金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

龍潭寺から久遠寺へ(2)

2017年05月30日 | ライフプランニングファイル

「つま恋」に泊まるのは初めてなので、経営母体の変更による影響は分からない。一泊二食で@8400円(Booking.com利用)程度だったので、コストパフォーマンスは良かったと思う。特にぬる目の露天風呂はゆっくり入っていられるので、のんびり過ごしたい人には向いている。

8時頃つま恋を出て、東名経由で日本平に向かった。久遠寺の約一千段の石段は聞いただけでワイフが回避したので、日本平からロープウエイで久遠寺に行くことにした。

ロープウエイ乗り場手前の高台に登ると富士山が正面に見えた。絶景だ。

ロープウエイは平日ながらツアー客で中々混んでいる。勝手な想像をすれば「井伊谷・久能山パック旅行」などというのがあるのかもしれない。

久能山東照宮は日光東照宮に較べると小振りだが、社殿・山門は美しい。

なお久能山は一時武田信玄が支配下におさめたと聞く。久能山の東には武田・今川勢が戦った薩埵峠がある。このあたりは軍事的要衝だったのだろう。

日本平を後にして車を富士川沿いの国道52号に向けた。日本平から1時間20分程度で身延山久遠寺に到着。ロープウエイ下の駐車場に車を止めてざるそばの昼食。ロープウエイで久能山奥の院に登った。歩いて登ると2時間半はかかりそうだから、このロープウエイはお値打ちだ。

奥の院手間の杉の巨木の間に富士山が見えた。

親鸞聖人はこの地から故郷の親をしのんだと聞く。山門に「思親閣」の額がかかっている。

暑い日だったが、標高1,153mの身延山に吹く風は涼しい。

ロープウエイで下山して、本堂・祖師堂・報恩閣をお参りする。

そのスケールの大きさに感嘆するしかない。

一泊二日の旅は龍潭寺に始まり、久能山を経て、久遠寺で終わった。それは天竜川下流域から富士川中流域への旅であり、武田信玄が駿河侵攻の軍を動かした道筋と重なるものだった。

駆け足旅行なので見るべきところで見落としたものも多いと思う。歴史を紐解いて理解を深めた上でいつの日かまた旅をしてみたいコースである。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

龍潭寺から久遠寺へ(1)

2017年05月30日 | 旅行

一泊二日のドライブ旅行でNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の舞台・井伊谷に旅行した。

コースの概要は西東京の自宅から環八経由東名⇒新東名⇒浜松いなさIC⇒井伊谷⇒つま恋リゾート(泊)⇒日本平・久能山東照宮⇒久遠寺⇒中央道経由で自宅へ戻るというもの。

朝9時に自宅をでると、昼食時に静岡SAに到着。ネットで調べておいた駿河亭の海鮮丼を食べた。新鮮なマグロが載りお得感ありだった。

静岡SAから浜松いなさICまでは1時間のドライブ。ICでは三遠道路を北側に出てしまうという小さなミスがあったが、無事井伊谷の到着。車を龍潭寺前の駐車場に停めてお寺を参詣。裏庭の景色は中々良い。多くの人は本堂裏から庭に正対して鑑賞しているが、書院から縦長の景色を鑑賞した方が良いと思った。書院から見ると近景は岩が多く遠景は植栽が多い。遠近感を強調していると思う。

龍潭寺の裏には井伊家代々の墓など墓石が並んでいる。

龍潭寺の前には井伊家初代の共保(ともやす)公がこの井戸から生まれたと言われている「共保公出生の井戸」というのがあった。

井戸は水田の中に50mほど伸びたコンクリートの歩道の先にある。NHK大河ドラマブームの影響で観光客は多い。

その後地域遺産センターに車を回したが、それほど見るものもないので、宿泊地のつま恋に向かう。

井伊谷から国道257号線を南下していくと「三方原古戦場」の立て札を見かけた。古戦場跡は昔立ち寄ったことがあるので今回は割愛する。

武田勢が遠江(静岡県西部)に侵攻する時取ったルートは、高遠から天竜川沿いに南下する秋葉街道(信州街道)だった。

秋葉街道に近い井伊谷を本拠とする井伊勢も武田・徳川の衝突に巻き込まれた訳だ。そして家康最大の負け戦といわれる三方原の戦いにつながっていく。

「つま恋リゾート」には時間的な余裕があったので、一般道(1号線袋井バイパス)を走った。午後4時前に掛川城を通過する。時間がないので割愛。東京を朝車で出て、井伊谷の他に観光スポットを回るのはせわしない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする