ポチの女房

専業主婦のつぶやき

カーネーション 第140回

2012-03-19 21:03:29 | カーネーション
『カーネーション』、残り2週のみとなりました。いきなり、時代はとんで平成13年、糸子は88歳。小篠綾子さんのモットーは「生涯青春」だったそうです。88歳になっても、気持ちが元気な糸子は健在。

平成13年(2001)7月。
小原糸子88歳。孝枝は、ばりばりの糸子の秘書。糸子のスケジュール管理をしています。
「なんでもかんでも、いそがして、死ぬひまもなくなってしもうて。」
(この頃のうちの一週間は、仕事と仕事。遊びと仕事、それから病気。)88歳で元気そうにみえても、病気一つしない人というのは、あり得ません。
病院の待合室で事務長の香川から声をかけられます。
院長・龍村から、ファッションショーの依頼。「やりますわ。」と糸子。

《今回のオモロー》
香川が「ちびのころ、掃除のおっちゃんに頭突きして、気絶させたやら。」と糸子の噂を話したところ。懐かしい場面がよみがえりました。二宮糸子の頃の話です。

糸子は、病院の内科に、奈津が入院していると聞きます。
奈津の病室を訪ねる糸子。いったい何年ぶりの再会でしょうか。奈津は「なんや、なんかようけ。」
栗山さんと江波さん、似ているような気がします。栗山さんが年をとったら江波さんのようになりそうです。
明日の二人の会話が楽しみです。

カーネーション 第139回

2012-03-17 21:29:25 | カーネーション
糸子のブランドが成功。と同時期に里香が東京へ帰ってしまい、またひとり暮らしに戻ってしまう糸子です。女性の老後というとこんな感じになっていくのかなと思います。時代的に子や孫に囲まれてという人は少ないでしょうね。でも、だんじりのときは、子や孫たちが集合する、それが岸和田のよいところですね。

昭和61年(1986)7月20日。
オハライトコブランド発表会。里香は優子に「私帰るよ。帰って高校行きます。」アホボンたちは、へとへと。

《今回のオモロー》
守から翌朝の朝刊に載ると言われ、糸子がどきどきしながら朝刊を開いたら、「歌舞伎役者 中村冬蔵さん 人間国宝に」が、大きく載っています。「春太郎!」と叫ぶ糸子。ここで春太郎が登場するとは、意外でした

ブランドオハライトコは、快調。新しいお客さんが増えます。里香は東京へ。
ひとりの晩ご飯。(東京へ帰ってしもうたから何や。あっちへ行ってしもうたから何や。寂しいんは、うちがほんだけ相手を好きなせいやないか。)そこへ向かいの兄ちゃんが鯛焼きを持ってきます。兄ちゃんに晩ご飯をふるまう糸子。「食べ鰯。」糸子はいつのまにかハルの年齢になってしまったのですね。

昭和61年(1986)9月14日。だんじり。
子供たち、孫たち、アホボンたちなど大勢の人たちが集まります。
糸子はアホボンたちに「土台がアホやねんから、油断しとったらすぐあかんようになるで。」

先週は、夏木さんに変わってドラマも変わって、悲しい週でした。DVDを予約したことを後悔もしました。が、今週は以前のようなドラマ作りに戻り、嬉しいです。
来週は、年老いた奈津が登場するようです。栗山千明さんではなく江波杏子さんです。

カーネーション 第138回

2012-03-16 22:53:59 | カーネーション
ワイドショーに出演した三姉妹が「おかあちゃん。」と呼ぶところは、夏木編になって初めてウルウルきました。
ケンカすることもありますが、糸子と三姉妹はお互いに大好きだし、尊敬しあっているのでしょう。

糸子は自分で娘たちに宣伝を頼めないと言い張り、守が頼むとあっさりOK。
昭和61年(1986)4月。見本ができあがります。
6月。ブランドロゴのデザイン検討。たくさんの薬を飲みながら、膝の痛みを抱えながら、頑張る糸子。それを見た里香が「おばあちゃん、やめて。見たくない、おばあちゃんが苦しんでるところ。」「そら誤解や。うちはな、苦しんでなんかない。夢中なだけや。人間、ほんまに夢中なときは苦しそうな顔になるもんなんや。」この台詞は、ジーンときました。

