FormsはマイクロソフトがMicrosoft 365(旧Office 365)の付属アプリとして提供しているアンケート調査用の無料アプリです。Formsで作成したアンケート用紙はURLをメール等に添付して回答者に送ります。回答者はURLをクリックしてPCやスマートフォンに現れたアンケート用紙に回答をしていきます。
アンケート機能は、回答者の意向集約だけに使うものではありません。たとえば寄付金の集計など使い方は様々です。使う人の工夫でNPO法人のバックオフィス業務などは飛躍的に合理化することができるでしょう。
今回は次のようなプロジェクトをFormsを使って効率的に処理することを考えてみました。
【プロジェクトの内容】
①不特定多数の人からネパールの観光会社を支援するために一口1万円の寄付を期間限定で募る
②振込先口座は特定の口座を開設せず、発起人の個人口座を使う。ただし振込人の便宜を考え、複数の大手銀行の口座の中から送金先を指定できるようにする。
③寄付者にはネパールの観光会社の社長から個人宛感謝メールを送る
これらのことから「寄付者の日本語名」「寄付者の英語名」「寄付者のメールアドレス」「寄付金額」「送金先銀行」「送金日」をデータベース化してデータベースの一部を寄付先に送る必要があります。
これらの項目をFormsを使って作成したのが下の写真です。
必須記入をしてした項目は記入しないと前に進みませんので記入漏れが発生しません。また選択可能項目は択一方式をとっていますので、寄付者の負担は軽くなっています。
以上の項目を記入して送信すると瞬時に下記のような集計表が作成されます。
寄付金の現在額(口数)も瞬時にわかるので大変便利ですね。
なお私は使ったことがありませんが、Googleもフォームという同様のアプリを提供しています。これらのアプリを上手に使うとNPO法人のバックオフィス事務の効率化は進むと思います。