金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

高峰温泉、雪山チョイ遊びには最高の場所

2014年02月12日 | 

2月10-11日と高峰高原に行ってきた。泊まりは「ランプの宿」として名高い高峰温泉だった。私は「ランプの宿」=電気が通っていないと判断し、携帯電話の充電器を持って行かなかったが、宿に着いてみるとなんのことはない煌々と明かりがともり、看板の「ランプ」には電気のコードがついていた。まんまと温泉側のイメージ戦略に乗せられてしまった私は案外単純で騙されやすい男なのかもしれない。

さて高峰温泉はアサマ2000というファミリータイプのスキー場に隣接し、スキー場の駐車場から宿まで雪上車の送迎がある。アサマ2000の駐車場まではJR佐久平駅から車で40-50分程度だから、標高2000mの白銀の世界に簡単に行くことができる。

「スノーシューを履いて雪山を歩く」スノーシュートレッキングなる遊びが盛んになってきたのはここ15年位のことだろう。スノーシューが普及するまで標高2千メートルを超すような雪山はワカンを使う山岳人か山スキーヤーだけの領域だったが、スノーシューはそのフィールドを一般の山好きおじさん・おばさんに開放してしまった。高峰温泉はそのブームを巧みにとらえて、業容を拡大してきたのだろう。

高峰温泉には、スノーシュートレッキングの他、ゲレンデスキーやクロスカントリースキーといった運動系の楽しみの他、バードウオッチングや星の観望会といった楽しみもある。それに何といっても温泉。今回は「外気温が低すぎる」ということで閉鎖されていたが「天上の野天風呂」が楽しめる。

随分高峰温泉を持ち上げたが、本当に良い旅館だったと思う。一泊三食+夕食時のお酒で一人1.4万円はお値打ちだろう。

さて私たちの行動を簡単にまとめると次のとおりだった。

2月9日(日曜日)朝早く先発隊のUさん、Kさんが新幹線で軽井沢に行き、軽井沢からアサマ2000スキー場内宿泊施設(高峰温泉ではない)の無料送迎バスでスキー場入り。一日ゲレンデスキーを楽しんだ。なお9日は関東地方大雪の日。千葉県の戸建てに住むUさんは「雪かきを奥さんに任せて飛び出してきました。奥さん相当怒っているだろうな」と少し不安顔だった。

2月10日(月曜日)私はマイカーで所沢在住のNさんをピックアップして小諸ICを目指した。と書くと簡単に聞こえるが実は雪の影響で圏央道が閉鎖され渋滞する一般道を延々と走るなど想定外のことが起きた朝だった。それでも12時40分ごろアサマ2000スキー場到着。4人でスキーを楽しんだ。ただ午後3時ごろ新雪の中で足を強引に突っ張ったため若干私は脹脛を痛めてしまった。

Map

地図の青線はスキーで滑ったルート(リフトを含む)。赤線は翌日登った高峰山ルート。

4時15分最終のお迎え雪上車でスキー場から高峰温泉に向かった。

Takamineonnsenn

(写真は翌朝の高峰温泉)

夕食は地元の食材を活かした心づくしのものだった。

Dinner

夕食後しばらくして星の観望会。私は終わりごろちょっとだけ参加して、宿の望遠鏡を使って月のクレーターの写真を撮った。

Moon

2月11日建国記念日。今日も快晴。早朝の気温はマイナス19度。

Shijyuugara

寒い朝でも小鳥は元気。旅館の裏には餌場があり、シジュウガラやホシガラスが集まっていた。

Hosigarasu

写真はホシガラス、遠景は御嶽山(中央)と乗鞍岳(右端)だ。

さて今回のツアーの最大の目的は黒斑山に登ることだった。噴火活動のため浅間山の山頂付近は立ち入り禁止なので黒斑山が百名山の一つである浅間山の代役を務めているからだ。しかし昨日痛めた脹脛の大事をとって私は黒斑山登山は中止し、近くの高峰山を往復することにした。黒斑山には3名が挑戦。

9時過ぎの高峰温泉を出て、雪上車のわだちにそって少し歩くと、高峰山登山口に到着。

Takamineentry

高峰温泉企画の宿泊者用のスノーシューツアーの大部隊が高峰山を目指して歩き始めていたので、頑張ってその前を登ることにした。

高峰山の頂上には10時到着。

Takaminepeak

高峰山の頂上の標識(2092m)は最高点より少し南に下ったところにあった。頂上からは御嶽山・乗鞍岳・北アルプス・中央アルプスの絶景を楽しむことができた。

Onntakenorikura

写真左が御嶽山、右は乗鞍岳。

11時ごろ高峰温泉に戻り、温泉に入って冷えた体を温めた。温泉から上がり談話室の外を見ているとカワラヒラなどが餌場に集まっていた。

Kawarahira2

午後3時40分黒斑山登山の3人を乗せてマイカーでアサマ2000を後にした。黒斑山登山の話は今後ゆっくり聞く予定だが、仲間が送ってきた浅間山の写真を1枚紹介して今回のブログは終わりとする。

Asama

 

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