめたく暗くて

もう二度と 光ることはない


































「きみ」

2016-03-13 19:27:08 | 作詩










うたうように歩くんだね

そう言ったきみの顔が みるみるぐしゃりと

ゆがんでつぶれていくのを見た





きみの目はきらきら光って

ぽとりぽとりとこぼれるしずくは

きれいだなって、きみの横で

おもう




ぼくときみは並んでて

だけど

きみはここにいなくて

もしくはぼくがそこに いない





いろんなお話をあるいた

わらったりないたり、うれしかったけど

ぼくときみは交わらない

そのことにぼくは

きっとほっとしていたんだ




ほらね きみはやっぱりこうして

まんまる大きなひとみから

数えきれない ほしを落とす


それを ぼくはやっぱりこうして

きれいだな、って

おもってしまうから













そわそわ春が来た

2016-03-08 16:04:36 | 日記








雪がとけて、春は来ました。

何度もこの匂いがする、春の匂い

この匂いと、けむたい空気がにがて




冬眠から目覚めた動物のように、動き始める。

家にいるとおちつかない日々が始まる。








なんでもないような言葉をノートにメモをする毎日

そのなかで、

もう私は傷つきたくないし、驚きたくない。

喜びたくないし、泣きたくないです。

いつかなくなるものを大事に握りしめることは

きっと希望だけど、

それがいつなくなるかわからないものだったら

私は手にしたくない。



そんなことを、ずっと。おもっているのに

学習しないなあとおもう。

そんなふうにして、もう何度目かの、はる。