7月。聡子がミッキーと帰国。
ワイドショー出演も決まります。

《今回のオモロー》
糸子が仏壇に向かって(お父ちゃん、お母ちゃん、勝さん、おばあちゃん。)「ワイドショー出てきます。」と声にだして言ったところ。糸子の緊張感が伝わってきます。テレビ局で緊張しっぱなしの糸子も、かわいいおばあちゃんです。

「おかあちゃん。」「はあーい。小原糸子でございます。」

スピード感あり、笑いあり、涙ありと本来の『カーネーション』に、なってきました。
もしこれがオノマチさんだったらと考えてしまうことも、しばしばありますが、今週になってからは、やっぱり年齢的に無理だったかもしれないと思えるようになりました。

カーネーション 第137回

2012-03-15 22:25:41 | カーネーション
糸子のブランド立ち上げの準備が始まりました。すごいですね。72歳で自分のブランドを始めるということは。

糸子から孝枝と浩二に、新しいブランドを立ち上げると説明。
そこで、昌子と松田との回想シーンが懐かしいです。この二人は、今どうしているのでしょうか。

守から孝枝に説明。なかなかうまくいきません。

《今回のオモロー》
守が舌打ちしたことに、糸子が「舌打ちしたらあかん。」と言ったところ。かつては、糸子自身何度も舌打ちしていたので。

里香が晩ご飯のカレーをつくり。糸子、里香、浩二、孝枝、そして譲たち三人と一緒に食事。
糸子と里香の目での会話が、good。

頑張り過ぎて倒れてしまう糸子。(調子のって無理をする。うちの人生なんぼそんで怒られてきたことか。周りはどないかごまかせても、体だけは、ごまかせません。)
守から三姉妹に宣伝の協力をと提案され、抵抗する糸子ですが、結局守の言うとおりになりそうです。

きょうの『スタジオパークからこんにちは』のゲストは、コシノヒロコさんでした。全部は見てませんが。
けっこうドラマは事実を忠実に描いているそうです。でも、ヒロコさんの次女・ゆまさんは、ヤンキーでなかったし、母親のことを嫌ってもいなかったとのことです。

カーネーション 第136回(3/14)

2012-03-15 22:10:35 | カーネーション
糸子は年をとっても、前を向いてだんじりのように走り続けないと糸子らしくないと思います。やっと糸子らしく自分のブランドを始める決意をします。だんだんわくわくしてきました。これこそ『カーネーション』なのだと思います。

「信じてます」を見つめる糸子。電話した相手は譲。しかし電話に出てきたのは譲の父。
その日の夜、譲から電話がかかり、譲、アホボン改め栄之助、守の三人がオハラ洋裁店へ。
「うちなやるわ、自分のブランド始めるわ。」と宣言する糸子。発表の日は、半年後の7月20日。
段取りは守にまかせます。
しかし、優子と直子が反対。
「今のおもしろさは自分の身銭きってこそなんや。」「おもろなかっても、ええやん。72やで。」「おもろいんあきらめて生きてなんかおれるかいな。あんたも72になったらわかるわ。」という糸子と直子の会話。こういう掛け合いが良いです。

優子と里香。優子は里香に糸子の手伝いをしてくれて感謝の言葉を言いますが、高校はいかなきゃだめだからと言います。もっと里香のことばが聞きたかったですが、優子の気持ちは伝わったのではないでしょうか。

《今回のオモロー》
朝6時。里香の枕元の電話がなったと思ったら「起きや、朝やで。」と糸子の声。

(だんじりは走りだしました。もう止まりません。)

