今月(6月)17日に米上院でステーブルコインの発行と利用に関する法律GENIUS法案が可決され、下院での審議に移っている。ステーブルコインというのは、大雑把にいうと、ドルなど法定通貨にペグ(連動)するデジタル通貨で、ビットコインのように需給で価格が大きく変動する暗号通貨とは異なるということだ。ステーブルコインは、オンライン決済や国際送金などの決済手段として使われることを目的としている。
トランプ政権は、ドルに連動したステーブルコインでの国際決済の利用を促し、ドルの通貨覇権維持を狙っていると考えられるので、下院でも可決される可能性が高そうだ。
GENIUS法案の可決を見込んで、上昇しているのがFiserveファイサーブの株価だ。同社は世界有数の決済および金融サービステクノロジーソリューション企業で、最近独自のステーブルコインFIUSDの立ち上げを発表している。
ファイサーブの株は既に先週6%上昇しているが、アナリストの中にはさらなる上昇を示唆している人もいる。
日本でもステーブルコインの動きはある。たとえば三菱UFJ信託銀行が主導するProgmatだ。
AI関連銘柄のように大化けするかどうかは分からないが、注目しておいてよいと思った。
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