WSJにCoronavirus Accelerates Plans to Put Urban Commuters on Bicycles という記事が出ていた。
コロナウイルス感染拡大で都市封鎖等を経験した世界中の都市で、自転車通勤を拡大するために自転車走行レーンを拡大するなどの動きが高まっている。
記事によると最も極端な例はカリフォルニア州オークランドでブロック全体を閉鎖し、近い爽籟道路の約10%を自動車通行禁止にするというものだ。通勤ラッシュがコロナウイルス感染拡大の一つの原因になるとして、回避しようという動きは世界的に広がっている。
実は日本でも6月初めに菅官房長官が感染予防の観点から自転車通勤が拡大するのは歓迎だ、と述べているが、政府や地方行政当局の動きがまったく緩慢だ。
世界を見ればパリからミラノ、モントリオールなど各地で積極的な自転車レーン拡大が始まっている。
自転車利用の拡大はたとえば、世界的な変速機メーカー・シマノの株価が上場来高値を更新して時価総額で日産自動車を上回ったことにも表れている。
通勤に自転車利用を拡大することはコロナウイルス感染拡大防止以外にもメリットがある。
例えば通勤者の健康促進だ。また温暖化ガス削減にも効果がある。
コロナウイルスを奇貨として自転車通勤を増やすためにおもいっきて自転車レーンを拡大するとか不法駐停車している車を徹底的に取り締まるなどの施策を行うべきだ。
アベノマスクを追加で配るよりはこういうことにお金をかけるべきではないか?