カーネーション 第135回

2012-03-13 21:55:44 | カーネーション
今回は夏木編になってから、一番良かったと思います。“老い”をきちんと描いていました。回想シーンがあったのも、良かったです。作ってきた家族が皆いなくなって一人になることは、いずれくるのでしょうけど、寂しいことですね。一つ一つの台詞が心に響きました。

優子があわてて帰ってきます。直子からは、朝一番で帰ってこなかったことを責められますが。
居間には直子が準備した介護用のベッド。
松葉杖になってしまった糸子は、向かいの兄ちゃんに御礼を言うのにも苦労します。
(年をとるっちゅうことは、当たり前にできることができへん。その情けなさに耐えること。しかも今でけることも、これからだんだんでけへんことに耐えること。たったひとりで。この家でいろんな者を生んで育ててきたのに、結局ひとりになってしもうて。)このつぶやきは、明日の我が身ということになるのでしょうか。年をとることは、誰もが経験していくことです。
里香が隣にやってきて寝てくれます。「あたしがいるから、ずっと。」涙をこらえる糸子。

糸子は、朝ドラ『いちばん太鼓』を見ています。
優子と直子がやってきて「うちら東京戻るよって、話ええ?」と優子。

《今回のオモロー》
「これ見てる。」と言った糸子に「昼の再放送見たらええやろ。」と直子。

聡子を含めた三姉妹の意見は「おかあちゃん、そろそろ引退してゆっくりしたら。」
「帰れ、帰れ。うちに仕事やめ、うち殺す気か。」おじゃみを二人に投げます。
(ほんでも確かに今のうちは、自分で投げたおじゃみも自分で拾えん。)おじゃみを拾う里香に「そんなことせんでええ。あんたは東京帰り。」
(うちは立ち上がらなあかん。)こんなことでめげないのが糸子ですよ。


カーネーション 第134回

2012-03-12 22:31:05 | カーネーション
糸子のブランドを立ち上げる話に中心が移りました。夏木編2週目に入りました。妙な岸和田弁にもなれてきたのか、ことばは気にならなくなりました。そして、何と言ってもミシンを踏むシーンが出てきたことが嬉しいです。

昭和61年(1986)1月。
譲とアホボンと一緒にやってきたのは、春光商事の高山。
若い子たちにデザインをほめられると嬉しいらしい糸子です。高山の好印象もあり、鰻の上をとることに。
しかし、「うちはオーダーメイドだけでやってく。意地やな。」と糸子。「見せなくていいんじゃないんすか。」と高山。「そんな意地みせるつもりでも、誰もみてませんて。」と譲。「そんなもんちゃっちゃと捨ててもうて、僕らと新しいブランドこさえましょ。」とアホボン。
意地がわかってもらえず怒り出す糸子。これは、年をとったからでしょうか。以前の糸子なら若者の声に耳を傾けたような気がします。

《今回のオモロー》
譲・アホボン・高山の三人からのメッセージ。ハートマークの紙に「でも、信じてますゆずる&えいのすけ&まもる」

糸子は、直子に三人からの提案を話します。やっぱり嬉しくて誰かに話したかったのでしょう。
「やめときや、プレタちゅうんは、ほんまに大変な仕事やさかい、お母ちゃんの年では無理やで。」と反対されます。

階段から転げ落ちる糸子。どこかケガしたのでしょうか?

カーネーション 第133回

2012-03-10 23:31:18 | カーネーション
夏木糸子になってから、ミシンの登場がないことの他に、話のテンポが遅くなったなあと感じます。糸子と掛け合いする相手も、いなくなったし。癒しの千代のような存在もなくなって。それが、年をとるということなのかもしれません。まだ続く里香の話。

糸子は里香に説教。「服ちゅうんはな、着て歩くことで、それにふさわしいものを引き寄せて回るんや。自分が世間にどない見えたらこんな目にあわんですむか、よう考え。わからんかったら、うちにはおかれへん。東京帰り。」
優子が送ってくれた服を着ようとしない里香に、三姉妹の古着をもってくる糸子。「うちにあるっちゅうことは、誰かが着てたんや。」

