「展望塔」というのは某資産運用会社のホームページの中のコラムの名前である。昨日昔証券業務をやっていた連中と忘年会をやった時、U君が「私、運用会社のホームページに展望塔というタイトルでエッセーを書き始めました」と言ったので、今日覗いてみた。
某運用会社というのは中央三井アセットマネジメントhttp://www.cmam.co.jp/である。お時間のある方は立ち寄ってみてください。
「展望塔」の中に「為替レートを考える~高いマックにご用心」という記事があった。これはエコノミスト誌が発表しているビックマック指数という簡易な購買力平価を使って、主要通貨の相対価値をヒストリカルなグラフにして説明を加えたものだ。
そのビックマック指数だが、エコノミスト誌は「別のビックマック指数」というものを8月に紹介している。それはビックマック一個を買うのに何分働く必要があるか?ということについて世界73都市についてUBSがレポートをまとめたものだ。
それによるとシカゴ・東京・トロントでは12分という一番短い労働時間でビックマックを買うことができる。この後にロンドン、ニューヨーク、フランクフルト、パリが続く。ここまでは20分以内の労働でビックマックを一個買うことができる。
メキシコシティ、ジャカルタ、ナイロビでは東京の10倍以上つまり120分以上働かないとビックマック一個を買うことができない。2時間働いてビックマック一個では一日中食べ物のために働かなくてはならないことになる。因みに世界平均は37,8分働いてビックマック一個が買えるというものだ。
東京の賃金が高いのかビッグマックが安いのか?は分からないが、ファストフード愛好者には東京が世界で一番暮らしやすい街の一つであることは間違いない。
ところで先程紹介した「展望塔」、銀行系運用会社のコラムということもあってかおとなしいと思った。その内U君が健筆を振るうをことを期待している。