今日(8月31日)の日本株は日経平均が257.11円(1.12%)上昇する中でドコモ株が103円(3.36%)、KDDI株が153円(4.74%)急落した。菅吉偉官房長官の総裁選出馬を予想した相場が、菅長官による相場全般の安定と携帯会社に対する大幅値下げ要求を先取りした形だ。
私は9月の総裁選では菅氏が出馬すると菅氏が勝つ見込みが高いと推測している。理由はコロナ問題等不透明感が高い中、総裁を選ぶ自民党国会議員は現状維持を選好すると考えるからだ。
マスコミのタイトルは「菅氏総裁選出馬で携帯料金引き下げ圧力を意識」といった内容のものが多いが、出馬しただけで携帯電話料金に圧力がかかる訳ではない。総裁選に勝って首相になるから圧力がかかるのである。
だから私は市場には菅氏勝利を予想する向きが多いのではないか?と考えた訳だ。
だが菅氏が仮に総裁になったとして、携帯電話料金問題を高いプライオリティで取り組むかどうかは分からない、と思う。「他にやること山程あるでしょ!」と言いたい気分である(ドコモ株を持っているのでポジショントーク的なところもあるが)。
もっともドコモ株がもし更に大きく下げるなら買い場ではないか?と私は考えている。さてどうなることやら・・・