昭和61年(1986)1月。初売りの前日、アホボンらを呼びました。例の生地で新しい服を仕上げてみせる糸子。
すっかり変わってしまった里香に驚く譲とアホボン。

《今回のオモロー》
聡子が里香に言ったのは「里香古着きてんけ。やるなあ。ロンドンのオシャレいうたら、古着やで。おもろいなあ、見てみたいなあ。」
聡子のことばには、あったかみがある気がします。

糸子は里香と向き合います。「何が気にくわへんねん。」「わからへん。」里香は急に母親に対して反抗心を抱き始めたようです。見た目はちょっとぐれてる風ですが、そんなにぐれてないように思えます。

譲とアホボンともうひとりがやってきて、「先生のブランド作らせてもらえないでしょうか。」と提案。

夏木編、最初の一週間が終わりました。まだなれないというのが、正直なところです。
『おしん』のときも、田中裕子さんから乙羽信子さんに変わったとき、違和感があったような気がしています。それでも、はじめに乙羽さんが出てきて過去を振り返るという設定だったし、時々でてきたこともありますし。乙羽さんの部分だけで3か月あり、一つの物語になっていたように思います。今回はたったの4週間です。それで、夏木糸子の世界がつくれればOKだと思いますが、果たして?


カーネーション 第132回

2012-03-09 23:02:58 | カーネーション
里香の話をひっぱります。これだけ時間をかけるのには、それなりの理由があるのでしょう。
里香の化粧が、薄くなりました。東京へは帰らず、ジャージを脱ぐことになるのだろうと思います。

譲とアホボンが、やってきます。
「オハライトコプロジェクト」の企画書をもって。糸子にデザインを依頼。断るのかと思いきや、考えさせてくれと言う糸子。

清川母子が、採寸に。糸子は太ったから採寸が嫌なのではと言ってましたけど、清川母はやせています。
見ただけで採寸してしまう糸子。あれだけで大丈夫なのかしらと思ってしまいました。そういえば、夏木編になってから、ミシンが全然出てきません。もう自分でミシンを使っていないのでしょうか。

《今回のオモロー》
清川母が、「どれ着てもばばあや。」「ばばあが、乙女にはならんけどな。お母ちゃんは、きれいにしてんのが仕事や。」「偉い仕事やな。」きれいにするのが、お母ちゃんの仕事というのは、ちょっと私には痛いかな。きれいにしてないなあと思うこの頃です。

里香が糸子に、クリスマスケーキを買ってきます。
糸子がケーキを食べようとしたとき、オートバイの音、そして窓の割れる音。ケーキを落としてしまう糸子。ぐちゃぐちゃなケーキを食べる糸子です。クリスマスケーキといえば、かつての糸子と善作のことを想い出します。崩れたケーキを食べられると言ったハル。糸子にも同じ台詞を言って欲しかったなあと思ったり。
「あんたが決め、東京帰るか、そのジャージ脱ぐか。」

カーネーション 第131回(3/8)

2012-03-09 20:52:32 | カーネーション
今週は、糸子と里香でずっといきそうです。それにからめて、アホボン・吉岡栄之助の依頼は、これからキイポイントになりそうな気がします。

直子と糸子の電話。糸子は孫には甘いようで、ケンカしてケガした里香をかわいそうと言います。

《今回のオモロー》
「ヤンキーがケンカして負けて帰ってしもうたて、ほんなもん、アホがドアホのマネしただけのこっちゃやんか。」と直子。
かつての糸子を思い出させます。

里香のケガが治るように仏壇に手をあわせる糸子。
河瀬譲とアホボンが、やってきます。糸子は、自分の知恵を絞るように諭します。知恵をしぼってきたとアホボン。生地を三色に染めてきました。「商売なめてんじゃ、帰れ。」と糸子。糸子の啖呵、どっか違うなと思います。怖いだけのようになっています。
譲とアホボンのおみやげは、金箔カステラ。糸子は、金箔カステラを里香にもっていき「あんたなあ、言わなあかんで。自分が痛いやらしんどいやら。」と声をかけます。この台詞は良かったです。

遊びの誘いを断る里香。「明日の朝、早いから。ばあちゃんの手伝い。」

譲の父をはじめ、奥さんを先立たれた男の人らを集めての食事会。
(もしまだ世におるんやったら、どうかこんな場所があって欲しい。そない思うからです。)周防を想っての企画だったのですね。

カーネーション 第130回

2012-03-07 21:46:40 | カーネーション
糸子による里香再生が主題になっていると思います。どうやって再生していくのか、興味深いところですが。
過去の映像がでると、過去が良かったと思ってしまって、新しいドラマと思おうとした気持ちがそがれてしまいます。周りにも笑いをとるキャラがいないのが、寂しいです。

アホボンから、「何とかして100反さばくお知恵を拝借できないかと。」と言われた糸子は、あっさりと断ります。譲の金糸の生地の話をよく聞いてくるようにとも。

《今回のオモロー》
「聞いたら、も一回来てもいいですか。」「あかん。」(言うても、くんで、アホボンやさかい。)
オモローのコーナーも苦しいです。笑えるところが少なくて。

清川が母親の喜寿のお祝いの服を頼むつもりが、本人の承諾を得られないと言いいます。清川は三林京子さんです。糸子は三林さんが良かったかもと思ってしまいました。夏木ファンの方には、ごめんなさい。
糸子は、採寸が嫌なんだろうから、採寸をしないで作ると言います。

「起きや朝やで。」と里香を起こす場面は、かつての糸子らしさが出ているなと思います。
写真を磨く里香。泰蔵の写真に手が止まり、チームの先輩に似ている人がいるらしいです。
優子は、里香を早く高校に戻さなくてはと焦りの電話。糸子は、ジャージを着なくなったら連絡すると。服はことばがなくても、いろいろなことが解ると言うことらしいです。
ケンカしてケガして帰ってくる里香。


カーネーション 第129回

2012-03-06 22:07:27 | カーネーション
12年後の糸子と孫・里香がメインになりそうです。孫が祖母の力で再生していくのでしょう。もちろん三姉妹の活躍もあるでしょうけど。
できるだけ先週までのことを思い出さないようにして、見ることにしました。でも、並んでいる写真を見ると切ないです。

糸子は、東京である直子のショーに里香を連れて行きます。
昭和60年デザイナーズブランドブーム。源太、吉村、小沢、そして小原三姉妹は有名なデザイナーへ。そんな中、ずっとジャージの里香。
直子のショーに、ジョニーとナナコの顔があったのは嬉しかったです。

《今回のオモロー》
直子が里香に「ぐれてんけ。ジャージて決めたら、ジャージ絶対中途半端に脱いだらあかんで。」と言ったところ。

糸子が里香を、ディズニーランドをはじめ、3日ほど昼間の東京を連れ回したら、夜寝るようになります。
商店街の入れ替えは激しく。
京都の呉服屋のアホボン、吉岡が糸子に100反仕入れた生地を何とかして欲しいと頼みにきます。
(また100反かいな。)


カーネーション 第128回

2012-03-05 21:53:08 | カーネーション
新しい『カーネーション』が始まりました。二宮糸子から尾野糸子に変わったときは感じなかった違和感を感じます。それが、12年という年月なのかもしれませんが。夏木マリさんが嫌いというわけでは、ありません。が、尾野さんが弁解していたように岸和田弁が何だかなと思います。
それから、前回まで出演した人たちの写真の数々に、寂しくなりました。糸子と同世代の北村や八重子の写真があったのが、一層悲しくなりました。

先週の最後、昭和60年(1985)10月から始まり。
里香に起こされた糸子の一日が描かれます。
仏壇に手をあわせ、かつて出演された人たちの写真が並んでいます。

《今回のオモロー》
並んだ写真の中に一つだけ倒れている写真が。「あれあんたまた倒れてんかいな。死んでまでふらふらしちゃあたらあかんで。」と糸子が写真を立てるところ。北村には生きていてあの掛け合いを見せて欲しかったです。

優子から電話。里香をなるべく早く家に帰らせてくれという。
お客さんも年をとりました。
ユウコオハラは、30店舗の大きな会社に。直子はパリコレを成功させ有名デザイナー。聡子はロンドンに自分のブランドを起こす。

糸子は、里香を起こし、だんじりのある来年までここにいるように言います。「ええで、だんじりは。」
(昔は走ってぬけた商店街もゆっくり歩くようになりました。ほんでも、だんじりは今も昔も変わらん速さでこの道をつっきっていく。うれしいような切ないような。)

カーネーション 第127回

2012-03-03 22:17:00 | カーネーション
オノマチ糸子最終回、いやドラマ自体最終回のようでした。だんじりで始まり、登場人物が次々と集まってきます。
善作が登場したときには、ウルウル。勝の影が薄いなあということと奈津が出てこなかったのが残念。

昭和48年(1973)9月14日。祭りがやってきました。
優子と直子が帰ってきます。年寄り組、北村が飲みに来ます。八重子、太郎、組合長。

《今回のオモロー》
東京からジョニーがやってきますが、ジョニーはシークレットブーツなしやと誰にも気づかれないところ。

人気がでた白川ナナコ。サエ。原口先生、源太、吉村、小沢。千代は、善作をさがしまわります。サエから「冬蔵さんきてんやて。」と言われた松田が大騒ぎ。聡子は電話で祭りの音を聞きます。

糸子と北村の会話が秀逸。「極楽やな、この世の。」糸子は、東京進出を断ります。「やっぱし、うちの土俵は東京ちゃう、ここや。うちの宝は全部ここにある。」「お互いこの先なくしてばっかしや。おまえ、ここにいちゃあたら、ひとりでそれに耐えていかなあかんねんど。しんどいど。」「へたれが。うちは宝抱えていくよって。」
千代が、宴会に善作の姿を見つけます。たぶん善作が千代のお迎えにきたのでしょう。
ミシンに向かう糸子。祭りをみるいつもの窓から外を見つめて。

昭和60年(1985)10月。早朝。
ヤンキーな優子の次女・里香が、糸子を起こしにきます。小原糸子72歳。(おはようございます。年をとりました。)

これで、ドラマが終わってもよい感じでした。
来週からは、糸子がかわるだけでなく、出演者が総がえで、別物になりそうです。

カーネーション 第126回

2012-03-02 22:01:40 | カーネーション
聡子の出発シーン。うるうるしてしまいました。千代が何度もうつったのは、もしかすると、二人にとってこれが最後の別れになってしまうのでしょうか。

昭和48年(1973)3月。
聡子がロンドンへ出発。「おばあちゃん、これが聡子の顔やで、忘れんといてな。」「忘れへん。聡子いっちょいで。」「いってきます。」

心斎橋の優子の店では。
糸子は、優子から、東京進出と離婚の事を聞きます。
「言わんかいな。」「お母ちゃん、心配する思うてな。」「するやろうけどな、そのための親やろ。」この糸子の台詞は母親として心にしみました。子供は親に心配かけても良いんですよ。

八重子が訪ねてきて、店を閉めて太郎のところに行くと言います。「さびしいな。」と糸子。だんだんと周りの人がいなくなっていく、辛い年代です。
糸子は八重子に東京へ誘われている話をします。昌子は、糸子の好きなようにと言いますが。
糸子は、洋服がゲームになってしまって「年やな。」と弱気発言。
その言葉を聞いた八重子は、「そんなことない。何を言うてんや。うちは情けないわ。」

《今回のオモロー》
「なんでうち怒られてんの?」という糸子。

10分後に八重子は、糸子が作った制服をもってきて「うちの宝物や。」
(昔の自分にひっぱたかれたみたいでした。)

いよいよ明日が、最後のオノマチ糸子です。
ドラマで「さびしい」が、何度もでてくるのは視聴者の心の声も入っているのかしら。